日本のシャッターメーカーまとめ

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日本のシャッターメーカーまとめ

シャッターメーカー
更新日:2021/11/16

シャッターの修理や交換を検討している方に向けて、日本にある大手シャッターメーカーの情報をまとめました。

メーカーのホームページをみても問い合わせ先がわかりにくいこともあるのでこちらを参考にしていただければと思います。

 

三和シヤッター工業株式会社

特徴

業界トップシェアを誇る日本最大のシャッター会社です。時々テレビでCMもしているので全国的な認知度も高いです。国内で最大のシャッター会社ということでこちらのシャッターがすべての基準になる感じで、このシャッターは三和シャッターのものより高いとか安いというように評価の基準になることが多いです。工場や倉庫など大型の重量シャッターに特に強いです。またゼネコンとの関係も密接で商業施設のシャッターの大体が三和シャッター製です。個人よりも企業受けを重視している傾向にあります。玄関ドアや自動ドア(ミリオン自動ドア)なんかも幅広くやっている会社です。

HP

http://www.sanwa-ss.co.jp/

連絡先電話番号

0120-3030-17

文化シヤッター株式会社

特徴

業界2位のシャッター会社です。こちらは店舗や住宅向けの軽量シャッターが強いです。また緊急修理対応にも力を入れているので修理の際のトラブルも少ないです。新設部隊と修理部隊が結構明確に分かれており、修理やアフターフォローに力を入れています。そのせいか修理に関しては(メーカーにしては)リーズナブルに行ってくれます。三和シャッターとは熾烈なシェア争いを行っており、三和シャッターにあるものは大抵似たようなものが文化シヤッターにもあります(ex静々動々と小町様など)。シャッターを新設する際に大手メーカーを経由したいならこの2社で相見積もりをとって両者を戦わせるのはいい手だと思います。

HP

http://www.bunka-s.co.jp/

連絡先電話番号

0120-365-113

東洋シャッター株式会社

特徴

業界3位のシャッター会社です。関西より西側にシェアが多いです。倉庫の電動シャッターなど重量シャッターが得意なジャンルですね。

省エネで安全な高速開閉と断熱パネルで倉庫や工場内の冷気(団旗)の漏れを最小限に抑え、センサーをガイドレールに搭載することで安全性を高めている技術があるほか、袖扉連動シャッターによる、避難扉が必要な地下街の防火区画や階段室などに袖扉連動シャッターを設置することで、固定柱をなくし、広々とした空間を実現できます。災害や火災時は降下中のシャッターによって挟まれることを防ぐ装置が標準搭載されていて安心です。

関西方面で結構強いシェアを誇ります。シェアが3位とはいえ2位との差は結構あります。価格は三大メーカーの中では一番目に優しい価格を提示してくれることが多いです。

HP

http://www.toyo-shutter.co.jp/

連絡先電話番号

0120-49-1080

株式会社LIXIL鈴木シャッター

特徴

もとトステムであるLIXILと鈴木シャッターが合併した会社です。窓のシャッターなどのエクステリアはLIXIL(トステム)。車庫などは鈴木シャッターがもとの製品となっています。2018年に鈴木シャッター部分が三和シャッターに吸収されるということで話題に。もともとOEMで三和シャッターを多く使っていたという経緯もあります。ただLIXIL製は家庭用窓シャッターが多いのでシャッター修理業者的には身構えてしまいます。

窓シャッターの修理をシャッター修理業者が嫌う理由

HP

https://www.lixil-suzuki.co.jp/

連絡先電話番号

03-3944-1111

株式会社横引シャッター

特徴

横に引くタイプのシャッターをメインに制作している東京にあるシャッターメーカーです。横引きシャッターは病院の受付なんかに使われているシャッターをイメージしてもらうとわかりやすいです。横引きシャッターは曲線スペースにも設置が可能な上、中間に柱を立てずに1枚のシャッターで50メートル以上の設置ができ、有効スペースを活用できます。そのため、個性を出したい場合は一度検討してみると面白いです。ちなみに三和シャッターや文化シヤッターも独自の横引きシャッターはラインナップにあります。個人的に昔のホームページが好きでした。

