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【三和・文化対応】電動シャッターが下がらない!電池交換とリセットを試そう
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2021/11/12
- 電動シャッターが下がらない…
電動シャッターを使ってる方のほとんどがこの問題に直面したことあるのではないでしょうか?
修理相談でも多くあるのがこの電動シャッターが「上がるが下がらない」、「ボタンを押し続けなければ下がらない」という相談です。
そして電動シャッターが下がらない原因の多くが「電池切れ」であるケースがほとんどです。
自分で電池交換をすればすぐ済むものの悪徳業者につかまってしまうと電池交換だけで多額を請求される…なんてこともあります。
そこで今回は電動シャッターが下がらない時にまず試して頂きたい電池交換、そして電池交換後にやって頂く必要のあるリセット方法について解説をしていきます。
三和シャッター、文化シャッター、東洋シャッターなど様々なシャッターがありますが、上記ケースは共通してまず電池交換することがおすすめですので是非参考にして頂ければと思います。
目次
電動シャッターが下がらない時は電池交換することで解消することあり
冒頭でも書いている通り、電動シャッターが下がらない・閉まらない…というトラブルに見舞われた時にまずやってみるべきことは『電池交換』です。
シャッター下部に設置されている障害物感知装置の電池が切れていることでシャッターが下がらないというケースが非常に多いからです。
次に紹介する手順を参考にまずは電池交換を試してみましょう。
手動シャッターが下がらない場合は別の原因
電動シャッターが下がらないという時は電池切れである可能性が高いのですが、手動シャッターや雨戸シャッターの場合は電池がないので電池切れである可能性はゼロです。
手動シャッターの場合は、「異物が挟まってる」「シャッターが変形する」などの要因によって下がらなくなってしまうことがあるので、その原因と対策について下記記事で紹介しています。
電動シャッターの場合でも電池交換をしてもシャッターが閉まらないという場合は上記記事を参考にまずは自分で原因を確認すると業者との話がスムーズになるのでおすすめです。
シャッターの電池交換をする方法
上記で電動シャッターが下がらない時はまず電池交換をしてみることとさらっと書きましたが、正直電池交換をどのようにやるのかわからない方も多いかと思います。
そこで電池交換をする方法について解説をしたいと思いますが、シャッターの種類によっても電池交換の方法が異なりますので、代表的な各シャッター毎にどのように電池交換ができるのか紹介していきます。
文化シャッターの電池交換方法
文化シャッターの電池交換方法は下記となっています。
- スイッチボックスのフタを開け、ワイヤレス押しボタンスイッチ セレアーキが落下しないよう軽く抑えながら、上下のねじをプラスドライバーで外します。(ねじを落としてなくさないようご注意ください)
- スイッチボックスを取り外します。(枠やフタごと)
- 裏面の電池フタのねじを 2 ヶ所外してフタを開け、新しい電池と入れ替えます。
- スイッチボックスを、取り外しと逆の手順で元の状態に戻します。
引用元:文化シャッター
三和シャッターの電池交換方法
三和シャッターの電池交換に関しては、カード型リモコンと送電機の電池交換それぞれについて解説をします。
カード型リモコンの電池交換方法
(1)取り付けフックがついている場合は、まずフックを外してください。
次に、送信機裏面の□部(交換時押す)を右図のようにボールペンのような先の細いもので押してください。(2)電池ブタが少し出てきたことを確認し、電池ブタの先をつまんで引き抜いてください。
※電池ブタを強引に引き抜きますと破損しますので、ご注意ください。(3)操作スイッチ(表)面が電池の“+”になるように電池ブタにセットし、送信機に押し込んでください。
引用元:三和シャッター
カード型リモコンの電池交換方法については、三和シャッターの公式YouTubeチャンネルで動画で確認することもできます。
送信機の電池交換方法
続いて三和シャッターの送電機の電池交換方法は下記の通りです。
(1)電池蓋の固定ネジをコインやドライバーなどで回し、古い電池を取り外してください。
(2)次に新しい電池を「+-」の向きに注意し正しくセットしてください。また、送信面の汚れも拭き取ってください。
引用元:三和シャッター
LIXILのシャッターの電池交換方法
続いてLIXILのシャッターの電池交換方法について見ていきます。LIXILは電池タイプによって電池交換方法が異なります。
太陽電池タイプの場合
太陽電池タイプの場合については下記の通りです。
太陽電池表面の汚れをふき取り、壁スイッチの開または閉を押し続けて、太陽電池が明るい位置に来るように動かし充電します。
