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中古のシャッターってあるの?
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2019/03/01
目次
中古品でいいので安くシャッターを修理してもらいたいんだけど・・・
この質問よくお客様に聞かれるのですが、シャッターに関していうと中古市場はありません。というかシャッターの中古品そのものがないというべきですね。理由はコストパフォーマンスが悪いからです。
シャッターはオーダーメイドの一点物!他の場所に流用は利きません!
シャッターはスラット(シャッターカーテン)、駆動機構(スプリングシャフト、モーター)で構成されています。シャッターを取り付ける取付口は現場によって様々です。なのでシャッターのスラットは現場の寸法に合わせて工場でカットします。縦横10mmずれていればスラットは設置出来ませんので基本的に不要になった中古のスラットは倉庫に確保せず、すぐに処分します。これはメーカーでも独立系のシャッター修理業者も同じです。いつ使うかわからない中古のスラットを錆びないように管理して置いておくスペースはこの狭い日本にはないのです。スプリングシャフト(バネ)も同様で、スプリングシャフトは設置する際に幅に合わせてカットします。そのため中古の流用が難しいです。
それでも中古モーターくらいは流用できるでしょ?
確かにモーターくらいでしたら他の部品に比べて互換性はあります。実際「とにかくすぐに動かしてほしい」という要望があった時、自社でもっている中古?のモーターを設置することは極稀にあります。ただこれは本当に仮の処置でその後に新規のモーターを設置します。基本的にシャッターで一番に故障するのはスプリングシャフトやモーターの駆動機構です。そのため中古のモーターというのは寿命の近いモーターということになります。いつ壊れるかわからない中古のモーターをつけてもクレームの温床にしかならないので中古のモーターを販売するということもシャッター業者はやりません。
安くシャッター修理を行うにはどうすればいいの?
いくつかコツはあります。「複数業者に相見積もりを取る」「予算ありきで業者に相談」辺りは必ず実践しましょう。こちらにもシャッター修理を安く済ませるコツをまとめてあります。
まとめ
中古のシャッター市場は日本には存在しない シャッターの中古品は汎用性が低いので実用的ではない シャッター修理を安く済ませたいのなら別の方法で
鹿島 創一
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