シャッターの修理業者の選び方は?どんなことに注意が必要?

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シャッターの修理業者の選び方は?どんなことに注意が必要?

シャッター修理の豆知識
更新日:2019/10/15

雨や風から守ってくれるシャッターですが、長年の劣化によって故障してしまう可能性も低くはありません。車庫用シャッターや店舗の開口部に使うシャッターは毎日使うシャッターなので、突然壊れたら大変ですよね。シャッターの修理業者を選ぶ際にはどのようなことポイントに気を付けて選べば良いのでしょうか? シャッターの修理業者はどのようなことをしてくれるのか、シャッター業者の種類はどんなものがあるのか、修理を実際に依頼する際に気を付けるポイントは何か、といったことをまとめてご紹介します。

 

シャッターの修理業者とは?

シャッターは、手動シャッターでも電動シャッターでもさまざまなパーツで構成されており、何が動いて作動しているのかを素人が把握するには知識が必要です。また、電動シャッターではさらに部品が精密化しているため、電気の知識なども必要になるため、そのようなシャッターに関する専門知識や電気に関する知識を持ち合わせたプロがシャッター業者です。基本的にシャッターの故障の修理や交換などの対応をしてもらえますが、中には対応の悪い業者や高額な請求をしてくるようなシャッター業者がいるため注意が必要です。

ここでは、有料シャッター業者の選び方について詳しくご紹介します。

シャッター修理で失敗しないために修理業者の種類を知っておこう

シャッターの修理業者には大きく分けて3種類の修理業者が存在します。

それぞれの特徴をまとめてご紹介しますので

1.購入したメーカーに依頼する

シャッターの設置を依頼したメーカーに依頼するという方法で、最もスタンダードなタイプになります。購入後2年から3年程度が保証以内となっているため、長期間使用しているシャッターの修理となる場合には、修理費用が高くなることがあります。

しかし、実績や対応力などは確かなので、お金を多少かけてもいいので間違いなく修理を行ってほしいという方にオススメです。

代表的な大手メーカー

それではここで日本の代表的なシャッターメーカーを3社ご紹介しますので、ご参考にしてください。

・三和シヤッター工業

三和シヤッターは、日本のシャッター業界でもシェアナンバー1を獲得しており、多くの住宅から企業までがシャッターを導入しています。全国にはメンテナンスサービスセンターが点在しているため、故障などが起こったとしても、北海道から沖縄まで24時間365日対応をしてもらえる安心の修理対応状況です。

緊急修理の対応のほか、定期点検も行っています。

三和シヤッターを設置している方は三和シヤッターにまずは頼んでみましょう。

・文化シヤッター

文化シヤッターは、三和シヤッターに次いで業界シェア2位のシャッターメーカーです。こちらも住宅から企業まで幅広く取り入れられており、文化シヤッターの特徴としては他社のシャッターやメーカーが不明なシャッターの修理や相談に対応してくれる点でしょう。

営業エリアは北海道から沖縄まであり、24時間365日対応してもらえます。

・東洋シャッター

三和シャッター、文化シヤッターに次いで業界シェア3位となっており、三和シヤッターや文化シヤッターとは異なり全国地域対応ではなくなってしまいます。

しかし、省エネ設計のシャッターや気密シャッターなど独自の技術を用いたシャッターの評判がよく企業が取り入れているシャッターも少なくありません。東京から福岡と西側へ対応しており、故障に関しては24時間365日受付を行っています。

2.修理専門業者に依頼する

修理専門業者とは大手メーカーから独立した方や、ノウハウを0から独自の技術で蓄積された職人さんのようなシャッター業者で、規模が大きくても県内をカバーできるという程度で、主なエリアは市内全域という業者がほとんどです。価格は大手メーカーよりも安く設定されていることが多く、業者によって強みが異なります。

修理専門業者を探すには、電話帳やホームページに掲載されていることが多く、電話やメールなどでお問合せをして無料見積もりをお願いすることをオススメします。

3.ネット集客専門業者(マッチングサービス)に依頼する

ネット集客専門業者とは、インターネット上でシャッターの修理専門業者を複数まとめて掲載し、お問合せのあったユーザーの地域にマッチした修理業者を紹介・周旋する業者のことを指し、マッチングサービスとも呼ばれます。

ネット集客専門業者は、修理専門業者を紹介しているだけなので、自分自身では修理を行うことはありませんが幅広い業者を構えているため非常に対応が早いことが特徴として挙げられます。

修理専門業者とネット集客専門業者を利用する注意点

また、修理専門業者ですが、大手メーカーのように一貫して同じというわけではなく、業者によって技術や応対、サービス、金額など全てバラバラなので注意が必要です。

さらに、ごくまれに、悪徳業者のような見積請求を提示してくるような業者もいるため、対応する際は細心の注意を払うようにしましょう。

失敗しない修理業者を選ぶ5つのポイント

シャッターの修理業者の種類をご紹介しましたが、選ぶポイントはどのようになっているのでしょうか? シャッターの修理業者を選ぶのに妥協しすぎて、かえって修理後も動作がおかしい、ということにならないよう「自分の中でここは譲れない」というポイントを抑えておくことをオススメします。

