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窓シャッターの修理はどこに頼むべき?業者が嫌がる理由と失敗しない依頼先の選び方
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2025/12/27

窓シャッターは、防犯や台風対策、断熱や遮音などの目的で、主に住宅に設置されています。
動かなくなった・異音がするなどのトラブルに直面したとき、修理をどこに依頼すべきか迷う方もいるでしょう。窓シャッターの修理は、シャッター修理業者から敬遠されやすい分野であり、断られるケースも少なくありません。
本記事では、窓シャッターの基本的な役割・よくある故障例・修理を嫌がられる理由・依頼先の選び方などを解説します。
メーカー製品に精通したプロによる修理を希望する方は、全国でシャッターの修理・交換・メンテナンスサービスを提供する日本シャッターメンテナンスをご利用ください。詳しくは、以下よりお問い合わせいただけます。
目次
「窓シャッター」とは?雨戸との違いと役割を解説

窓シャッターとは、住宅の窓の外側に設置される開閉式のシャッターで、防犯・強風対策・断熱・遮音などの目的で使用される設備です。手動タイプやスイッチ操作で開閉できる電動タイプがあり、戸建て住宅を中心に普及しています。
主に住宅向け設備ですが、小規模な店舗や事務所に設置される場合もあります。
住宅用の窓シャッターは、一般に日常的な開閉や室内環境への配慮が重視されている点が特徴です。一方、業務用は防犯性や耐久性を優先した仕様が一般的です。
雨戸と混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。
雨戸はもともと風雨を防ぐ目的で使われてきた建具で、台風や強風対策が主な役割です。また、窓シャッターは防風性能に加えて、防犯性や断熱性、遮音性まで考慮して設計されている点が特徴です。
工場や倉庫などで使われる重量シャッターや防犯シャッターと比べると、窓シャッターは開口部が小さく、住宅の窓まわりに適した構造となっています。
窓シャッターを取り付けるメリット・デメリット

ここでは、窓シャッターを取り付けるメリット・デメリットを紹介します。
メリット|防風・防犯・遮熱・防音など
窓シャッターを取り付けるメリットは、主に以下の4点です。
- 台風・強風からガラスを守る
- 防犯性アップ・プライバシー確保
- 断熱・遮熱
- 防音
台風や強風時には、飛来物が窓ガラスに直接当たるのを防ぎ、ガラスの破損や雨風の侵入リスクを抑えられます。
防犯性やプライバシーの面では、窓を物理的に覆うため不審者の侵入抑止につながる上、外部からの視線対策としても有効です。
断熱・遮熱性が高く、直射日光や外気の影響を受けにくくなり、室温変化の緩和が可能です。
さらに、窓の外側にシャッターが加わると、車の走行音や周囲の騒音を和らげやすくなります。
このように、窓シャッターの導入は暮らしの快適性向上に役立ちます。
デメリット|開閉の手間・音・汚れ・虫など
窓シャッターを取り付けるデメリットは、主に以下の3点です。
- 開閉に手間がかかり大きな音が出る
- シャッターに汚れ・虫がつく
- 閉めきりでの使いにくさ
シャッターがあると窓を気軽に開けられず、毎日の開け閉めが負担になります。シャッターを開閉する際に、動作音が気になることもあるでしょう。
シャッターに汚れや虫がつく点も注意が必要です。屋外に設置されるため雨風やホコリの影響を受けやすく、隙間から虫が入り込むケースもみられます。
シャッターを閉めきった状態では採光や通風が制限され、日中でも室内が暗く感じられたり、換気がしづらくなったりすることがあります。
窓シャッターでよくある故障・トラブル例

窓シャッターでよくみられる故障・トラブル例には、主に以下の4つがあります。
- シャッターが重い・途中で止まる・上がりきらない
- ガタガタ音・異音がする・スムーズに動かない
- スラットの歪み・へこみ・一部破損
- 電動窓シャッター特有の不具合(リモコン・モーター・センサー)
シャッターが重く感じたり、途中で止まったりする場合は、内部部品の劣化やバネの不具合、レール部分の汚れなどが原因として考えられます。無理に動かすと症状が悪化するおそれがあるため注意しましょう。
また、開閉時にガタガタ音や異音がする、動きがスムーズでないといったトラブルは、部品のズレや摩耗、潤滑不足などが関係しているケースが多くみられます。
そして、スラットの歪みやへこみ、破損は強風時の飛来物や衝撃によって発生しやすいトラブルです。
電動窓シャッターでは、リモコンが反応しない・途中で止まる・センサーが誤作動するなど、電気系統の不具合が起こることがあります。
これらの故障やトラブルがみられた場合には、早めに修理業者へ相談してください。
窓シャッターの修理を業者がいやがる3つの理由

