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シャッターが防犯対策に適する5つの理由|選び方・導入時の注意点も紹介
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2025/10/07
昨今はさまざまな防犯対策が登場していますが、その中でも有効な対策の一つがシャッターです。この記事では、シャッターが防犯対策に適している5つの理由を解説します。また、シャッターを選ぶ際のポイントや費用相場もまとめて取り上げるため、シャッターの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
シャッターに関する不安や疑問を抱えている場合は、日本シャッターメンテナンスにお任せください。日本シャッターメンテナンスは年間1,000件以上の施工実績を誇っており、国内全メーカーのシャッターに対応可能です。
相見積もりも歓迎しているため、興味を持った方はぜひ一度お問い合わせください。
防犯目的でシャッターを導入する必要はある?
結論から述べると、防犯を目的としたシャッターの導入は、近年その必要性が高まっています。侵入窃盗や侵入強盗などの刑法犯認知件数は、1996年から2002年にかけて上昇していましたが、2003年から減少傾向が続き、2021年には戦後最少となりました。
しかし、その減少傾向は終わりを迎え、2022年からは3年連続で増加し、2024年には前年と比較して4.9%も件数が増加しました。加えて、近年は闇バイトによる悪質な強盗事件が多発し、警察庁から注意喚起が出されるほどの社会問題となっています。
そのため、自身の財産と命を守るためにも、シャッターをはじめとする防犯対策を積極的に講じるべきといえるでしょう。
シャッターの防犯効果|空き巣防止にも適する5つの理由を紹介
防犯対策としてシャッターが有効である主な理由は、次のとおりです。
- 侵入に時間がかかるため空き巣に嫌われやすいから
- 見た目の威圧感で「狙われにくくなる」から
- 衝撃音や動作音で周囲に気づかれやすいから
- 長期不在・留守でも家の中の様子が外から確認しづらいから
- 補助錠・防犯カメラなど他の防犯グッズと組み合わせやすいから
以下では、それぞれの理由の詳細について解説します。
侵入に時間がかかるため空き巣に嫌われやすいから
シャッターが防犯対策として有効な理由として、侵入に時間がかかる点が挙げられます。空き巣の侵入経路はいくつかありますが、その中でも多いのが住宅素材の中で最も脆弱な素材、ガラスが使用されている窓です。
シャッターを導入すると、空き巣は窓ガラスを破壊する前にシャッターをこじ開けなければなりません。作業に時間がかかると、それだけ犯行現場を見られるリスクが高まるため、結果的に空き巣から敬遠されるようになり、被害に遭うリスクを減らせます。
見た目の威圧感で「狙われにくくなる」から
空き巣に対して威圧感を与えられる点も、シャッターが防犯対策として有効な理由の一つです。シャッターが導入されていない窓の場合、中の様子がうかがいやすい、破壊しやすいなど空き巣にとって犯行を起こしやすい条件が揃っているため、空き巣のターゲットにされる可能性が高いです。
シャッターが導入されている窓の場合、シャッターを介して「この家は防犯対策をしっかりしているぞ」と空き巣にプレッシャーを与えられるため、犯行を諦めさせる抑止力が期待できるでしょう。
衝撃音や動作音で周囲に気づかれやすいから
防犯対策としてシャッターが有効な理由として、衝撃音や動作音で周囲に気づかれやすい点も挙げられます。空き巣の多くは、犯行現場を見られないためにできる限り素早く、そして目立たないように活動しています。
しかし、シャッターが導入されている場合、シャッターを破壊、開閉する際に大きな音が発生するため、静かに行動するのが困難です。その結果、周囲の人間に犯行現場を見られるリスクが高まるため、空き巣に対する強力な抑止力となります。
長期不在・留守でも家の中の様子が外から確認しづらいから