1.複数の業者から見積りを見比べる

シャッターの修理を行うにあたり、まずは見積もりを行うことをオススメします。そのためには、自分のシャッターがどのような部分の故障の疑いがあるかを判断できるようにしておく必要がありますので、症状を伝えて見積をお願いしましょう。見積は無料でできるため、複数の修理業者へ依頼するようにし、最低でも3社から5社程度比較できると安心して選ぶことができます。というのも、業者によっては、修理の状況を見て部品交換で十分と判断される場合と、一方ではシャッターを全交換すると判断される場合など、対応が異なるためです。

また、修理の対応のほかにもアフターサービスの有無や料金の差なども見えてきますので、複数の業者をしっかりと比較し、信頼できるかどうかを確かめておくことが大切です。

2.料金が明確である

インターネットで料金が明示されていることや、電話やメールなどで問い合わせた際にも必ず料金を伝えてくれる業者を選びましょう。修理してから最初の提示金額から料金を上乗するような業者も残念ながら存在します。

また、修理料金が技術などに見合っているかどうかも見積と合わせて確認することが大切です。

もし、上乗せされた金額で契約を行っても、8日以内であれば契約した事実を撤回できるクーリングオフ制度の対象ですので、迷わず制度を利用しましょう。

3.アフターサービスがあるかどうか

アフターサービスは修理後のトラブルなどでもすぐに対応してもらえるかどうか、という点です。修理後すぐに起きたトラブルに対して料金を取るシャッター業者も中にはいますが、選ぶポイントとしてこのアフターサービスが厚い業者を選ぶことで、修理後何かが起きても安心です。

4.緊急度で考える

もし、ガレージのシャッターが開かないまま自家用車がガレージに取り残されてしまったら……という場合、毎日利用する車が乗れなくなるのは大変ですよね。

そのような場合には、居住している地域に対応している業者で、さらにその日のうちに来てもらえる業者を探しましょう。一般的には1日か2日後に到着すると言われていますが、修理専門業者などでは即日対応を謳っている業者も少なくありません。

5.スタッフの質で検討する

ここで言うスタッフの質とは、シャッター修理業者への電話、メール対応などで誠実さ、まじめさなどが表れているかどうか? というポイントで、なんとなく不安を感じる場合には直感を信じてその業者を諦めることも大切です。なぜなら、シャッターの修理は安くないため、不安なままシャッター修理を行ってしまうのはストレスを感じるだけではなく、シャッター修理後にシャッターを使用すること自体にも少し違和感を感じてしまう(完璧に修理ができているのにも関わらず)恐れがあります。

シャッター修理の際には3時間から5時間程度の時間を要することがあるため、家の中のものが見えるのが不安である、シャッター内の小物や車、バイクなどがある場合、スタッフを信頼できるかどうかもポイントになるでしょう。

自分で修理することは可能?

そもそもシャッターは自分で修理を行うことはできるのでしょうか? スラットの交換やガイドレールの交換程度なら、やり方を調べて手順を覚えることで可能です。ただし、部品の調達から特別な工具も必要になってきます。また、修理も素人が1から行うのであればスムーズに作業が進むことも難しく、半日以上を費やす可能性もあります。

また、スラットやガイドレールの交換を行ったとしても、その部品が故障の原因ではないという場合もあります。原因の特定から部品の調達、修理、メンテナンスや調整という過程を考えると、自分で修理はやろうと思えばできますが、やっぱり業者に修理を頼むのが安心でしょう。

ですが、実際に修理業者を呼ばなくても自分でなんとかできる故障や不具合もないわけではありません。

例えば「シャッターが重たくなった」「スラットが錆びてきている」ということであれば、ガイドレールの異物や、シャッターの潤滑不足が原因となっていることもあるため、ガイドレールを綺麗に清掃し、シリコンスプレーを塗布して潤滑を良くすることで解決することもあります。

まとめ

ここまで、シャッターの修理業者の選び方をまとめてご紹介しました。シャッター修理業者の種類、選ぶポイントなどをそれぞれ解説しましたので、設置しているシャッターの状態と、料金なのかサービスなのか、どんなポイントに注目をして修理業者を選べばいいのかをきちんと方針を立ててから、修理業者を検討しましょう。

また、シャッターの修理業者へ正しく故障の症状を伝えるためにも、シャッターの構造や知識をある程度知っておくことが大切です。いつ故障するかは分からないため、今のうちからシャッター修理や業者のことを考えておくことはいざという時のためとしてやっておいて損はありません。後悔しないためにもこの記事を参考にしてみてください。

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雨宮 達夫

高校卒業後、大手シャッター会社で10年以上現場作業員として勤務していました。昔から個人でホームページを運営していたのを受けて現在はシャッターメンテナンスの管理も任されています(^_^;) なるべくわかりやすい記事にするよう努力します。

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