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電動シャッターの価格について相場や仕様による違いをプロが解説
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2025/06/05
電動シャッターの導入を考えているけれど
「価格が高いのではないか」
「メンテナンスが大変なのではないか」
というお悩みをお持ちの方も多いのでないでしょうか。確かに、電動・自動シャッターは手動に比べると「リモコン」や「モーター」がついているため、設置価格は割高です。
とはいえ、電動・自動シャッターならではというメリットやデメリットも存在しますので、ぜひご覧になって下さい。
店舗入り口や開け閉めの多い出入り口などでは、電動・自動シャッターの方が、かえって開閉効率が良くなり価格以上にお得な場合があります。
ここでは、シャッター修理業者として長年の実績のある弊社が電動シャッターにおける値段とメリット、デメリットについてご紹介します。
目次
電動シャッターの値段や価格はどのくらい?

自動シャッターや電動シャッターの設置費用は、シャッターを設置する開口幅やシャッターの素材によって変動します。
一般的なご家庭のガレージに採用するシャッターの開口幅は、3mであることが多いですが、工場のような出入りが頻繁で搬入する荷物が多い場合には、開口部が5mほどの場合があります。
また、シャッターの素材には主に「スチール」・「アルミ」・「ステンレス」の大きく分けて3種類が存在します。
スチール製は、安価で導入しやすいため多くのご家庭や店舗で導入されています。安価な分、素材として錆に弱いのが特徴です。
アルミ製は、スチールに比べて腐食しにくい特性がある分、価格が高いです。
ステンレス製は、シャッターの材質の中で最も錆びにくく、見た目も高級感があるためデザイン住宅や店舗等幅広く導入されています。価格についても、材質の中でもっとも高いです。
このように、電動シャッターは素材や設置場所によって価格が決まるのです。
電動シャッターの設置価格の相場は、以下の通りです。
<電動シャッターの設置価格相場>
- 小型電動シャッター 10万円〜
- 中型電動シャッター 20万円〜
- 大型電動シャッター 40万円〜50万円
- アルミ素材の電動シャッター 70万円〜
上記に示した価格はあくまでも目安であり、ステンレス素材で開講幅が広いなど、条件によっては最大で200万円近くまで価格が跳ね上がることもあります。
電動シャッターのメリット・デメリットとは?

一般的に電動シャッターは、設置価格が高いというデメリットがありますが、それ以外に導入することで得られるメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
電動シャッターのメリットとは
電動シャッターの最大のメリットとは、「自動で開閉できる点」です。
電動シャッターは、ボタンやリモコン操作によって開閉できるため、都度手で開け閉めする必要がありません。
当然のことですが、出入りの多い場所では手動で都度開け閉めをしていたら面倒ですよね。また、車に乗ったままリモコンで開け閉めできるモデルもあるため、スムーズな車庫入れも可能に。
この快適さの本当の凄さは体験してみないと分からないと思います。
長いことシャッター業界にいますが手動シャッターから電動シャッターに交換する方は多くいらっしゃいますが電動シャッターから手動シャッターに変える方はほとんどいません。
また防犯という観点からしても、手動シャッターと比較してこじ開けづらいという点があります。
電動シャッターは、モーター制御で動いているため、ボタン操作をしない状態では非常に重く、開け閉めがしづらいです。
高級住宅地では、ステンレス製の自動シャッターの導入が多いですが、これは高級感が演出できるほかにも防犯上でも役に立つからです。
さらに、電動シャッターは手動シャッターと比較をしても圧倒的に閉めたときの「ガシャン」という騒音が少ないです。
モーターの駆動で、一定のリズムで開閉するため非常に静か。
住宅地や商店街などでは、シャッター音による騒音トラブルに発展することもありますから、そのような点で重宝しますね。
電動シャッターのデメリットとは
電動シャッターのデメリットですが、まずは「設置価格」です。どうしても、モーター制御で開閉を行うため、部品代が高まりそれに応じて設置価格が上がります。
これは電動シャッターを導入する以上は仕方がないことですが、どうしても予算を抑えて電動シャッターにしたいという方は、今ある手動シャッターを後付けで自動化することも可能。
この場合、静音性は手動シャッターのままとなってしまいますが、比較的リーズナブルにシャッターの自動化ができてしまいます。