長期不在、あるいは留守でも家の中の様子が外から確認しづらい点も、防犯対策としてシャッターが有効な理由です。空き巣の多くは、実際の犯行の前にターゲットの家の下見を行い、主に以下の情報について確認します。
- 侵入経路
- 家族構成
- 住人が不在の時間帯
これらの情報は、主に窓から中の様子をうかがうことで把握します。しかし、シャッターが下ろされている家は、中の様子がわかりません。
そのため、空き巣に対して「情報が入手できないため、侵入するリスクが高い家」と思わせ、犯行をためらわせやすくなります。
補助錠・防犯カメラなど他の防犯グッズと組み合わせやすいから
防犯対策としてシャッターが有効な理由として、他の防犯グッズと組み合わせやすい点も挙げられます。昨今は多種多様な防犯グッズが開発、販売されており、それらを組み合わせることでさらに高い防犯効果を期待できます。
主なシャッターと組み合わせやすい防犯グッズは、以下のとおりです。
- 防犯カメラ
- 補助錠
- センサーライト
- 窓の防犯フィルム
防犯カメラやセンサーライトを設置すると、空き巣に対して心理的なプレッシャーを与えられます。特に防犯カメラは、万が一空き巣に侵入されたときに客観性の高い証拠として活用可能です。
補助錠や窓の防犯フィルムを導入すれば、屋内に侵入するまでの時間が長くなるため、空き巣に犯行を諦めさせやすくなります。
シャッターだけの防犯は不十分?よくある不安を紹介
防犯対策をするにあたって「シャッターだけで本当に大丈夫?」と心配する方も一定数いるでしょう。実際に、防犯対策としてシャッターを導入したものの、以下のような方法でシャッターを突破されてしまったケースもあります。
- シャッターを手前に引き破る
- シャッターを下からこじ開ける
- シャッターの鍵を不正に開ける
- 中柱を無理やり引き出す
- シャッターに穴を開け、手を入れて鍵を開ける
ただし、これらの方法が通用するのは古いタイプのシャッター、あるいは設置時点で不備があるシャッターであり、通常のシャッターであれば十分防犯対策として機能してくれます。もちろん、何事にも絶対は存在しないため「シャッターを設置したからもう安心」と過信せず、多重防御を意識するようにしましょう。
防犯性の高いシャッターの種類と選び方のポイント
防犯対策のためにシャッターを導入する場合は、次のようにいくつか押さえるべきポイントが存在します。
- CP認定マーク付きの製品を選ぶ
- スチール製など強度の高い素材を選ぶ
- クローズ・スリットなど家庭の状況に合わせたタイプを選ぶ
- 閉め忘れを防止するなら電動シャッターを選ぶ
- YKK AP・三和シヤッターなど実績あるメーカーを選ぶ
以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
CP認定マーク付きの製品を選ぶ
防犯対策のためにシャッターを導入する場合は、CP認定マークがあるか確認しましょう。CP認定マークとは警察庁をはじめとする、官民合同会議が定める防犯性能試験に合格した建物部品にのみ表示されるマークです。
CPは「防犯」を意味するCrime Preventionの頭文字から取られています。CPマークの製品は防犯性能が客観的に保証されているため、信頼性が高く、より安心感を得やすいです。
ただし、一般的なシャッターより価格が高めに設定されている点に注意しましょう。
スチール製など強度の高い素材を選ぶ
シャッターを選ぶ際は、どのような素材が使用されているかもチェックしましょう。主にシャッターに使用されている素材と、それぞれの特徴は以下のとおりです。
素材 | 特徴 |
スチール | ・価格は安い ・さびやすい |
アルミ | ・価格はスチールの1.5倍以上 ・さびにくい ・デザイン性に優れている |
ステンレス | ・価格はスチールの2倍以上 ・さびにくい ・高級感がある |
デザインにこだわりがなければ、一定以上の耐久性があり、かつ価格も安いスチールがおすすめです。スチールのデメリットである「さびやすさ」もコーティングの進化によって改善されつつあるため、極度に心配する必要はありません。
クローズ・スリットなど家庭の状況に合わせたタイプを選ぶ
家庭の状況に適したタイプを選ぶのも、シャッター選びのポイントです。シャッターには以下のような種類があり、それぞれ異なる特徴を有しています。