窓シャッターの修理を業者がいやがる理由は、主に以下の3つです。
- 部材が仕入れにくい
- 小型で作業スペースが狭く修理の難易度も高い
- 修理価格(客単価)が安くなる
それぞれ詳しくみていきましょう。
部材が仕入れにくい
窓シャッターは修理の部材を手配する商流が通常のシャッターと大きく異なるため、業者が修理をいやがる傾向にあります。
修理の際には窓シャッターの製造業者から部材を取り寄せなければなりません。よく使用されている窓シャッターはLIXILや三協アルミ製ですが、シャッター修理業者では販路の確保が困難です。
また、ガレージや工場のシャッターの大手である三和シャッターや文化シヤッターも窓シャッターを製造しています。しかし、中量級シャッターとは部門が異なるためガレージや工場のシャッターの部品を仕入れる販路はあっても、窓シャッターの部材の仕入れができるとは限りません。
仕入れられたとしても、価格が高額になりがちです。
小型で作業スペースが狭く修理の難易度も高い
シャッターの昇降機構の仕組みは窓シャッターも通常のシャッターも基本は変わらず、故障しやすい部位や修理方法もほとんど同じです。しかし、窓シャッターは小型であるため修理しにくい傾向にあります。
窓シャッターは通常のシャッターに比べとても小さく、 シャッターボックスの中に手を入れるのも一苦労です。
とくに最近の小型化された電動シャッターの場合、ほとんど修理が不可能で不具合が生じたら交換するしかないケースも多くあります。
修理価格(客単価)が安くなる
住宅用の窓シャッターの場合は、ガレージや店舗のシャッターに比べ修理単価がおよそ半分になります。
消費者には大きなメリットですが、シャッター修理業者にとっては嬉しい話ではありません。
修理価格が安くなる理由は、主に部材単価が安いからです。シャッター修理業者は部材にも利益をある程度の割合で乗せつため、仕入れ値が低いと業者の利益も少なくなってしまいます。
一般的なシャッター工事の金額は、下記の記事でまとめています。記事を見ていただくと、窓シャッターの修理金額が安いとわかるでしょう。
結局どこに窓シャッターの修理を依頼したらいいの?

ここまでネガティブなことを書きましたが、シャッター修理業者も窓シャッターの修理を依頼されたらできるかどうか検討はします。
その際、メーカーや地域によって断られることもあると頭に入れておきましょう。
断られたときにはメーカーに依頼するのがベストです。その際、交換を提案されたら他メーカー製の窓シャッターへの変更も検討してください。
窓シャッターの設置費用は、相見積もりを取ると価格が抑えられる可能性があります。メーカーごとに提示されたシャッターの特性やサポート内容、価格などを比較して、設置を依頼する業者を選定しましょう。
シャッター修理業者の選び方は、以下の記事で詳しく説明しています。記事を参考にして、ご自宅の窓シャッター修理に最も適した業者をみつけてください。
窓シャッターの修理・交換をお考えなら日本シャッターメンテナンスへ!

窓シャッターの修理は、日本シャッターメンテナンスへぜひご相談ください。日本シャッターメンテナンスは、一般的な修理業者では敬遠されがちな窓シャッターの修理にも対応しています。
メーカーや機種ごとの構造を把握しており、故障内容に応じた適切な提案が可能です。
また、修理専門業者であるからこそ、メーカーへ直接依頼するよりも費用を抑えられるケースがあります。
日本シャッターメンテナンスは、全国でシャッターの修理・交換・メンテナンスサービスを提供しています。詳しくは、以下よりお問い合わせください。
弊社で担当した窓シャッターの修理事例

ここでは、日本シャッターメンテナンスで対応した「窓シャッター」の修理事例を紹介します。
事例①開閉機交換で完全停止の不具合を改善
| 項目 | 内容 |
| メーカー | 鈴木シャッター |
| シャッタータイプ | 電動窓シャッター |
| サイズ | 高さ2270mm×幅2610mm |
| 症状 | スイッチを押しても反応がなく開閉が完全に不能な状態 |
| 原因 | 開閉機内部の不良 |
| 修理内容 | 開閉機交換 |
| 修理費用 | 275,000円 |
電動窓シャッターが、スイッチを押しても反応せず、開閉が完全にできない状態になったとのご相談でした。
現地調査の結果、開閉機内部の不良が原因で動作が停止している状態を確認しました。
不具合の原因となっていた電動開閉機の交換をご提案し、作業を実施しています。交換後は動作が安定し、スムーズに上げ下げできる状態へ復旧しました。
急ぎの対応をご希望だったため工程を調整しつつ、日常的に安心して使用できる状態へ確実に仕上げています。
お客様からは「窓の電動シャッターがまったく開かず、スイッチを押しても無反応の状態が続いて不安でした。早めの対応をお願いしたところ丁寧に応じていただき、現地で詳しく点検して原因もすぐに特定してもらえたので安心できました。」との声をいただいております。
事例②スプリングシャフトとスラットを新規交換
| 項目 | 内容 |
| メーカー | 文化シヤッター |
| シャッタータイプ | 手動窓シャッター |
| サイズ | 幅実寸1715mm/総幅1765mm/高さ2110mm |
| 症状 | 開閉が重く、操作時に大きな負荷がかかる状態 |
| 原因 | スプリングシャフトの経年劣化 |
| 修理内容 | スプリングシャフトとスラットを新規交換 |
| 修理費用 | 168,000円 |
窓シャッターが重く、開閉時に大きな負荷がかかる状態になっているとのご相談でした。
現地調査の結果、経年劣化によりスプリングシャフトの力が弱まり、動作が重くなっている状態でした。
不具合の原因となっていた外巻用スプリングシャフトを新しいものへ交換し、あわせてスラットを黒色の新品へ取り替えています。座板は既存品を再利用し、全体のバランスを考慮しながら施工を行いました。
交換後は開閉動作が軽くなり、力を入れずにスムーズに上げ下げできる状態へ復旧しています。
お客様からは「長年使っていた窓シャッターが重くなり開け閉めが大変でしたが、現地で寸法を丁寧に測り、必要な部品だけを提案してもらえたので安心できました。スプリングシャフトの交換とスラットの新調後は動きがとても軽くなり、毎日の操作が楽になりました。」との声をいただいております。
その他、日本シャッターメンテナンスで対応したシャッターの交換事例は、以下の記事で確認できます。
窓シャッターを長持ちさせるための日常メンテナンス