そのほかの電動シャッターのデメリットは、停電や故障の際は、場合によってはシャッターそのものを開けられなくなってしまうことがあります。
対策としては、電動シャッターを導入する際に、電源が停止しても手動に切り替わるものを選ぶと良いでしょう。
手動に切り替えることができれば、万一自然災害等で電源が停止しても安心ですね。
また、手動で電動シャッターを開閉するときの注意点ですが、必ず電源をOFFにしてから開閉しましょう。
手動で開閉をしている最中に、ふいに電源が入ってしまうと危険を伴います。
電動シャッターをやむを得ず手動で開閉する場合には、「停電時」や「故障時」のみにすることが重要です。
またシャッターの電源を戻すときは、完全に手動による開閉が終わってからにしましょう。
後付けで電動シャッターにする方法
すでに手動シャッターを使用している場合でも、「後付け」で電動化することは可能です。専用のモーターキットを取り付ける方法や、シャッター本体をまるごと交換する方法など、複数の選択肢が存在します。コストや施工内容が大きく変わるので、予算と快適性のバランスを考えながら検討しましょう。
後付けモーターキットの概要
後付けモーターキットとは、既存の手動シャッターにモーターや駆動部品を取り付けることで、自動開閉を可能にするものです。新品の電動シャッターを一から設置するよりも安く済む場合が多く、工期も比較的短期間で完了します。
ただし、シャッター自体が劣化している場合は、モーターを取り付けても十分な性能を発揮できないことがあるため注意が必要です。現地調査でシャッター本体やレールの状態を確認し、必要に応じて部品交換や補強を行う必要があるかどうかを判断してもらいましょう。
後付け工事の注意点
後付けで電動化する際には、電源の確保も重要になります。シャッターボックス付近にコンセントがない場合、新たに配線工事が必要になるかもしれません。また、遮断機やブレーカーの容量も確認しなければならないケースがあります。モーターが稼働する際に電力を大きく消費するため、既存の配電設備で対応可能かどうかを専門業者にチェックしてもらうことが望ましいです。
さらに、後付けモーターキットは静音性において専用設計の電動シャッターに及ばない可能性があります。後付けの場合、モーターとシャッター本体の組み合わせが最適化されていないケースもあるからです。費用を抑えたいのか、より快適性を重視するのか、目的に合わせてプランを検討しましょう。
▼手動シャッターを電動化する際の価格について!
電動シャッターを長く使うためのメンテナンス術
電動シャッターは導入後に定期的なメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に防ぎ、快適な使用感を長く維持できます。手動シャッターよりも部品点数が多い分、チェックすべき項目や交換時期を把握しておく必要があります。ここでは、一般的なメンテナンスのポイントを挙げます。
定期点検と清掃
シャッターのレール部分に砂やホコリが溜まると、開閉時に異音や抵抗が生じやすくなります。電動シャッターの場合はモーターにも負担がかかるため、定期的にレール内を掃除し、潤滑スプレーなどで可動部をメンテナンスすることが推奨されます。
また、シャッターボックスの内部に落ち葉や蜘蛛の巣などが堆積していることもあるので、年に一度程度は業者に点検を依頼すると安心です。
異音や不調を感じたら早めの点検を
モーターの駆動音が普段と違う、開閉時に金属音が大きくなったなど、わずかな異変が出た段階で業者に相談しましょう。
部品の損傷が軽微なうちに対応できれば、大がかりな修理を回避できる可能性が高まります。特に長期間使用しているシャッターほど、摩耗が進んでいる部品があるかもしれません。動きが悪いのに無理に稼働させ続けると、故障リスクが急激に高まるので要注意です。
まとめ
電動シャッターの導入は、確かに費用がかかります。しかし、費用だけで設置を考えるのではなく、導入後の利便性や効率化も考慮しましょう。
ガレージに車を出し入れするたびに、手動で開閉していてはやや面倒ですよね。ストレスが少ない生活に大きく貢献しているのが電動シャッターなのです。
電動シャッターは、設置費用や交換費用がかかりますが、それ以上にメリットも大きいもの。
弊社では、シャッター修理業者として手動シャッターから電動シャッターへの変更実績も多く、15万円より承っております。
中間業者を挟まないため、スムーズな設置と低価格を実現しています。シャッター設置や交換、修理でお困りの方は、ぜひ一度無料相談へご連絡ください。
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