
ブログ
シャッターの騒音の原因と対策を解説!近所トラブル防止したい方必見!
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2021/04/08
- シャッターの騒音で近所に迷惑をかけてないか不安・・
- うるさいシャッター音をどうにかできないかな・・
- シャッターから異音が出てるけど原因はなんだろう・・
ガレージ(車庫)や倉庫・雨戸などシャッターを使ってると音の問題で色々と悩みを抱える方も多いかと思います。
特にシャッターを閉める際の大きな音、キーキーオンや台風など風によるガタガタとした音…
場合によってご近所トラブルに繋がることもあるので注意が必要です。
あまりにも大きい音や異音が出る場合は中で故障が発生している場合もあるのでなるべく早く改善した方がいいです。
どんな時に異音が発生するのか、どういう原因があってどのような対策を取るべきなのかについて紹介していきます。
目次
シャッターの騒音が原因で近所トラブルが発生する可能性もあるので注意が必要
住宅街の場合、ガレージや倉庫などのシャッターの開閉音・風による騒音は時間帯によってはかなり大きく響き渡ります。
車で深夜に帰宅して、早朝に出ないといけない場合、大きなシャッターの開閉音がご近所の皆さんの安眠を妨げるのは間違いありません。
場合によってはシャッターの騒音によってご近所トラブルに発生する危険性もあるので注意が必要です。
まずはどのような原因がシャッターの騒音に繋がるのか見ていきましょう。
シャッターの異音の主な原因1、故障している
シャッターが手動、電動に限らず妙に音が大きかったり、異音がする場合は故障の可能性があります。シャッターが故障しやすい箇所は次の3つです。
- ガイドレール
- シャッタースラット
- 巻取りシャフト
この3つの部分が故障することでうるさい音が出る可能性があります。
シャッターが故障した場合、基本的に業者対応となります。シャッター工事の一般的な費用相場を下記にまとめましたのでこちらも参考にしてください。
シャッターの異音の主な原因2、変形してる
シャッターにぶつかったりすることで発生する変形によって異音が出ることもあります。
巻き取り部や機械部分から異音がしている場合には、業者を呼んでの修理が必要です。
放置しているとそのうちシャッターが動かなくなったり、崩落する等の危険性もあるので早めに対策することをおすすめします。
シャッターの異音の主な原因3、老朽化している
シャッターの老朽化も異音が出る原因になってきます。
変形もその一つではありますが、あとは戸袋とシャッターの間に隙間ができることによって異音が発生することもあります。
シャッターの音がうるさい状況の例
続いて具体的にシャッターの騒音がどのような感じなのかを見ていきます。
異音の出方によって対策の取り方も変わってくるので、どの状況に当てはまるのかをしっかり見極めて対策をとることが重要です。
シャッターからキーキー音がする
ガイドレールというシャッターが上下するたびに触れる重要な部分がありますが、このガイドレールに擦れることでキーキー音がすることがあります。
何かがぶつかったりしてレールが歪むと、正常な時に比べて擦れるようになるのです。また、シャッター全体が歪むと左右のガイドレールのどちらかにシャッター自体が偏ることになり、ガイドレールに擦れやすくなります。
また、錆が出ることでも凸凹が生じ擦れるようになります。
シャッターからギシギシときしむような音がする
シャッターからギシギシときしむような音がする場合は、シャッター本体であるシャッタースラットが上下するたびに音を立てていることが考えられます。
正常な状態ではシャッタースラットはスムーズに巻き取られるのですが、歪みなどの変形によって巻き取り時に不自然にシャッタースラット同士がぶつかります。
スラットが歪むのはスラットをつないでいるカールという部品が曲がっているのが原因になっている可能性もあります。カールが歪んだら交換が必要です。
シャッターからギギギというような歯車の音がする
シャッターから「ギギギ」というような妙な機械音がする場合は最も深刻な故障が起きている可能性があります。
開閉器、巻取りシャフトどちらかもしくは両方に異常が起きている場合があるので、この場合はすぐシャッター修理業者を呼んだほうがいいでしょう。
シャッターがガタガタと大きな音がする
シャッターを動かすたびにガタガタと大きな音がする場合は、シャッターを釣っている元の部分が故障している、もしくは前述と同じく巻取りシャフトの異常の可能性があります。
どちらにしてもシャッターの大本となる部分の故障の可能性が高いので速やかに修理業者を呼びましょう。
ガレージのシャッターが風で揺れてうるさい音がする
ガレージのシャッターが風で揺れてうるさいということもあるかと思います。
台風の時などは顕著ですが、風で揺れてうるさいというのは戸袋とシャッターの間に隙間ができることによって生じます。