種類 | 特徴 |
クローズタイプ | ・通風採光用の穴がない ・防犯性能や防音性能が高い |
スリットタイプ | ・シャッターにスリットが入っているため、屋内に光を取り込める ・生活感を出しやすく、防犯効果が高い |
ブラインドタイプ | ・スラットの角度を自由に調整できる ・スラットの角度によって騒音も調整可能 |
自分の家庭に適しているものを選択するためにも、シャッターごとにどのような特徴があるのかしっかり把握しましょう。
閉め忘れを防止するなら電動シャッターを選ぶ
シャッターを導入したものの、閉め忘れてしまい空き巣の侵入を許してしまったケースは、決して珍しくありません。もしシャッターの閉め忘れを防止したい場合は、電動シャッターを選ぶのがおすすめです。
電動シャッターは手動シャッターと異なり自動開閉の仕組みが採用されているため、閉め忘れが発生しにくいです。また、近年はスマートフォンやスマートスピーカーと連携する、スマート連動タイプの電動シャッターも登場しています。
スマート連動タイプであれば、万が一外出先でシャッターの閉め忘れに気づいても、遠隔操作でシャッターを閉められます。
YKK AP・三和シヤッターなど実績あるメーカーを選ぶ
シャッターを選ぶ際は、実績があるメーカーのものにしましょう。実績があるメーカーは、品質が担保されているため失敗しにくいです。
メーカーによっては、公式サイトに過去の実績やユーザーの声を掲載している場合があるため、シャッター選びの参考情報としてチェックしましょう。また、実績があるメーカーの製品は流通量も多くメンテナンスや部品調達が容易なため、シャッターにトラブルが発生した際も素早い対応が期待できます。
なお、おすすめのメーカーは以下のとおりです。
- YKK AP
- 三和シヤッター
- 文化シヤッター
- 東洋シャッター
- 横引シャッター
防犯目的でシャッターを設置・後付けする際の費用相場
シャッターは手動シャッターか、それとも電動シャッターかによって設置費用が異なります。両者の設置にかかる費用の相場は、以下のとおりです。
種類 | 費用 |
手動シャッター | 約17~20万円 |
電動シャッター | ・小型:約10万円〜 ・中型:約20万円〜 ・大型:約40〜50万円 |
一般的に電気工事が必要な関係上、手動より電動のシャッターの方が価格が高くなりやすいです。また、シャッターの価格は、サイズの大きさによっても変動します。
サイズが大きくなると比例して価格が高騰しますが、とくに幅が大きくなると高額になりやすいです。なお、上記の費用の相場はあくまで目安であり、シャッターのサイズや使用されている素材によっては200万円近くまで価格が上昇する可能性も考えられます。
防犯を強化するためのシャッター設置時の注意点
防犯を強化するためにシャッターを設置する場合、次の点に注意しましょう。
- 停電時でも開閉できる仕様か確認する(電動タイプは特に)
- 古いシャッターは買い替えやアップグレードを検討する
- 設置位置・開閉方向などが防犯に適しているか検討する
- 防犯カメラやセンサーとの連携に配慮する
以下では、それぞれの注意点について詳しく解説します。
停電時でも開閉できる仕様か確認する(電動タイプは特に)
シャッターを設置する場合は、停電時でも開閉できる仕様になっているか否かをチェックしましょう。当然ですが、停電したとき電動の開閉は使用できません。
場合によってはシャッターの開閉ができないせいで、屋内に閉じ込められてしまう可能性があります。閉じ込められるリスクを減らすためにも、電動シャッターを導入する際は必ず手動操作もできるタイプのものにしましょう。なお、手動タイプのものでも、念のため確認するのをおすすめします。
古いシャッターは買い替えやアップグレードを検討する
古いシャッターの場合は、買い替えやアップグレードを検討しましょう。古いシャッターをそのままにすると、以下のようなリスクが高まります。
- 事故の発生
- 防犯性能の低下
- 修理費の増大
場合によっては住人の身の安全が脅かされるため、可能な限り素早く対応しましょう。
