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手動シャッターを電動化したい!後付け方法・費用・DIYと業者の違いを徹底解説
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2025/12/27

毎日のシャッターの開け閉めに、負担を感じている方は少なくないでしょう。朝晩の開閉作業で腰や膝に痛みが出たり、雨の日に濡れながら操作したりと、手動シャッターにはさまざまな不便があります。
実は、今お使いの手動シャッターをそのまま電動化できる方法があることをご存じでしょうか。
本記事では、シャッター電動化の具体的な方法や費用相場、DIYと業者依頼の違いなどを詳しく解説します。電動化の方法を正しく理解して、あなたに最適な方法を見つけましょう。
手動シャッターの電動化でお悩みなら、全国対応・年間1,000件以上の施工実績を持つ日本シャッターメンテナンスにお気軽にご相談ください。現地調査・お見積りは無料で対応しております。
目次
シャッターを電動化すると何が変わる?よくある悩みと電動化のメリット

毎日のシャッターの開け閉めが重く感じるようになったら、電動化を検討するタイミングかもしれません。手動シャッターはスプリングの経年劣化によって、使用年数とともに開閉動作がどうしても重くなっていきます。
腰や膝が悪い方やご高齢の方にとっては、毎日の作業が辛く感じることでしょう。「雨の日や夜間に外へ出て開閉操作をしたくない」との声も多く聞かれます。
手動シャッターと電動シャッターの違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | 手動シャッター | 電動シャッター |
|---|---|---|
| 操作性 | 開閉に力が必要 | ボタン・リモコンで操作可能 |
| 静音性 | ガラガラと大きな音が出る | モーター駆動で静か |
| 防犯性 | 鍵のみで施錠 | 自動ロック機能付きも選択可能 |
| 開閉スピード | 人力で差が出る | 一定速度でスムーズに開閉 |
電動シャッターのメリットは、開閉作業の負担がなくなることです。スイッチやリモコン、スマートフォンでの操作が可能になり、高齢者や女性でも簡単に扱えます。
また、電動化すれば室内からボタン一つで操作できるため、天候や時間帯を気にする必要がなくなります。ガレージシャッターであれば、車から降りずに開けられる利便性は、一度体験すると手放せなくなるでしょう。
さらに、モーターが一定の力で巻き上げるため部品への負荷が均等になり、シャッター本体の寿命を延ばす効果にも期待できます。
電動化できるシャッターの種類(窓・ガレージなど)

電動化に対応できるシャッターは、主に窓シャッターとガレージ・軽量シャッター(車庫・店舗・倉庫用)の2種類です。
窓シャッターは、住宅の窓に設置されている小型のシャッターです。軽量なアルミやスチール製が多く、電動化キットを使ったDIYでも比較的取り付けしやすい特徴があります。最近では、防犯や台風対策として電動化を希望される方が増えています。
ガレージ・軽量シャッターは、車庫や店舗、倉庫などに設置されている巻き上げ式のシャッターです。窓用より大型で重量がありますが、モーター付きシャフトへの交換によって電動化が可能です。
一方で、電動化できないシャッターも存在します。シャッターボックスが開閉できない構造の場合や、著しく老朽化してスラットに変形・サビが生じている場合は電動化が困難です。
また、片手で開閉できないほど重くなったシャッターは、電動化しても障害物感知装置が正常に作動しないリスクがあります。いずれにせよ、まずは専門業者に状態を詳しく確認してもらうことをおすすめします。
手動シャッターを電動化する方法は2種類