近年では防犯、防災、働き方改革の取り組みなどが注目されています。

HP

https://www.yokobiki-shutter.co.jp/

連絡先電話番号

03-3628-4500

金剛産業株式会社

特徴

日本で初めてオーバードア(オーバースライダー)を紹介した会社です。シェアでこそ三和シャッターに遅れを取りますが、工場、倉庫、車庫など幅広いタイプのオーバードアを取り扱っています。部品の流通やオーバードアの仕組みが他と少々違うので金剛産業製のシャッターは金剛産業さんに修理を依頼するのが一番です。というかできる独立系のシャッター修理業者を私は知りません。^^;

オーバードアは設置も高額ですがメンテナンスも高額になることが多いです。メーカーもいろいろ個性を出していますので設置前にシャッター業者に一度相談することをおすすめします。

また、「KMS(コンゴー メンテナンス サポートシステム)」による製品納入後の使い勝手や故障の有無など、購入後にしっかりサポートを受けるシステムがあります。

これによって修理・点検・メンテナンスだけではなく、万一のトラブルの際にも日本全国をカバーするサービス網によってオーバードアの標準部品は5日以内に納入、24時間のトラブル対応、KMSのトレーサビリティ(物品の追跡可能な状態)などの魅力的なサポートが、さまざまな利用者からの信頼を得ています。

オーバースライダーのシャッターの価格や構造・活用方法を解説

HP

https://www.kongo.net/

連絡先電話番号

0120-699-899

株式会社日本シャッター製作所

特徴

ホームページがすごい!

一般的な軽量手動シャッター、電動シャッター、重量シャッター、重量電動シャッター、パイプシャッターなどを取り扱っており、防煙・防火など用途に合わせてご注文可能です。

シャッターだけではなく防犯・防炎に特化したセキュリティシステムとして暗証番号搭載で鍵のかけ忘れの心配のない自動ロックや、降下中のシャッターの座版センサーに人や物が触れると、停止して事故を未然に防ぐ安全なシステムがあります。このシステムがあることによって、シャッターの損傷をふせぎ、寿命も延びることが明らかになっています。

また、学校などで扱われているシャッターなどでは、防火装置、閉鎖機能があり強制的に降下するシャッターに対し児童が挟まれることや、自動がくぐり抜ける行為を防止する「くぐり抜け防止装置」を開発し、降下中のシャッターが信号を受けると、シャッターの閉鎖面(シャッターが降下する面)を遮断する垂下部材を備えています。

さらに、修理も行っており、関東だけではなく全国に代理店を設けているため、下記のホームページから確認しておきましょう。カタログの送付も受け付けています。

HP

http://www.nihon-shutter.co.jp/

連絡先電話番号

03-3726-4800

株式会社代和産業

特徴

東京に構えるシャッターメーカーです。ビルや店舗、工場や倉庫などで扱うシャッターへの取り組みの評価が高く、劇場や公会堂など、舞台と観客席の間をマジ切る可動式のシャッターや、重量貨物の荷揚げを行う埠頭倉庫などで必要なシャッターなど、さまざまな施設で活躍できるシャッターを提供しています。

また、近年の取り組みではMEGADOOR(メガドア)の取扱い開始が注目されており、MEGADOORは、主要な用途として航空機用格納庫扉(民間・軍事用)、産業用(工場等大型開口部用)扉、造船所用扉、航空宇宙ロケット格納庫扉等に対応しているとてつもない巨大なシャッターです。

メンテナンスも24時間体制で受け付けており、通常点検、定期点検などがあります。

HP

http://www.omata-s.co.jp/

連絡先電話番号

03-3905-6271

 

東工シャッター株式会社

特徴

通常の一般家庭用の巻き上げタイプのシャッターだけではなく、「イスターカーテン」と呼ばれる透明シャッターで注目されている企業です。店舗、幼稚園・学校、病院・福祉施設に多く利用されており、全国各地で施工実績があります。

主にアルミニウム合金の材料を使った建材商品、シャッターの開発や生産を行っており、扉の開閉を可能にする部品としてハタ蝶番(チョウバン)が知られています。東工シャッターは、日本で初めてアルミニウム押出合金製の全面蝶番(ゼンメンチョウバン)開発に成功したとして知られており、その新しい技術を使用し、アルミ製折れ戸に採用し、イスターカーテンは2014年にグッドデザイン賞に輝くなど、実績は確かです。