既存のシャッターの買い替えやアップグレードを検討している場合は、ぜひ日本シャッターメンテナンスにお任せください。当社では国内にある全メーカーのシャッターに対応しており、1年の施工保証もあります。興味を持った方は、ぜひ一度お問い合わせください。
設置位置・開閉方向などが防犯に適しているか検討する
シャッターの設置位置、開閉方向などが防犯に適しているか否かも、しっかり検討してください。設置位置や開閉方向に問題があると、防犯性が低下して空き巣に侵入されるリスクが高まるほか、以下のようなトラブルを招きかねません。
- シャッターをスムーズに開閉できなくなる
- シャッターの安全性が低下し、けがをするリスクが高まる
- シャッターの騒音の原因になる
シャッターが本来の役割を果たせるように、導入前に設置位置や開閉方向はしっかりチェックしておきましょう。
防犯カメラやセンサーとの連携に配慮する
防犯カメラやセンサーを併用する場合は、シャッターとの連携に配慮しましょう。シャッターのみならず、防犯カメラやセンサーを一緒に導入するのは、有効な防犯対策です。
しかし、無計画にほかの防犯対策を導入しても、期待していた効果は得られません。そのため、シャッターとほかの防犯対策を併用する場合は、以下のような点を意識しましょう。
- シャッターの外側と内側にカメラやセンサーを設置する
- カメラとセンサーは死角を埋めるように配置する
防犯目的でシャッター導入を検討している方によくある質問
防犯目的でシャッターを導入するにあたって、次のような疑問を抱く方は少なくありません。
- 防犯以外にシャッターを導入するメリットは?
- 防犯目的のシャッター設置に使える補助金はある?
- 防犯にはシャッターだけ設置しておけば大丈夫?
以下では、上記疑問に対する回答を紹介します。
防犯以外にシャッターを導入するメリットは?
防犯以外のシャッターを導入する代表的なメリットとして、防災対策になる点が挙げられます。台風をはじめとする強風を伴う災害は、横殴りの雨だけでなく強風に煽られた飛来物が家に衝突する可能性が高いです。
防犯目的で導入するシャッターは耐久性に優れているため、飛来物から窓をしっかり守ってくれます。また、断熱性が高まる、日差しの調整ができる、防音性が高くなるなどもシャッターの導入によって得られるメリットです。
防犯目的のシャッター設置に使える補助金はある?
結論から述べると、自治体によっては補助金を使って費用の負担を抑えながらシャッターを導入できる場合があります。具体的な補助金制度の一例は、以下のとおりです。
ただし、補助金制度にはそれぞれ申請条件や期限が設けられています。自治体の公式サイトをチェックして、自身が申請条件を満たしているか、またいつまでに申請を済ませなければならないのか、必ずチェックしておきましょう。
防犯にはシャッターだけ設置しておけば大丈夫?
シャッターは、数ある防犯対策の中でも有効な手段の一つです。しかし、シャッターを設置しても、以下のような使い方をしていると逆に空き巣を招いてしまう可能性があります。
- シャッターを下ろしっぱなしにする(長期間不在だと思われてしまう)
- 決まった時間にシャッターを開閉する(生活リズムが空き巣に知られてしまう)
そのため、シャッターを導入したからといって、過信しないようにしてください。
シャッターを活かした防犯対策で安心できる暮らしをかなえましょう
シャッターは見た目の威圧感が強く、かつ空き巣の侵入を物理的に阻害するため、防犯対策として有効です。しかし、シャッターだけを導入して、高い防犯効果を期待するのはおすすめできません。
より確実な防犯効果を期待する場合は、監視カメラやセンサーなど、複数の防犯対策を組み合わせてください。また、シャッターにはさまざまな種類があるため、それぞれの特徴を把握し、その中から防犯対策に適したものを選択しましょう。
もし防犯対策のシャッターの導入を検討している場合は、日本シャッターメンテナンスにお任せください。日本シャッターメンテナンスは、業界最安値でサービスを提供しています。相見積もりも出張費無料で実施しているため、ぜひ気軽にご相談ください。
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