手動シャッターを電動化する方法は、以下の2通りです。
- 通常のスプリングシャフトをモータ付きのスプリングシャフトに交換する方法
- スプリングシャフトにモーターを取り付ける方法
前者がシャッター業者に依頼した場合の方法で後者がDIYキットで自分で電動化する場合の方法となります。
既存のスプリングシャフトを活かせる分、モーターを取り付ける方法の方が安価にできます。しかし工事の難易度が上がるのでDIYにたけていないとそもそも実行することが難しいでしょう。
もし自分で対応することに不安がある方は、相場より安価でシャッターを電動化できる日本シャッターメンテナンスへご相談ください。
通常のスプリングシャフトをモーター付きに交換する方法(業者へ依頼)
DIYではキットの対応範囲を自分でチェックし、工具を準備して施工します。ミリ単位の調整や配線処理など、ある程度のスキルが求められる点に注意が必要です。
業者に依頼する場合は、スプリングシャフトそのものを丸ごと交換することが多く、確実な仕上がりが期待できます。しかし工事費用がかさんだり、業者のスケジュール次第では施工までに時間がかかるケースも少なくありません。
なお、日本シャッターメンテナンスでは、電動化工事を119,000円から承っております。各エリアに営業所を構える地域密着型サービスを提供しており、最短30分でのスピード対応が可能です。
大手シャッターメーカーの下請けも担当しており、メーカー品質の施工をより安価に提供できます。また、国内全メーカーに対応し、メーカー保証に加えて1年間の施工保証もお付けしています。
現地調査・お見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
スプリングシャフトにモーターを取り付ける方法(自分でDIY)
費用を重視し、ある程度の作業に挑戦したい方にはDIYキットがおすすめです。市販の電動化キットを購入すれば、既存のシャッターにモーターを後付けする形で電動化が可能です。キットの価格は6万円程度で、必要な工具はプラスドライバーやニッパーなど基本的なもので対応できます。
一方で、安全性や施工後のメンテナンスを重視するなら、初期費用が高くても業者への依頼が安心です。DIYでは買ってきたキットが自宅のシャッターに合わなかったり、取り付けがうまくいかなかったりする失敗も起こり得ます。
とくにシャッターが古い場合は要注意です。経年劣化が進んだシャッターにDIYキットを取り付けても、障害物感知装置の調整が困難で不具合を起こしやすくなります。電動化したいシャッターが古い場合は、まずシャッターそのものの交換を検討するのが良いでしょう。
手動シャッターを電動化するときの価格は?

これはシャッター業者に頼む場合と自身でDIYする場合とでは大きく変わります。
ざっくりと費用感を示すと以下の通りです。
| パターン | 価格 |
|---|---|
| シャッター修理業者へ頼む場合 | 15万円~20万円 |
| 自分でDIYする場合 | 6万円程度 |
業者に頼むのであれば電動化するときの価格はメーカーやシャッターのサイズによりますが車1台分の手動シャッターを電動化する場合15万円〜20万円程度になります。
自身でDIYする場合は電動化キットが60,000円程度で購入可能ですので、自信の手間賃を含めないならば60,000円程度で電動化できます。
下記に弊社が手動シャッターを電動化した施工事例の一部をまとめています。こちらも参考にしてください。
部品代だけでは測れないコスト
DIYの場合、モーターやギアといった主要パーツだけでなく、固定用のボルトや工具、電源の確保に関する付帯部品を揃える必要があります。さらに、施工中にシャッターを一時的に外したり支えたりするための器具も必要になるケースがあります。
安全確保のためのヘルメットや手袋、軍手、脚立など、トータルで見ると意外な出費が重なることも多いです。
業者依頼での費用の内訳
業者に施工を任せると、シャッター本体やモーター、施工費、人件費、交通費、撤去費などがかかります。中には「既存シャッターを解体して新しい電動シャッターを設置する」プランを提案されることもあり、この場合はさらに費用が高くなることがあります。
追加工事として、防犯センサーやリモコン操作に対応するための部品をつける場合は、別途オプション費用が発生するケースも少なくありません。
電動シャッターの費用相場について詳細は下記にまとめてありますのでこちらも参考にしてください。
シャッターの電動化をプロにお願いするメリット・デメリット

シャッターの電動化をプロにお願いするメリット・デメリットを確認してみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・確実に電動化できる ・シャッターの状態に合わせた最適な提案を受けられる ・施工後の保証 ・アフターサポートがある ・安全装置の調整まで対応してもらえる |
| デメリット | ・DIYより費用が高い(15万〜20万円程度が目安) ・既存シャッターの撤去費用が別途かかる場合がある ・業者選びに時間がかかることがある |
プロに任せれば、電動化工事の失敗や取り付け後の不具合などのリスクを避けられます。
電動シャッターには障害物感知装置など安全に関わる機能があり、これらの調整には専門知識が必要です。確実に電動化できるメリットを考えれば、費用以上の価値があるといえるでしょう。
シャッターの電動化をお考えなら日本シャッターメンテナンスへ!

