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技術料とは何か?シャッター修理作業の流れに合わせて解説
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2024/07/23
シャッターが何らかの理由によって故障してしまった場合、早急に原因の特定と対処が必要になります。自分で対処できない場合には、専門の修理業者に依頼して対応してもらう必要があるでしょう。シャッターの修理を依頼するときには、修理費用が不安要素になります。
特に修理費用の内訳に入っている「技術料」は、何のための料金なのか分からない人が多いでしょう。技術料は多くの業界で使用されていて、シャッターの修理作業においても適用されています。こちらではシャッター修理作業における技術料の基本と、費用相場などを解説します。
目次
技術料とは何か
技術料とは、特別なスキルを用いて作業を行う業者に対して支払う料金です。特定の領域におけるプロが何らかの作業をする際に、対価として支払うのが一般的です。専門知識・技術を持つ人材を雇用している企業に依頼する場合、費用の内訳に技術料が含まれているケースがあります。
例えば自動車業界であれば車検を行う整備士の技術料、医療業界であれば薬剤を調合する薬剤師への技術料などが発生します。これらの技術料は適切なサービスを提供するうえで必須のものであり、正当な料金形態として認められています。
車検での技術料の例
例えば車検での技術料には、保安基準に適合させるために必要な整備にかかる費用などが含まれています。車検時には車のあらゆる部分をチェックし、最適な整備を見極めて実行することが求められます。この作業を行える自動車整備士の技術に対して、技術料が発生します。
自動車整備士が車検時に対応する作業は多く、エンジンオイルやブレーキオイルの交換・タイヤ交換・ライトの点検および交換など、その内容は多種多様です。これらの作業をすべて的確にこなすには、高度な技術と豊富な知識が求められます。そういった人材を企業が確保できるように、サービスの利用側は技術料を支払う必要があります。
薬局での技術料の例
薬局で薬を処方してもらう際にも、薬代の他に技術料が発生することがあります。この技術料は、薬剤師が処方箋に基づいて薬を準備したり、服薬指導をしたりするのにかかる料金として設定されています。薬剤師も特別な知識と技術を持つ役職であり、専門資格を取得した人しか対応できない業務を担当します。
特別な技術力が求められるため、技術料として必要なコストを支払うのが基本です。薬剤師は薬の調合だけでなく、患者さんのさまざまな相談に乗ることも仕事に含まれます。そういったサービスを提供してもらうためにも、技術料は必要となるでしょう。
シャッター修理における技術料とは
シャッター修理における技術料とは、各社で定義が異なりますが、一般的には作業費のことを指します。シャッター修理を依頼した際の請求額のうち、材料費(仕入れ費用)以外の費用と定義してもいいかもしれません。なぜわざわざ技術料という表現を使うかというと、「かっこいいから」という理由があります。
その他、「シャッターの専門知識を持った作業者が、実際に行う作業にかかる費用」という点を、明確にすることも技術料の役割と言えます。誰でも出来る作業ではなく、有資格者が行っているということを強調して、正当な金額を請求できる仕組みにもなっています。
技術料以外のシャッター修理のお見積り内容は、下記で詳しく説明してあります。よろしければ参考にしてください。
シャッター修理の技術料に含まれる項目例
シャッター修理の技術料には、主に以下の項目が含まれます。
- 交通費用
- 集客費用
- その他間接費用
それぞれの項目の詳細を、以下で解説します。
交通費用
シャッター修理における技術料には、技術者が現場に到着するまでの交通費用が含まれています。厳密には、「技術と専門知識があるシャッター修理職人を現場まで来てもらい、シャッターの故障原因の調査を行った上で修理作業を行ったことに対する対価」となります。現場で30分の作業をするために、シャッター職人はさまざまな準備を行います。
ひとつの現場にシャッター職人を手配する場合、移動を含めて基本的に2時間程度は確保します。そういった準備にかかる時間もまとめて、技術料として換算されるケースが多いです。
集客費用
