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シャッターの鍵が開かない・鍵が回らない原因7つと修理方法
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2021/12/16
- シャッターの鍵が開かない
- シャッターの鍵が閉まらない
- シャッターの鍵が回らない
手動シャッターや電動シャッターに限らず、急に上記のような状態となったら大変ですよね。
実は、弊社には「急に鍵が開かなくなってしまった」というトラブルも数多くお寄せ頂いています。
ここでは、シャッターの鍵が急に開かなくなった・閉まらなくなった場合の原因と修理方法をシャッター修理に長年の実績がある弊社が詳しくご紹介します。
主に原因として考えられるのは下記7つでして、それぞれについて解説をしていきます。
- 経年劣化による摩耗や錆つき
- 汚れが詰まっている
- 鍵穴の潤滑油が少なくなっている
- 内側のサムターンにずれが発生している
- シャッター本体がゆがんでいる
- そもそも鍵の種類が違う
- 鍵穴自体が故障している
本記事後半では、鍵穴のメンテナンス方法や修理方法についてもご紹介しますので、鍵穴の日々のお手入れについて参考になれば幸いでございます。
なお、鍵が原因以外のシャッターがあかない原因や対処法については下記記事でも解説しております。
目次
シャッターの鍵が開かない・閉まらない時の主な原因
それでは早速なぜシャッターの鍵が開かなくなるのか?鍵が閉まらなくなるのか?その原因について詳しくご紹介します。
原因を知ることで、日々のお手入れ方法の理解や修理方法を明確にすることにもつながりますので、ぜひチェックしてみてください。
経年劣化による摩耗や錆つき
手動シャッター、電動シャッターに限らずシャッターの鍵穴は、鍵穴の中(シリンダー)が経年劣化と共に摩耗しやすく錆つきが発生します。
これにより、鍵と鍵穴の中が噛み合わなくなり、鍵が開かないという状態に至るのです。
また、手動シャッターの場合には、鍵をかけた際に中の細いスプリングが突っ張ることで鍵の役割を担っているのですが、このスプリングが折れてしまっている可能性も考えられます。
シャッターの耐用年数は、10年〜15年と言われていますが、使用頻度や状況によっては先に鍵穴が劣化してしまうことも多々あります。
このようにシャッターの鍵穴は、経年劣化と共に摩耗し錆ついてしまうのです。
汚れが詰まっている
鍵穴は、室外に面していることが多く雨風にさらされているため、鍵穴に汚れや異物、ゴミがつまりやすいのも特徴です。
異物やゴミが鍵穴に詰まってしまうと、当然鍵穴の動きが悪くなります。鍵穴は非常に複雑な構造をしているため、少し汚れや異物が詰まるだけでも、すべりが悪くなり鍵穴がうまく回らないという事態に。
そのため、鍵穴の汚れや異物を数年に一度は、スポットメンテナンス等で取り除く必要があります。
鍵穴の潤滑油が少なくなっている
シャッターの鍵が開かない原因には、鍵穴にゴミや汚れが詰まっているという理由のほかにも、鍵穴に塗られている潤滑油が少なくなってしまうという原因も考えられます。
もともと、シャッターの鍵穴には潤滑油と言って、鍵との噛み合わせを良くして、すべりを改善するために専用の油が塗られています。
しかし、この潤滑油も経年劣化と共に少なくなってしまい、鍵のまわりが悪くなり、鍵が開かないトラブルにつながる場合も。
これらを改善するためには、定期的に鍵穴に潤滑油を吹きかけてあげることが必要です。
内側のサムターンにずれが発生している
シャッターの仕組みとして、サムターン(内鍵)がついています。
長くシャッターを使っていると外鍵とサムターンにずれが発生してしまい、鍵がしっかり奥まで入らずうまく回せないということが起こります。
シャッター本体がゆがんでいる
シャッター本体がゆがんでいることで鍵がうまく回せないということもあります。
施錠する際の仕組みは下記のようになっていますが、シャッター本体やガイドレールにゆがみが生じることでラッチが収納できず鍵を閉められない原因になります。
- シャッターの両端から留め金が飛び出る
- ガイドレールに収まってかんぬきをかける状態にする
この場合、パッと見てゆがみがわかる可能性もありますが、根本的な原因は別にある可能性もあるため、個人での修理は難しいです。
そもそも鍵の種類が違う
シャッターをいくつも管理している場合、そもそも鍵を間違えてしまって鍵が回らないということもあります。
当然のことですが、合わない鍵で無理に回そうとしてしまうと鍵穴がおかしくなる危険性もあるので、複数のシャッターを管理してる時はしっかり見分けがつくようにしましょう。
鍵穴自体が故障している
シャッターの鍵穴の汚れを取り除き、潤滑油も定期的に吹きかけているのに鍵が開かないという場合には、鍵や鍵穴が壊れている・変形している可能性もあります。
鍵穴や鍵が故障している場合には、自分で修理する方法もありますが、それはおすすめできません。