※充電が完了すると自動的に閉ランプ(緑)は 解除されます。
引用元:LIXIL
乾電池タイプの場合
乾電池タイプの場合は、スイッチの緑のランプまたは電池切れ表示ランプが点滅している時が電池交換のサインです。
- 単4アルカリ乾電池(1.3V)3本を交換してください。電池ケースのフタを手前に引いて外します。
- 幅木の下のセーフティリターンセンサー(ゴム)を指で押してください。
- 壁スイッチのブザーが鳴り、異常表示ランプが点滅することを確認してください。
- 停止ボタンを押して異常表示ランプとブザーを解除してください。
※解除できない場合、ブレーカーを下げて電池を抜いて修理依頼をしてください。引用元:LIXIL
シャッターの障害物感知装置は法令で義務付けられているので電池交換は必須
シャッターをつかわないからといって電池切れの状態で放置してしまうのはよろしくありません。
障害物感知装置といって、安全装置の一種で赤外線センサーで障害物を感知し、障害物を感知している場合はシャッターの動作を止める働きがあります。
シャッターの障害物探知装置は法令で義務化されたのでどの電動シャッターにも設置されています。電池が切れた場合はしっかり電池交換するようにしましょう。
シャッターの電池交換方法が明確にわからない場合の対処方法
もし上記を見てもシャッターの電池交換方法がわからない場合はメーカーに聞きましょう。
独立系の業者に聞いても良いですが教えてくれるかは分かりません。メーカーは製造責任があるので懇切丁寧に説明してくれます。ただでさえ大金をだしてシャッターを取り付けたのですから利用してもらって問題ありません。
なお、メーカーとしては一年に一回は電池交換が必要と意見もあります。長く電池交換をしていない場合は早めに電池交換をするようにしましょう。
シャッターは電池交換後にリセットが必須
シャッターは電池交換をした後そのまま使うのではなくリセットする必要があります。
三和シャッターと文化シャッターについてリセット方法を下記で解説しますので、電池交換をした際はしっかりとリセット作業まで行うようにしましょう。
三和シャッターのリセット方法
三和シャッターの電池交換後のリセット方法は下記の通りです。
(1)電池交換後、座板スイッチが完全に接地するまでシャッターを閉め切ってください。
(2)シャッターを開閉し、全閉時正常に停止し、症状が改善していることを確認してください。
【注意】
送信機の電池は、使用しなくても消耗しますので、定期的な交換が必要です。引用元:三和シャッター
三和シャッターを使っていて、シャッターが下がらないなど修理したいとなることもあるかと思いますが、DIYとしてできることは電池交換など限られたもののみです。
下手にシャッターをいじってしまうと現状よりも修理費用が多くなってしまいますので、知識が浅はかな方は無理に色々いじるということはしないようにしましょう。
文化シャッターのリセット方法
文化シャッターに関しては、シャッターの機種ごとにリセット方法が異なります。
「軽量シャッター電動式の停電時の手動操作について」にてシャッターの種類ごとにどのようにリセットできるのか確認することができるので確認してみてください。
9種類の方法で書かれていますので、閉まらない電動シャッターの機種を確認した上で電池交換後にしっかりリセット作業をしましょう。
電動シャッターが下がらないという症状が改善しない時の最終手段
シャッターの電池を交換しても電動シャッターが下がらないという症状が改善されない場合、あきらめてシャッター修理業者を探すのが賢明です。
一般の方がシャッターを修理しようとするには危険が部分が多いです。下記でシャッター修理業者の選び方のコツを解説しておりますので参考にしていただけると詐欺業者につかまるということには至らないと思います。
またシャッターが下がらない時、シャッター業者に修理を頼んだ時の費用相場は下記にまとめてあります。
電池交換の場合は足代くらいなので5000円程度になると思います。ただし症状を電話で聞いた時点で電池交換を試してもらうので依頼になることはほとんどありません。
まとめ
今回は主に電動シャッターが下がらない時の対策として、シャッターの電池交換やリセット方法について解説をしてきました。
電動シャッターが上がるけど下がらないというのはシャッター業者は耳にタコが出来るくらいよく聞く内容です。そのたびに電池交換を試して下さいと説明してきました。
なにも分からずシャッター修理業者を呼んで電池交換で数万円も取られる危険性もありますので、業者に連絡する前に自分で試してみましょう。
親切な業者は丁寧に説明してくれるのですが、中には電池交換で高額を請求する悪徳業者もいるので注意しましょう。
鹿島 創一
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