シャッター修理の技術料には、サービスを提供するうえで欠かせない集客コストも含まれています。一般的なシャッター修理業者は、ひとつの仕事を受けるにあたって、5,000円以上の集客コストを負担しています。集客にかかるコストは必要経費であるため、シャッターの修理業者が活動を続けていくうえで欠かせません。
そういった作業を継続していくためのコストを賄うためにも、技術料が必要とされています。
その他間接費用
シャッター修理の技術料に含まれる項目を細かく確認すると、ガソリン代・車・事務所・事務員の維持費などの費用も発生しています。これらは事業を行うための「間接費」となり、交通費用や集客費用と同様に必須のコストになります。
しかし、各項目を請求書に掲載すると、内容がわかりづらくなるうえ、「なぜ支払う必要があるのか?」と顧客と揉める原因になる可能性があります。そこで多くのシャッター修理業者が、技術料の中にその他間接費用をまとめて請求し、スムーズなやり取りができるように備えています。
シャッター修理の技術料について知っておきたいこと
シャッターの修理を依頼する際に発生する技術料については、いくつか知っておくべきことがあります。事前に技術料についての知識があれば、なぜその金額になったのか納得したうえで支払いができます。逆に技術料に対する知識が不足していると、「不当な請求ではないか」と疑ってしまい、シャッター修理業者とトラブルになる可能性もあります。
納得してシャッター修理を依頼できるように、技術料に関する基本的な部分を確認しておきましょう。
30分の作業に技術料20,000円は適切なのか
例えばシャッター修理に30分程度の作業時間がかかった場合、20,000円程度の費用がかかるケースがあります。20,000円、貰う側の時給にすると40,000円という金額は決して安くないため、「いくらなんでもボッタクリでしょ」と時々クレームをいただくことがあります。お気持ちは痛いほどわかります。
しかし、先に解説したように現場の作業が30分だとしても、現場までいく交通費、集客するための広告費、職人の人件費などのコストが発生しています。その点を考慮すると、仮に30分の作業に技術料20,000円かかったとしても、決して不当な請求には当たらないと言えます。
高いか安いかは比較して判断する必要がある
各社ごとに収益構造が違うため、もうここまでくると最終金額で判断してもらうしかないというのが現状です。つまりは依頼する側からすると、他社と相見積もりをとることでしか料金の妥当性を確かめることはできないと思います。ただシャッター修理会社の目線でお話しますと20,000円以下の工事はその場で決めてほしいという気持ちがあります。
前述の通り現場に向かうコストも相応のものがかかっていますので、20,000円以下の工事で現場を2度くることになるとほぼほぼ赤字です。
出張費無料という罠に気をつける
シャッターの修理費用で「出張費無料」と謳う会社は多くありますが、実際には技術料の中に加算されています。正確に言うと、「成約に至ったお客様の技術料の中には出張料が含まれる」という形になります。つまり、事前に徴収しないだけで最終金額の中には、出張費が入っているということです。
「出張費無料の業者だから出張費分、出張費をとる業者より安い」というのは、大きな間違いです。むしろキャンセルされた人の分の出張費も間接的に負担する分、出張費無料の業者の方が高い可能性があります。
正確に出張費無料のシャッター業者のメリットを表現するのなら、「無料で現場まで来て見積りをしてくれるので見積りをとるのにリスクが少ない」となります。リスクが少ない分、料金は高くなる傾向にあるため、バランスが取れているとも言えるでしょう。
技術料を正しく理解してシャッター修理を依頼しよう
シャッターの修理費用には、技術料と呼ばれる項目が発生します。技術料は決して意味のないものではなく、専門的な作業を行ううえで欠かせないコストになっています。シャッター修理だけでなく、自動車業界や医療業界など、さまざまなシーンで技術料の支払いが行われています。
そのためシャッターの修理時に技術料を請求されたとしても、悪意のある行為ではありません。その点を誤解してしまうと、シャッターの修理を行ってから費用の件で業者とトラブルになる恐れがあります。この機会に技術料の基本と必要性を確認し、納得してシャッターの修理を依頼できるように備えましょう。
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