シャッターが閉まらない!シャッターの種類毎に対処方法をプロが解説

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シャッターが閉まらない!シャッターの種類毎に対処方法をプロが解説

シャッターのトラブル
更新日:2020/11/10

突然シャッターが下がらなくなって店を閉められない!

そんなことでお困りではありませんか?

ここではシャッターが閉まらない・下がらない時の原因とシャッター職人ではなくても出来る範囲の対処方法を解説します。業者に頼らなければならない状態の時も多々ありますが、まずはこちらで症状を確認していただけると業者に頼むときもスムーズだと思います。状況別に頼むべき業者の種類も記載しているのでぜひ参考にしてください。

シャッターが閉まらない原因と対処方法

電動シャッターの場合

電気が来ていない

皆さんもすでに確認をしていると思いますが、もう一度確認してください。落雷でヒューズがとんでいたり、ブレーカーが落ちていたり意外と多いです。たいてい制御盤の近くにOnoffを識別するランプがあるのでそちらを参照してください。通電しているようでも一度ブレーカーを落として再起動させると様々な設定がイニシャライズされて動くようになることも多いのでぜひためしてください。

モーターの不良

電源が来ているにもかかわらずボタンを押してもモーターの動作音がしない場合、モーター不良の可能性があります。これは新しいモーターが必要で、一般の方がDIYでどうこう出来る問題ではないのでシャッター修理業者に依頼してください。モーター自身は通常使用で寿命は10年ですのでこの故障もしばしばおきます。モーターのなかでもブレーキ板は使用しているうちに摩耗するのでそこの部分がどうしても経年劣化で不具合を引き起こします。昔はブレーキ板のみを交換ということも出来たのですが今はメーカーがそれを許さないので基本的に交換対応となります。

修理費用は車1台分の電動シャッターの場合、モーター交換で20万円前後というところです。

制御盤の不良

今の電動シャッターは制御盤と言われる小さなPCのような部品でシャッターの動作スピードや安全装置、障害物検知装置等の制御をすべてまかなっています。よくあるのが落雷で基盤が焼き切れてしまうことですね。故障個所が制御盤の場合、一般の方が修理出来るものではないのでシャッター修理業者に依頼しましょう。

障害物検知装置の電池切れ

これも非常に多い原因です。障害物検知装置は赤外線センサーで動作しています。その送信機に電池が必要でこれは3年周期で交換しなければなりません。普通そんなこと覚えていないので多くの方が電池切れでシャッターが閉まらなくなる経験を積むことになります。送信機に電池を入れる部分があるのですが分からない場合はマニュアルを参照しましょう。

スラットの巻き込み

シャッターに物を挟んでしまってスラットが歪み、歪んだままモーターでシャッターを引き上げてしまったケース。モーターの力は非常に強く、多少歪んでいても強引にシャッターを上げ切ります。シャッターボックスの中で歪んだスラットが動かなくなっている状態。非常に多い

手動シャッターの場合

鍵の半掛かり

鍵を中途半端に開けた状態でシャッターを上げてしまい、シャッターボックスの中で鍵がロックされてしまった状態です。鍵の部分がシャッターボックスから出ている状態でしたら鍵を完全に開け切ればシャッターを下げることができます。シャッターボックスの中にスラット全体が入っている場合はシャッターボックスの中から作業する必要があるため業者に相談する方がよいでしょう。

シャッターが閉まらない状況で自分で出来る修理方法は?

電動シャッターの場合は前述の通りシャッターの電源が来ているか確認し、ブレーカーごとシャッターの再起動を試してください。制御盤や障害物検知装置などの設定がイニシャライズされるので改善される場合が結構あります。ただ設定に異常がおきたということは本体に問題があるケースが多いので症状が頻発するようでしたらシャッター修理業者に相談してください。それでも改善しないケースはシャッターボックスの中を確認しないと修理出来ませんので業者に頼るしかないでしょう。手動シャッターの場合も閉まらない場合は基本的に業者に頼むしかありません。

シャッターが閉まらないときの修理費用は?

部品交換がなければ出張費、作業量込みで2万円前後が相場だと思います。

どうそろばんをはじいてもこれ以下には中々なりません。

昔、1時間の作業で2万円は高い!弁護士より高いではないか!とお叱りを受けたことがあります(;^ω^)。すみません。これくらいいただかないと私たちも生活出来ないのです。弁護士さんと違って現場に伺わなければなりませんし、必ずお金がいただけるわけでもないのです。(そして弁護士さんの30分5000円の相談も主たる収入源ではないと思います)

モーターや制御盤、安全装置の交換が必要な場合はメーカーや型番によって大きく変わってきます。一番安い型で安全装置で2万円、モーターで15万円、制御盤で8万円程度になります。

とにかくシャッターを閉めたいときに相談すべき業者は?

意外と頼りないメーカーの緊急対応

時代の流れでしょうか最近はメーカーもコールセンターは24時間開いていますが実際に作業するのは翌日以降のケースが多いです。昔は作業も24時間対応を売りにしていましたが、作業者の確保が困難なことや集金トラブルが多かったことが原因です。私も昔メーカーの緊急対応をしていましたが正直2度とやりたくないです。

メーカーの緊急対応は無料見積が出来ませんので作業者が修理を行い、後日営業が請求書を発送する形になります。作業者は料金を言ってはいけないというしばりがあるので金額を聞いても答えてはくれません。

一応弊社も緊急対応は可能

ご相談いただければお近くで対応出来る担当を手配することは可能です。ただどうしても担当ごとのスケジュールによりますので対応出来かねる場合もあるのでご了承ください。

まとめ

シャッターが閉まらない場合の原因とその解消方法について説明しました。

シャッターボックスの中で作業するのはよっぽどDIYに慣れているかたでないと難しいのでシャッターの再起動で改善しない場合は業者に頼らざるを得ません。

弊社でもシャッター修理は毎日行っておりますのでシャッターに関するお困りごとでしたらお気軽にご相談ください。

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鹿島 創一

シャッターの大手メーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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