鍵穴の修理は専門的な知識や技術が必要になります。知識や技術を保有していない状態で修理をしようとすると、かえって状態を悪化させてしまうことも。
鍵穴が故障している場合には、迅速にシャッター修理業者、もしくは鍵穴修理の専門業者に依頼しましょう。
シャッターの鍵が開かない・閉まらない時に自分でできる修理方法
ここでは、シャッターの鍵が開かない場合の自分でできるメンテナンス方法について解説します。
ここで、ご紹介するメンテナンス方法を定期的に行うことで、シャッターの寿命を遅らせることができますし、長く愛用することも可能。
また、シャッターの鍵が開かないなどの場合にも、これからご紹介するメンテナンス方法を実践すれば改善する場合もあります。
逆に言えば、メンテナンス方法を実践しても不具合が解消しない場合には、迅速にシャッター修理の専門業者に依頼しましょう。
鍵穴の汚れを落としましょう
シャッターの鍵穴は、ほこりやゴミ、異物が詰まりやすい構造です。不具合を防ぐためには、歯ブラシ等で綺麗に汚れを落とすのがポイント。
歯ブラシなら誰でも気軽にメンテナンスできるためおすすめです。
鍵穴のゴミを掃除機で吸い取る
シャッター鍵穴のほこりやゴミ、異物を歯ブラシで取り除いても、鍵穴奥にある汚れや異物は除去できないのが現実です。
そのような場合には、鍵穴に掃除機のノズルを向けて鍵穴のゴミを吸い取るのもおすすめのメンテナンス方法。
掃除機を活用することで、ほとんどの汚れやゴミを吸い取ることが可能に。
鍵穴に潤滑油を吹きかける
シャッターのメンテナンス方法に、ご家庭でも気軽に用意できる「シリコンスプレー」をガイドレール等に吹きかけるメンテナンス方法があります。
シリコンスプレーは、吹きかけることで滑りを良くする効果があり非常に便利です。
それだけに、シャッターの鍵穴にもシリコンスプレーを吹きかけてしまう方がおりますが、これは絶対にNG。
シリコンスプレーをガイドレールに吹きかけるのは良いのですが、鍵穴に吹きかけてしまうと鍵穴に油が付着し、その油にゴミやほこり、異物がくっついてしまうのです。
それが原因で、鍵穴が故障してしまうこともあるため、おすすめできません。
鍵穴の滑りを良くするためには、「鍵穴専用のスプレー」が市販されていますので、そちらを購入し、吹きかけると良いでしょう。
鍵穴専用スプレーであれば、シリコンスプレーとは違い、時間が経過しても故障するということがありません。
鍵穴専用スプレーはネット通販等でも購入可能ですので、一度使用してみるのも良いですね。
鉛筆を活用する
鉛筆の芯は黒鉛を含んでおり、金属部分に付着すると潤滑剤の役割を果たします。
そのため、潤滑剤をすぐに準備するのが難しいという場合は、
- 鉛筆で鍵の溝のくぼみ部分を鉛筆で黒く塗る
- 鍵穴に鍵を抜き差しする
ことで鍵が回るようになることがあります。
作業が終了したらティッシュでしっかり拭き取るのを忘れないようにしましょう。
鍵の修理をシャッター業者に依頼したときの費用相場は?
鍵穴への潤滑剤の塗布等の部品交換の伴わない工事でしたら10,000円ほどで、鍵ユニットの交換ですと20,000円~30,000円といったところです。
注意していただきたいのが合鍵の作製です。合鍵の作製は独立系のシャッター修理業者は請け負わないのでメーカーもしくは鍵屋さんに直接依頼しましょう。
弊社でも時々相談されるのですがシャッターの鍵を複製するとなるとメーカーに発注することになり、余計なコストがかかってしまうのでその場合はメーカーもしくはホームセンターを紹介しております。
費用の決まり方の詳細内容は下記にまとめてありますのでこちらも参考にしてください。
それでも鍵が開かない場合は専門業者に依頼しよう!
ここまでご紹介したシャッターの鍵穴メンテナンス方法で、鍵が開かない状態が改善しない場合には、シャッター修理業者か鍵穴修理の専門業者に依頼しましょう。
鍵穴の故障か鍵の寿命がきている場合があり、鍵穴の交換がおすすめです。自ら鍵を交換することも可能ですが、専門的な知識が必要なため、業者にお願いした方が間違いありません。
弊社は、シャッターの鍵穴修理の実績も多く、シャッターに取り付けられている鍵ユニットを交換することが可能です。そのほかにも、鍵穴のメンテナンスをして欲しいなどのご依頼にも対応できますので、ぜひお気軽にお申し付けください。
まとめ
今回はシャッターの鍵が回らない、鍵が開かない・閉まらない時の原因と対処法について解説をしてきました。
おさらいすると原因として考えられるのは下記7点になります。
- 経年劣化による摩耗や錆つき
- 汚れが詰まっている
- 鍵穴の潤滑油が少なくなっている
- 内側のサムターンにずれが発生している
- シャッター本体がゆがんでいる
- そもそも鍵の種類が違う
- 鍵穴自体が故障している
自分で対処できることもありますが、無理にやろうとするとかえって被害を大きくしてしまうこともあります。
修理業者もうまく活用しながら解決をしていきましょう。
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