この場合、隙間ができないようにゴム板を貼ることで解消することも可能ですが、普段からDIYなどしない方にとっては難しいかもしれません。その場合、専門の修理業者を呼ぶと良いでしょう。
シャッターの騒音を対策する方法
ここからはシャッターの騒音を対策する方法を見ていきます。
一番確実なのは電動式シャッターを取り付けることです。物理的にシャッターが動いている以上、完全に無音になるわけではありませんが、静音性能が高いのは間違いありません。
少なくともシャッターのトレードマークとも言える「ガラガラ、ガシャン!」の音は出なくなります。またリモコンでの操作が可能なので、重いシャッターを開閉する肉体的負担もなくなります。特に静音性という面でしたらオーバードア(オーバースライダー)タイプのシャッターは一線を画します。
シャッターの電動化については下記を参考にしてみてください。
ちなみにシャッターの騒音の対策をするための修理の費用ですが、部品交換で済むのか全部修理になるのかで費用がかなり異なります。
深刻な故障が予想される巻取りシャフト部分を交換する場合は7万円前後の費用が発生するのが一般的です。
シャッタースラットの交換は20万円前後、手動シャッターをによって電動化する場合は18〜25万円程度が目安です。
ですので、「老朽化して異音がするので修理しよう」と言い場合、どうせ全交換するのなら電動化してしまったほうがいいということになります。もちろん、既存の手動シャッターを電動化できない場合もありますし、その場合は新規設置ということになるので、既存の手動シャッターの撤去費用等も発生します。
近所のシャッターの騒音を対策する方法
この記事を読んでる方の中には自分の家や倉庫ではなく、近所のシャッター音がうるさくて気になるという方もいるかと思います。
そこでシャッター自体ではなく、近所のシャッター音を対策する方法についても4つ紹介していきます。
対策方法1、窓の防音・遮断をする
まずは窓の防音対策をする方法として二重窓にすることです。
二重窓にすることで騒音対策だけでなく、防犯や断熱といった効果も期待できるので効果的な手段と言えます。
対策方法2、窓シャッターを活用する
続いては窓シャッターを取り付けるという方法です。
こちらも窓に対して施す施策で二重窓と同様に防犯や断熱の効果も期待できます。
※同様に窓シャッターによる騒音でご近所にご迷惑のないようにお気をつけください。
対策方法3、フェンスで防音・遮断する
3つ目の方法としては、フェンスで防音するという方法です。
一般的には防犯や目隠しとして利用されていますが、遮音用のフェンスもあるのでそちらを利用することによってシャッターのうるさい音を遮ることができます。
対策方法4、アパートでシャッターの騒音が気になる
アパートでシャッターの騒音が気になるという場合、上記のような対策をとるのが難しいかと思います。
騒音元のシャッターの持ち主に直接文句を言いにいくのは人によっては危険だったりもするので、その場合は大家さんに相談するのが最適な手段と言えます。
大家さんに具体的な騒音の状況や影響などをしっかり伝えて対応してもらうようにしましょう。
まずは自分でできる簡単なシャッターのメンテナンスを行うのも騒音対策の一つ
シャッターから異音がした場合でも、場所によっては自分で応急処置をすることでとりあえず改善することはできます。
例えばガイドレール部分に小石等が挟まっている場合は掃除をするだけで音は軽減できます。ただ、何度も同じ部分に石がハマる場合は何か別の原因があるかもしれないので、要観察です。
ガイドレールが大きく歪んでしまっている場合は、業者を呼ぶべきですが、経年劣化により少しの歪みが出ている場合は、グリーススプレーを噴射して滑りを良くすることで音を軽減することができます。また、錆が出てきたらヤスリをかける等で劣化を緩やかにすることができます。
シャッターは常に外気に触れ、雨や雪などの影響を直接受けるので長持ちさ焦るためにはメンテナンスがかなり重要です。
まとめ
今回はシャッターの異音による騒音の原因や対策について解説をしてきました。
おさらいするとうるさい音が発生する原因としては下記のような点が挙げられます。
- シャッターが故障している
- 変形している
- 老朽化している(錆びている、戸袋とシャッターの間に隙間ができてる)
シャッターの異音は日々のメンテナンスをしっかり行うことである程度防ぐことができますが、野外に設置してあるためどうしても限界があります。
明らかな異常を感じた場合には、シャッター修理業者に連絡しましょう。お金がかかるのが嫌だと思っていると深刻な故障に繋がって高くついてしまうこともあります。
修理業者に連絡する際の注意点として、出張見積りが無料かどうかを必ず確認するようにしましょう。見積りは無料だけど出張費は発生するという業者がいるので注意が必要です。

鹿島 創一

最新記事 by 鹿島 創一 (全て見る)
- 2.ここにブログのタイトルが入ります。 - 9月 23, 2017