シャッターの鍵の取り付け・交換する方法とかかる費用

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シャッターの鍵の取り付け・交換する方法とかかる費用

シャッター修理の豆知識
更新日:2020/05/02

  • 「防犯のためにシャッターに鍵を取り付けたい…」
  • 「シャッターの鍵が古くなったから交換したい…」

今回は上記のように悩んでいる方向けに解説をしていきます。

本記事を読むことによって、下記のような知識をつけることが可能です。

  • シャッターの鍵の取り付け・交換方法
  • 鍵を取り付ける・交換する費用
  • 鍵を増設する際の注意点

シャッターの鍵は防犯のために非常に重要な役割を果たします。

自分で交換をすることも可能ではありますが、本記事の中で書いている通り、しっかりと防犯をしようと思ったら業者へお願いするのがベストと言えます。

是非本記事を参考に適切なやり方で鍵の取替えや取り付けをして頂ければと思います。

シャッターの鍵の取り付け・交換を行う方法

それではシャッターの鍵を取り付け・交換する方法について解説をしていきます。

次のような流れで解説をしていきますので、シャッターの鍵の取り付け・交換をしたい方は参考にしてみてください。

  • 取り付け・交換する基本的な流れ
  • シャッターと一体型タイプの交換について
  • 交換する際は型番に注意すべきことについて
  • ベストな取り付け・交換方法について

取り付け・交換する基本的な流れ

まず、鍵の取り付け・交換をする基本的な流れを紹介していきます。

基本的な流れは下記のようになっています。

  1. 内側からシャッター錠本体とアームの部分をつないでいるビスを左右2か所外す
  2. 内観のサムターンの付近にあるビスを外す
  3. 本体を外す、この時同時に外側にあるシリンダーの化粧座も外れる
  4. 取り換え用のシャッター錠を用意する
  5. 後ろ側のビスを外して、本体と化粧座を分ける
  6. シャッター錠を完全に外したら外側から化粧座をはめ込む
  7. 化粧座が落下しないようガムテープで仮押さえする
  8. 内側から錠本体のアーム部分をシャッター側のアーム部分に差し込む
  9. 左右ともアーム部分にしっかりと差し込んだら本体を固定する
  10. アームの連結部分をビス止めする
  11. テープをはがし、動作を確認したら完了

画像がないと少しイメージしづらいかと思いますが、基本的に上記のような形となります。

シャッターと一体型は自分で交換するのは不可

冒頭でも少し触れている通り、シャッターの鍵は色々な種類があります。

シャッターの鍵の中では、鍵とシャッターが一体型のタイプもあってその場合は鍵の交換をすることができません。

仮に鍵を交換したいとなった場合、シャッター毎交換することとなるので、下記の記事で解説している通り、鍵をなくしてしまったという時は対応方法をしっかり考えた方が良いでしょう。

シャッターの鍵をなくした時の合鍵の作り方や正しい対処方法

これからシャッターを新設するという場合は、鍵が一体型かどうか確認した上で取りつけた方が長期的に見てよいかと思います。

古すぎる型の場合は交換できない場合もあり

シャッターはものによっては古すぎて最近のものと型が合わない…というケースもあります。

鍵を取り付けるには、既存の鍵と寸法や構造が合ったものをつける必要がありますが、次のような要因により既存のものと合わないことがあります。

  • 錠前が古すぎて生産が終了している
  • メーカーが倒産してしまってる

鍵の交換ができない場合、シャッター本体を交換する必要が出てくるため、鍵交換できるかどうかは鍵の型でググってみると良いでしょう。

ベストは業者に頼むこと

シャッターの鍵を交換するのは自分で行う方も中にはいらっしゃいます。

ただ自分でシャッターの鍵を取り付けると安く済ませることができる反面、下記のようなリスクがあります。

  • 型が合わない鍵を用意してしまい余分なものを購入してしまう
  • 鍵交換がうまくいかずにシャッターを傷つけてしまう
  • しっかり鍵の取り付けができずに空き巣にピッキングされてしまう

なので、これらのリスクを回避したいのであれば、多少お金がかかったとしてもシャッターメーカーや修理業者へお願いするのがベストといえます。

シャッターの鍵を取り付け・交換する際は防犯性を意識しよう

シャッターの鍵を取り付けたり交換したりする際に一番重要となるのは何でしょうか?

