シャッターの材質による違いを徹底比較

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シャッターの材質による違いを徹底比較

シャッター修理の豆知識
更新日:2021/04/08

シャッターの材質にどんなものがあるの?

シャッターはスチール(カラー鋼板、鉄など)、アルミ、ステンレスなどでできています。オーバースライダータイプの一部のモデルでは木製のものあるようですが10年以上シャッターに携わっていますが見たことありません。

シャッターの材質による違いは?

シャッターの材質によって「価格」「デザイン性」「腐食耐性」が変わってきます。それぞれの長所と短所は下記の通りです。

スチール(カラー鋼板、鉄など)

長所:価格が安い
短所:錆にちょっと弱い

アルミ

長所:スチールに比べて腐食しにくい。デザインに高級感がある。
短所:価格がとても高い

ステンレス

長所:材質の中で最も腐食しにくい。デザインも最も高級感がある(メーカー談)
短所:価格がとんでもなく高い

シャッターのおすすめの材質は?

デザインを考えなければスチール一択です。腐食耐性ですが、今のスチールはコーティングが優秀で滅多なことでは錆びません。皆さんご存知の自動車もスチール製です。10年で錆びてますでしょうか?デザインは流石にアルミ、ステンレスの方が高級感はでます。ただしスチールに比べて価格はアルミで1.5倍以上、ステンレスで2倍以上になります
シャッター工事に費用相場は下記にまとめましたが基本的にスチールの価格が基準でアルミやステンレスの場合部材費が1.5倍以上に膨れ上がります。

シャッター修理の平均費用・相場について

あまりにも価格が違いすぎるので沿岸部で塩害による影響がある場合以外はスチールを基本に提案し、高級感のあるデザインをご要望の方にはアルミをおすすめします。また腐食耐性を求めてアルミを選択するようなことはしないほうが良いです。アルミ製のシャッターといってもアルミ製はスラット部のみなのでその他の部品はスチール製となります。シャッターで最も不具合が出る昇降機構(スプリングシャフトなど)がスチール製なのでシャッターの寿命自体はスチール製もアルミ製もあまり変わりません。ステンレス製はフルステンという選択肢があるので塩害対策としては優秀です。ですがお客様の中にはスチールのシャッターをつけてだめになったら新しいスチールシャッターをまたつけるという選択を取る方もおります。個人的に賢い選択だと思います。

アルミ製だと上げ下げが軽くなるという嘘

アルミはスチールに比べて軽いのでシャッターの上げ下げが軽くなると考える方が時々いますが、これは誤りです。シャッターの上げ下げはスプリングシャフトの調整に依るためです。手動シャッターの上げ下げを軽くしたいのならスプリングのテンションを強めればよいだけで、材質による影響はありません。またアルミ製のシャッターのスプリングシャフトはスチール製のものより小さなものを使用していますのでバネの力がより使えるということもありません。寿命が長いということもありません。

まとめ

シャッターの材質は「スチール」「アルミ」「ステンレス」

シャッターの材質による違いは「価格」「腐食耐性」「デザイン性」

価格差がありすぎるのでデザインに納得出来るならスチール製一択!

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鹿島 創一

シャッターの大手メーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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