シャッターの電動化は、専門知識と経験を持った業者に依頼すると、安全かつ確実に実現できます。
日本シャッターメンテナンスは、シャッター業界で15年以上の経験を持つ技術者が在籍し、三和シャッター・文化シャッター・東洋シャッターをはじめとする国内全メーカーに対応しております。
当社の強みは、メーカー品質の施工をメーカーより安価に提供できる点です。大手シャッターメーカーの下請け業務も担当しており、技術力に関してはメーカーと遜色ございません。
電動化工事は119,000円から承っており、メーカー保証に加えて1年間の施工保証をお付けしています。
対応エリアは全国で、最短30分で現場におうかがい可能です。現地調査・お見積りは無料ですので、シャッターの電動化をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。
弊社で担当したシャッターの電動化事例

弊社で担当したシャッターの電動化事例は、後日掲載予定です。
自分でシャッターを電動化するならどう工事する?

電動化工事するには「スマートガレージキット」などのDIYキットの商品を利用します。1から自分で部品を調達するには、電気工事士の資格が必要になるなど、初歩からでは困難です。また、商品によってはオーバードアタイプのシャッターには取り付けができないなど、取り付けできるシャッター、取り付けできないシャッターと差がありますので必ずホームページなどを見てから注文をしましょう。
一般的には巻き上げ式の手動シャッターではDIYできるキットが多く販売されています。電動化キットの内容は、電動化に必要なモーターやギアなどの部品で構成されたキットとなります。
シャッターケース内に取り付けられるため、省スペースなものも多く、資格が必要な電気工事が不要です。ドリルに穴をあけてボルトで固定し、AC100Vのコンセントがあれば問題ありません。
電動化の工事方法
電動化キットを使って工事を行う手順をご紹介しますが、商品によって手順は異なりますので、あくまでも大まかな手順となります。詳しい手順は電動化キットを購入し、取扱説明書をよく読んでから工事を行うようにしてください。
また、自分で電動化キットを使って工事を行う場合、簡単といえども十分な作業スペースを確保し、安全に気を付けて作業するようにしてください。
- シャフトに穴をあけて、ブラケットを取り付けます。
- ブラケットの位置を調整し、ブラケットを固定します。
- 配線通し用の穴をあけてブラケットを外します。通線ワイヤーをシャフト内に通します。
- 通線ワイヤーの末端にモーターの配線を固定する
- 邪魔になった通線ワイヤーをシャッターの外に出します。
- モーターを組み立てて、シャフトに設置します。
- モーターにつけるギアを組み立てます。
- モーターにギアを取り付けます。
- カバーを装着します。
- 配線を行い、配線はスイッチ基盤に接続します。(このときモーターの取り付け位置によって配線の接続が異なる場合があります。)
- スイッチ基盤を固定し、カバーを取り付けます。
これで完了となります。ボタンで行うタイプのものもあれば、スマートフォンアプリで行うものもあります。
電動化キットでDIYするメリット・デメリットは?
手動シャッターを自分で電動化できる、電動化キットがあります。これを買ってくれば、DIYでシャッターを電動化できるのです。
ただし、シャッターを格納する箱が天井に埋め込まれているタイプには対応していない、シャッターの巻き上げ部分が対応していない場合もあります。
もちろん、シャッターを格納する箱を自分で開けて、巻き上げシャフトを設置し電源をつなぐなどの工事を自分でしなければなりません。
また、停電時には手動シャッターと同じような軽さで開閉できますので、災害などのときでも簡単に開閉できます。自分で工事する分低価格になりますので、業者に依頼すると数十万円かかるところを数万円で対応できるでしょう。
もし、DIYをする自信がない場合は、電動化キットを業者に取り付けてもらう方法がおすすめです。電動化キットを製造する会社によっては、取り付け工事もやってくれるところがあります。
そのような業者に依頼すれば、その電動化キットが自宅のシャッターに適合しているか、価格はいくらくらいになるかを見積もってくれます。
さまざまなメーカーのシャッターに汎用的に使える電動化キットを取り付けてもらうことで、一般的な電動シャッターに取り換えるよりも安く済みますし、業者に工事してもらえるので安心です。
シャッターの電動化に関するよくある質問