カタログはホームページからダウンロードすることができ、それぞれのシャッターの特徴は企業のYouTubeからご覧いただけます。

HP

https://www.toko-ss.co.jp/

連絡先電話番号

0778-62-1122

 

小松電機産業株式会社

特徴

シャッターメーカーでも顧客満足度の高いメーカーで、日本各地に支店を構えています。

インターネットとモノを繋げるIoTの取り組みを行っており、遠隔地からシャッターの情報を把握し、設定をスマートフォンで簡単に変更できるなど、最新技術に特化しています。

それだけではなく、シャッター自体の性能も高く、高速・静音・高耐久という特徴があり、例えば開閉速度は業界最速の3.2m/秒とかなり速いです。

屋外向けのものでは、風や気圧に強いパイプ式のものがあり、耐風、耐圧、防塵、防風、防寒(暖)、防虫と非常に快適に使えます。

またシャッター特有の衝突に弱いと言われている部分についてはパイプクッション構造を採用しているため、衝撃をやわらげ破損を防止し、メンテナンスのコストを抑えています。

カタログはPDFで閲覧することができます。

HP

https://www.komatsuelec.co.jp/index.html

連絡先電話番号

050-3161-2490

株式会社ユニフロー

特徴

開口部に特化したメーカーでシャッターだけではなくドア、スリットカーテン、ペットドア、などを全国に展開しています。店舗向け、工場向けそれぞれニーズに合わせた商品があり、家庭向けのものはドアのみとなっていますが、シャッターの性能は非常に良いです。

コンパクトなパイプ式シャッターから、意匠性の高い室内向けの小型シャッターまであり、いずれも衝突のダメージ軽減や、コンパクト、気密性に保たれています。

食品工場、物流施設、店舗のバックヤード、化学薬品工場などでご利用いただけます。

カタログはPDFで閲覧することができます。

HP

https://www.uniflow.co.jp/

連絡先電話番号

03-5719-6700

メーカーによる価格の違い

私の20年程度の知識でいうとシャッターの新規設置は三和シャッターが最もリーズナブルな傾向にあります。
シャッターに限りませんが部材の原価は流通量に反比例します。そういう意味では日本ではトップシェアの三和シャッターが最も安価にシャッターを提供できる素地があります。

一方でシャッターの修理となると文化シャッターがリーズナブルです。(というか三和シャッターが高いとも・・・)
これは業態による違いのせいでもあるのですが文化シャッターは修理専門の子会社を抱えており、会社的に力をいれている感じです。
最近は三和シャッターはゼネコンと組んで商業施設等のシャッターの新規設置に力を入れていて、文化シャッターはご家庭のガレージやエクステリア周りをターゲットにしている傾向があります。

ただシャッター工事は時期によって価格を大きく変わりますので価格にこだわるのでしたら相見積もりをして見積を戦わせるのがベストです。下記に一般的なシャッター工事の費用相場をまとめましたので参考にしてください。

シャッター修理の平均費用・相場について事例別に解説

おすすめのシャッターメーカーは?

好きなメーカーを選んでください。
シャッターは構造が単純なので各メーカーで特色を出すのが難しい商品です。
各社の商品ラインナップも酷似しており、三和シャッターにあるものはほぼ間違いなく文化シャッターにもあります。(ex静音シャッターの「御前様」と「静々動々」)
それでも迷うようでしたら「三和シャッター」と「文化シャッター」の見積もりをとり、より安い方をえらぶと良いでしょう
理由としては流通量が多いので価格がこなれている点と、基本的にどの業者でも対応可能(部品調達が出来る)という点でメンテナンス性も高い点が挙げられます。
前述のとおり、シャッターは機能やデザインで差別化ができないので価格で選ぶことが一番満足度が高い選択になると思います。

まとめ

日本の主だったシャッターメーカーをまとめました。シャッターの操作方法や修理依頼でメーカーに問い合わせたい場合は参考にしてください。

どこが良い、悪いというより、それぞれが特徴を持ったメーカーになりますのでご自身にあったシャッターメーカーを選びましょう。(玉虫色の結論)

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鹿島 創一

シャッターの大手メーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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