シャッター修理の費用の中の技術料とは?

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シャッター修理の費用の中の技術料とは?

シャッター修理の豆知識
更新日:2021/04/07

シャッターの見積り内容によく技術料という項目があると思います。シャッター業界(というより建築業界)の方以外にはあまりわからないようなのでこちらで簡単に説明します。

見積りの中の技術料とは作業費のこと!

正直に言うと技術料は各社で定義が異なりますが一般的には作業費のことです。請求額のうち、材料費(仕入れ費用)以外の費用と定義してもいいかもしれません。なんでわざわざ技術料なんて表現を使うかというとかっこいいからです!もう少し言うとシャッターの専門知識を持った作業者が行う作業の費用ということを伝えたいのだと思います。誰でも出来る作業ではなく有資格者が行っているということを強調してよりお金を取りやすくするための表現だと解釈すれば良いです。
技術料以外のシャッター修理のお見積り内容は下記で詳しく説明してあります。よろしければ参考にしてください。

シャッター修理の平均費用・相場について

30分で終わるシャッターの調整に技術料20,000円は高くない?

30分の作業で20,000円・・・。つまり時給40,000円!いくらなんでもボッタクリでしょ。と時々クレームをいただくことがあります。お気持ちは痛いほどわかります。ただ言い訳をさせてください。なにもシャッター職人は時給40,000円貰っているわけではないのです。現場の作業で30分だとしても現場までいく交通費、集客するための広告費、職人の人件費など目に見えない経費がかかっております。

技術料の中身をもう少し詳しく

技術料についてですが少し言葉を変えると「技術と専門知識があるシャッター修理職人を現場まで来てもらい、シャッターの故障原因の調査を行った上で修理作業を行ったことに対する対価」となります。現場で30分の作業をするためにシャッター職人もいろいろな準備があるのです。まずひとつの現場にシャッター職人を手配する場合、移動を含めて基本的に2時間は時間を確保します。またあまり馬鹿にならないのが集客コスト。一般的なシャッター修理業者は一つの仕事を受けるにあたって5,000円以上の集客コストを負担しています。もう少し細かい項目を出すと、ガソリン代、車、事務所、事務員の維持費など間接費をまるっと含めて技術料という項目にまとめています。

高いか安いかは比較しないとわからない

各社ごとに収益構造が違うため、もうここまでくると最終金額で判断してもらうしかないというのが現状です。つまりは依頼する側からすると他社と相見積もりをとることでしか料金の妥当性を確かめることはできないと思います。ただシャッター修理会社の目線でお話しますと20,000円以下の工事はその場で決めていただいてほしいという気持ちがあります。前述の通り現場に向かうコストも相応のものがかかっていますので20,000円以下の工事で現場を2度くることになるとほぼほぼ赤字です。^^;

出張費無料という罠

「出張費無料」と謳う会社は多くありますが実際には技術料の中に加算されています。正確に言うと「成約に至ったお客様の技術料の中に」出張料は含まれます。つまり、事前に徴収しないだけで最終金額の中には出張費は入っているということです。「出張費無料の業者だから出張費分、出張費をとる業者より安い」というのは大きな間違いです。むしろキャンセルされた人の分の出張費も間接的に負担する分出張費無料の業者の方が高い可能性があります。正確に出張費無料のシャッター業者のメリットを表現するなら「無料で現場まで来て見積りをしてくれるので見積りをとるのにリスクが少ない」という感じです。リスクが少ない分、料金は高くなる傾向にあるというと世の中はバランスしているのがわかりますね。

まとめ

シャッター業界というか建築業界における技術料について簡単にまとめました。覚えておいてほしいのがシャッターが壊れたという問題を専門家が現場まで来て解決するということに対して技術料というのが発生しているという点です。高い安いは個人の感覚に依存するので不安に感じる方は相見積りを行って適正価格を調べることにしましょう。

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鹿島 創一

シャッターの大手メーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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