ここでは、シャッターの電動化に関するよくある質問へ回答します。
- シャッターを電動化してから何年くらい使える?
- シャッターの電動化に補助金・助成金・火災保険は使える?
- 戸建てでも賃貸でも電動化できる?
シャッターを電動化してから何年くらい使える?
電動シャッターの設計耐用年数は、軽量タイプで約10年、重量タイプで約15年が目安とされています。耐久回数は軽量電動シャッターで5,000回、重量電動シャッターで10,000回の開閉が目安です。1日2回程度の使用であれば、耐用年数いっぱいまで使用できる計算になります。
ただし、もともと古くて重くなったシャッターを電動化した場合は、この限りではありません。老朽化したシャッターは障害物感知装置の適応調整が難しく、電動化後1〜3年程度で不具合が発生する確率が高まります。
電動化前にシャッター本体の状態を確認し、必要に応じて交換を検討するのが大切です。
シャッターの電動化に補助金・助成金・火災保険は使える?
シャッターの電動化単体に対する国の補助金制度は、現時点では設けられていません。ただし、断熱窓リフォームとセットで電動シャッター付きの窓に交換する場合は、「先進的窓リノベ事業」の補助金対象となる可能性があります。
また、自治体独自の補助金制度が設けられている場合もあるため、お住まいの市区町村のホームページを確認してみてください。
火災保険については、電動化工事そのものは補償対象外です。ただし、台風や強風による破損、火災による損傷など自然災害が原因の場合は、修理費用が補償される可能性があります。経年劣化による故障は対象外となることが多いため、加入中の保険会社への確認をおすすめします。
戸建てでも賃貸でも電動化できる?
戸建て住宅であれば、シャッターの電動化は基本的に問題なく行えます。シャッターを設置するスペースとコンセントがあれば、DIYキットでも業者依頼でも対応可能です。
賃貸物件の場合は、大家さんやオーナーの許可が必要です。シャッターの電動化は建物の設備変更にあたるため、無断で工事を行うとトラブルの原因になります。事前に相談し、許可を得てから工事を進めてください。物件によっては、オーナー負担で電動化してもらえるケースもあります。
シャッターの電動化を自分でやるのが不安ならプロへ依頼しよう

シャッターの電動化を検討する際、「古くなって重くなったシャッターをそのまま電動化したい」とのご相談をいただくことがあります。しかし、古いシャッターをそのまま再利用して電動化する方法には注意が必要です。
たとえば、障害物感知装置は、シャッターの下降時に人や物を検知して自動停止する安全機能です。古く重くなったシャッターでは、感知装置の適応調整が困難で、誤作動や不具合が発生しやすくなります。電動化が実現できたとしても、1〜3年程度で「開閉途中で止まる」「動かなくなった」などのトラブルが起きる確率が大幅に上昇するのです。
「古いシャッターでもそのまま電動化できます」と強引に勧めてくる業者がいたら、一歩引いて他の業者にも見積りを依頼しましょう。シャッターの状態によっては、電動化よりも新規交換のほうが長期的にはお得になるケースも少なくありません。
日本シャッターメンテナンスでは、お客様のシャッターの状態を正確に診断し、最適な方法をご提案いたします。無理な電動化はおすすめせず、必要に応じてシャッター本体の交換もご案内しております。現地調査・お見積りは無料ですので、電動化をご検討中の方はお気軽にご相談ください。
出張費、見積無料、相見積もりも歓迎します!
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