窓シャッターを長持ちさせるためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。個人でできる日常メンテナンスの主なポイントは次のとおりです。
- レールやスラット周辺の清掃
- 開閉時の動作確認
- 異音や引っかかりの有無をチェック
- 無理な操作を避ける
レール部分に砂やホコリがたまると動作不良の原因になるため、定期的に清掃しておくと安心です。
開閉時には音や動きに違和感がないかを確認し、異常を感じた場合は早めの対応が望まれます。
また、重く感じても無理に動かさず、負荷をかけない使い方を心がけることで、部品の劣化を抑えやすくなります。
個人では対応できないシャッターの故障は、業者への依頼が必要です。業者に依頼するべきシャッター修理の内容は以下よりご確認ください。
https://shutters.space/blogs_category/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E4%BF%AE%E7%90%86%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E4%BE%8B/
窓シャッターの修理・交換に関するよくある質問

ここでは、窓シャッターの修理・交換に関するよくある質問へ回答します。
- 窓シャッターの修理を依頼する前に確認することは?
- 窓シャッターの修理より交換がおすすめなケースは?
- 窓シャッターは後付けもできる?
それぞれ詳しくみていきましょう。
窓シャッターの修理を依頼する前に確認することは?
窓シャッターの修理を依頼する前に、まずは以下の5点を確認しましょう。
- メーカー名
- 品番
- 設置時期
- 故障の症状(→写真・動画で記録が好ましい)
- 保証期間
業者に連絡する前に把握しておくと、修理内容の判断や見積もりの作成がスムーズになります。合わせて、異音の有無や動かなくなったタイミングなども整理しておくと安心です。
なお、無理に動かしたり、自己判断でオイルを差したりする行為は故障を悪化させるおそれがあります。安全面のリスクもあるため、気になる症状がある場合はあまり触らず、早めに業者へ相談してください。
窓シャッターの修理より交換がおすすめなケースは?
主に次のような場合には、修理よりも交換がおすすめです。
- 使用年数が長く、全体的に老朽化している
- 修理をしても別の箇所がすぐに不具合を起こす
- 手動シャッターから電動タイプへ変更したい
窓シャッターには寿命があり、長期間使用している場合は一部の部品だけを交換しても根本的な改善にはつながらないことがあります。
また、利便性や防犯性を高める目的で手動から電動へ切り替えるケースでは、交換のほうが適している場合も少なくありません。
状態や使用目的に応じて、修理と交換のどちらが適しているかを判断する必要があります。
以下の記事では、シャッターの寿命の目安を詳しく解説しています。窓シャッターを交換するべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
窓シャッターは後付けもできる?
窓シャッターは後付けも可能です。既存の窓に合わせて設置できる製品があり、戸建て住宅では防犯性や台風対策を目的に後付けされるケースもあります。
窓のサイズや外壁の仕様によって施工方法は異なるため、業者による事前の現地確認が必要です。
ただし、外壁への穴あけや固定工事が伴うため、賃貸物件の場合には原則として管理会社やオーナーの許可が求められます。必ず事前に確認してください。
窓やガレージにシャッターを後付けする方法や、費用相場などは以下の記事よりご確認ください。
窓シャッターに関するお悩みはプロに相談しよう

窓シャッターをシャッター修理業者がやりたがらない理由を説明しました。
簡単にいうと「難しいのに儲からない」ためシャッター業者は窓シャッターの修理を嫌います。シャッターメーカーは、基本的に窓シャッターの修理に対応してもらえます。
ただし、修理が高額になりがちで交換を勧められるかもしれません。
日本シャッターメンテナンスは、一般的な修理業者では敬遠されがちな窓シャッターの修理にも対応しています。
修理専門業者なら、メーカーと比べて安く修理できる場合もあります。窓シャッターの修理業者でお悩みの方は、ぜひ以下より日本シャッターメンテナンスまでご相談ください。
出張費、見積無料、相見積もりも歓迎します!
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全国でシャッターの修理や交換をご希望の方はぜひご相談ください


