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窓やガレージにシャッターを後付けしたい!費用や方法を紹介します
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2022/04/14
既存の窓やガレージにシャッターを取り付けたいとお考えではありませんか?
ここでは既存の窓やガレージにシャッターを後から取り付ける際に気をつけること知っておいたほうが良いことをプロ目線でまとめました。
シャッターの後付けを検討の方はぜひ参考にしてください。
目次
ケース別シャッターを後付けする方法
どんな場所にもシャッターは後付可能ですが下地の状況で処理が変わってきます。
こちらではケース別にシャッターを後付けする方法と注意点をまとめました。
窓になにもない場合
一番シンプルな事例です。新築とほぼ同じ感覚で取り付けることが可能です。注意点としてはシャッターボックスが外壁に出っ張る形で設置されますので多少クリアランスが必要なことです。
また電動シャッターをご希望のかたは近くにコンセントがあることも確認してください。ない場合は別途電気工事が必要となります。
窓に雨戸がついている場合
雨戸をシャッターに変えたい場合は既存の雨戸をどう処理するかが問題となってきます。雨戸を撤去してシャッターを取り付けるのが一番なのですが構造によっては雨戸の部分を壁に直す作業が必要となり予定外の費用がかかる場合があります。
雨戸をそのままにシャッターを取り付けるというのも可能ですので費用を抑えたい場合はこちらを選択しましょう。
2階、3階にシャッターを取り付けたい場合
2階や3階の窓に取り付けたい場合は足場が必要なケースがおおくあります。ベランダがある場合は特に必要がないのですが、問題は足場がないケースです。足場を組むにせよローリングタワーを使うにせよ最低1mの幅は必要となりますし、
別途5万円以上の費用が必要ということに注意してください。そういう事情があるので外壁塗装や屋根工事の際に足場がかかっている場合は足場のない窓にシャッターを取り付けるチャンスではありますので検討される方は多いです。
すでにシャッターがついている場合
既存のシャッターを取り外して、新規のシャッターを取り付けることになります。既存のシャッターの処分費用はかかりますがシャッターボックスなどは既存のものを活かせるので外壁を痛めることなく交換することが可能です。手動シャッターを電動シャッターに変えることをご希望の場合はシャフトをモーター付きのシャフトに交換するだけなので既存のシャッターを活かして比較的安価に電動化出来るのでお勧めです。
賃貸物件やマンションにシャッターを後付する場合
賃貸物件にシャッターを後付する場合は、物件のオーナーや管理会社に必ず了承をとってからご相談ください。またご所有のマンションの場合も廊下やベランダは共用部であるので工事する際は問題がないか確認すると余計なトラブルを避けることができます。
シャッターの後付けを依頼できる業者
シャッター工事を請け負っている業者は大きく分けると「工務店」「シャッターメーカー」「独立系シャッター業者」「マッチングサービス」の4種類に分かれます。
最終的に独立系シャッター業者が作業を行うことが多いので費用を抑えたいのなら近くの独立系シャッター修理業者を選びましょう。
ただひとえにシャッター業者といっても「窓シャッターが扱えない業者」「電動シャッターが扱えない業者」「特定のメーカーしか扱えない業者」等ありますので面倒臭い場合は「マッチングサービス」がおすすめです。
ただひどい場合だと「マッチングサービス」→「工務店」→「シャッターメーカー」→「独立系シャッター業者」というひ孫受け構造で見積もりが高くなる場合があるので余裕があれば複数社に相見積もりを取るようにしましょう。
シャッター業者については下記に詳しく記述しましたのでもう少し知りたいかたは参考にしてください。
自分でシャッターを後付けすることは出来るか?
DIYが得意な方はご自分でシャッターを取り付けたいと考える方もいると思いますがシャッターに関しては不可能とまでは言いませんが難しいと思ってください。
まず材料が揃いません。窓やガレージの入り口などは特定の規格があるようではなく基本的にそれぞれ異なった大きさを持っています。
シャッターはまずその大きさにシャッターを切り出す作業が必要となりますのでアマゾンや楽天のような通販サイトでもカインズホームのようなホームセンターでも購入出来るようなものではありません。
シャッターメーカーも取り付けの際にトラブルがあってはいけないということで一般の方に部品のみを販売するということを行っていません。
シャッターのDIYで既存の手動シャッターを電動化するキットが販売されていますがよほど自信がない限り取り付けるのはやめたほうが良いです。
キットを売っているホームページを見るとシャッター業者や工務店に頼めば安価に取り付けてくれるという文句が目立ちますが、私の知る限り取り付けのみを行うシャッター業者は存在しません。
シャッター業者がそのようなキットを使用しない点は動作に保証が持てないからです。
シャッターを後付けする際の費用相場
シャッターを後付する費用は基本的にシャッターを新規に取り付ける費用+αと考えておきましょう。
余裕を持って20万円程度予算を見ておけばいろいろな選択肢から選ぶことが出来ると思います。
シャッター周りは下記の表のとおりになりますが、下地の処理はリフォーム工事になるので現場ごとに見積もり対応となります。
窓の手動シャッターの新規取り付け | 100,000~円 |
---|---|
窓の電動シャッターの新規取り付け | 150,000~円 |
ガレージの手動シャッターの新規取り付け | 150,000~円 |
ガレージの電動シャッターの新規取り付け | 300,000円~ |
手動シャッターの電動化 | 150,000~円 |
既存のシャッターの撤去費用 | 20,000~円 |
電気工事費用 | 15,000~円 |
足場の設置費用 | 20,000~円 |
雨戸の撤去費用 | 15,000~円 |
窓にシャッターを後付けする場合
リビングの窓にシャッターを後付けする場合は15万円~20万円程度が相場となります。
現場によって「電気工事の有無」「足場の有無」「雨戸の撤去の有無」「外壁の処理」等、費用が変わる要素が多いので心配な方は複数社に相見積もりをとりましょう。
上記に各項目の費用目安を書きましたがそこからまとめて工事をすると値引きも入りますので単純な足し算よりは安くなります。
ガレージにシャッターを後付けする場合
ガレージにシャッターを後付けする場合のほとんどが手動シャッターを電動シャッターにする工事です。
既存のシャッターを活かす場合、費用は15万円~20万円と電動シャッターを新規に取り付けるよりもおよそ半額程度で可能となります。
手動シャッターの電動化事例は下記にまとめてありますので詳しく知りたい方は参考にしてください。
今回紹介している費用は最低限のグレードを選択した場合になります。たとえばシャッターの材質をアルミにしたり、スラットをパイプにしたり、オーバースライダータイプを選んだりした場合は費用はいくらでも高くすることが出来ます。一般的なシャッター工事の費用の決まり方は下記に記載しましたので見積もりの際に参考にしてください。
まとめ
シャッターを後付けする際に知っておくべきことを簡単にまとめました。シャッター工事は人生でそう何回もあるわけではないのでよくわからないことが多くあると思いますが、面倒くさければ複数の業者に相見積もりをとるということだけ抑えておけば大けがはしないのでお勧めです。もちろん弊社でもシャッターの後付工事は対応出来ますので相見積もり先の一つとしてご検討ください。