一番重要なのは、上記の取り付け・交換方法の最後で見た通り、「防犯性」です。

鍵=防犯と思うのは当然といえば当然の話ですが、なぜここで改めてお伝えしたいかというと次に解説する内容からです。

シャッターの鍵は空き巣の被害に遭いやすい

空き巣や泥棒の被害が多いのはどこからの侵入かご存知でしょうか?

ここで書いてるのですぐわかるかと思いますが、下記のような原因によってシャッターの鍵をあけられてしまう可能性があります。

  • シンプルな構造のためピッキングされやすい
  • 古いシャッターは鍵の部分を強く押すことで開いてしまうことがある
  • 鍵の種類によってはすぐに壊されてしまう

鍵の機能をしっかりと発揮するためには、鍵をつけてるから安心と思うのではなく、防犯面をしっかり考慮したものにする必要があります。

おすすめは防犯性が高い「ディンプルキー」

防犯性をしっかり考慮する場合、シャッターの鍵はディンプルキーにすることをおすすめします。

費用としては他の鍵よりも少し高くなってしまいますが、費用を上げる分、防犯機能も上がります。

通常の鍵は差し込む部分がギザギザの形になっているのでピッキングされやすい形状となっていますが、ディンプルキーは表面に丸いくぼみがついているだけという形状になっています。

なので、防犯性を上げたいのであればディンプルキーにする方がよいですが、ディンプルキーも100%ピッキングされないわけではないので、防犯性はしっかり確認してつけるとよいでしょう。

シャッターの鍵の取り付け・交換の費用

ここまでシャッターの鍵を取り付ける・交換する方法、防犯性を意識するのが大事ということについて解説をしてきました。

実際に鍵の取り付けや交換をするにあたってどれくらいの費用がかかるのか?気になる方もいるかと思います。

そこで最後に、鍵の取り付け・交換にかかる費用を解説しますが、鍵交換の相場は下記となっています。

シャッターの鍵交換の相場

  • ホームセンター等で購入する:3,000円~20,000円
  • 業者にお願いする:20,000円~

合鍵を作る場合の費用については下記の記事を参考にしてみてください。

シャッターの鍵をなくした時の合鍵の作り方や正しい対処方法

なお、あくまで上記は相場となりますので、次の要素によっても金額が変わってきます。

  • 業者の作業費や出張費
  • 部品代
  • 鍵の種類

あなたのシャッターの鍵の取り付けや交換の費用がどれくらいになるかは実際に見積もりをしてみないとわかりません。

業者にお願いするとどれくらいに費用がかかるか気になる方は見積もりを依頼していただければと思いますが、下記の観点より少なくとも3社以上の業者へ相見積もりを取ることをおすすめします。

  • 複数の業者の対応の良さを比較検討することができる
  • より安い業者がどこかを知ることができる
  • 見積もり自体は無料でできる業者も多い

安いだけで選ぶのでなく、しっかりと対応が良い業者を選ぶことが防犯性を上げるために重要となってきますので、総合的に見てベストの業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

今回はシャッターの鍵を取り付ける・交換する方法や費用などについて解説をしてきました。

要点をまとめると下記のようになっています。

  • シャッターの鍵は防犯性を最優先で考えるべき
  • 現在はディンプルキーが防犯性が高い
  • ものによっては交換ができない鍵もありシャッター本体の交換が必要なことがある
  • 業者へ鍵交換を依頼する場合の相場は20,000円~

家や事務所、車など防犯のためにシャッターをつけてるのであれば、なおさら防犯性を意識することが重要と言えます。

自分で鍵の取り付けや交換をしたことによって空き巣被害に遭ってしまった…という風にならないようにしっかりと本記事の内容を参考に適切な方法を行って頂ければと思います。

この記事の監修者
著者情報吉井正彦

経歴

シャッター修理の経験は17年以上。大手シャッターメーカーで5年間の製造・施工を経験後、シャッター修理会社に転職。現在は関西地区のチームリーダーとしてシャッター修理工事の指揮を執る傍ら、WEB担当として技術情報の発信も行う。

実績

  • 独立後1000件以上の施工件数
  • 個人宅の窓シャッターから空港倉庫の大型シャッターまで幅広く経験

保有資格

  • 安全衛生法による技能講習終了証
  • 労働安全衛生法による技能講習終了証
  • 労働安全衛生法による特別教育修了証
  • 防火シャッター・ドア保守点検専門技術者証
  • 第二種電気工事士免状
  • 消防設備士免状

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