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シャッターを取り付けたい!費用相場や抑えておくべきポイントをプロが解説
- シャッターの費用相場
- 更新日:2020/08/06
みなさんガレージや窓のシャッターを選ぶ際、どんなシャッターにするべきか悩みませんでしたか?
電動か手動か?スチールかアルミか?メーカーは?予算が決まっている中で自分に一番あったシャッターを選ぶのはやはり大変ですよね。
私も長年多くのお客様からどのようなシャッターをつけるべきなのか?という質問を受けてきました。
その都度お答えは違うのですがシャッターの新規取り付けの相場や選ばない方が良いシャッターなどの注意点は基本同じものです。
ここではシャッターの新設を業者に依頼するまえに知っておいて欲しい注意点をまとめました。
シャッターの新設にお悩みの方や見積内容に疑問がある方の助けになれば幸いです。
目次
シャッターの新設相場は20万円~
車一台分の車庫にシャッターをつける場合ですが通常ですと20万円以上かかります。
この金額はオプションをつけない最低価格です。下記の要素で金額が上がっていきます。
・シャッターのサイズ
・シャッターのメーカー
・シャッターの種類
・シャッターの材質
・取り付け環境
・依頼する業者の種類
シャッターの取り付け相場は複数業者に相見積もりしないと分からない
言葉の通りです。シャッターの見積を一度でもとっていただければ分かるのですがシャッターに定価という概念はほとんどありません。
・職人の空き状況
・売上の達成状況
・シャッターの在庫の状況
で同じ工事でも金額が変わってくるのが現実です。
結局、ユーザーは最終金額を比較して自分に納得のいく工事を自分で選ぶしかありません。
シャッターのサイズによる価格の違い
これは単純な話で、シャッターは大きくなればなるほど設置価格が高くなります。
また大型になると一人では設置できないので、作業者も2名以上必要になってきます。
作業者が2名になれば人件費いわゆる技術料も2倍になるので
シャッターメーカーの違い
これは正直そこまで気にしなくてもいいかもしれません。
個人的な印象ですが三大メーカーでは三和シャッターが一番強気で真ん中に文化シャッター、そして一番目に優しい見積を出すのが東洋シャッターという形でしょうか。
ただメーカーも結局は受注をとりたいので価格を並べれば対抗して値下げをしてきます。
メーカーにこだわりがなければ相見積もりをとるとメーカー直の見積は基本的に並びます。
シャッターの種類の違い
電動か手動か?
まず大きくは電動(自動)か手動かですね。
車一台分のシャッターで比較すると手動シャッターが20万円、電動シャッターが30万円程度と考えてください。
電動と手動どちらがいいかと聞かれるたら断然電動を推します。
自動でシャッターが上がるというのは想像以上に便利です。
シャッターを手動から電動に切り替える方はたくさんいらっしゃいますが逆に電動から手動に戻す方は基本的にいません。あるのは貸店舗のオーナー様からのご依頼でご自身で使われないので安価な手動に切り替えるなんて案件ですね。
ただし金額は当然高くなりますので無理のない範囲でご検討するのが良いと思います。
外部の記事ですがこんな記事もありました。
https://blog.marswee.com/entry/shutter
一度ファンになると他の予算を削ってでもつけたくなる・・・そんな魔力が電動シャッターにはあります(;^ω^)
巻き取りタイプか跳ね上げタイプか?
通常のシャッターはシャッターボックスにスラットを巻き取る「巻き取りタイプ」それに比べて車庫の天井にスラットを収納するのが「跳ね上げタイプ」です。よくいうオーバースライダー・オーバースライディングドアがこれにあたります。
価格は跳ね上げタイプが40万円程度になります。
また跳ね上げタイプは流通が少なく部品の調達が難しいので修理費用が高くなるのでそちらも頭に入れておきましょう。特に跳ね上げタイプで有名なメーカーの金剛さんのオーバースライダーはほぼ金剛さんしか修理が出来ないため相見積もりが機能せずメーカーの出した金額が修理金額になるので注意してください。
グリルシャッター(パイプシャッター)という贅沢品
画像のようなスラットがパイプになっているシャッターも時々みると思います。
おしゃれでかっこいいのですが、取り付けもですが修理費用が高額になることが多いです。
なぜかというとパイプが完全に一枚になっているので一部でもへこんだりするとすべて交換しなければならないからです。しかも構造上モーターも一体となっているので、なんとモーターも交換しなければなりません。つまりどこか不具合が出ると基本的にほぼ全交換を強いられます。
シャッターの材質の違い
シャッターの材質は「スチール」「アルミ」「ステンレス」「ウッド」の4種類があります。価格的にはステンレス>アルミ>スチールの順番で高額になります。
特にこだわりがなければ「スチール」で見た目が気に入って予算に余裕がある場合は「アルミ」を選ぶといいでしょう。
取り付け環境の違い
取り付け場所が
・斜面になっている
・足場が必要な高所
・シャッターボックスを壁内に収納したい
・ガレージに電源がない
など作業をする際に特殊な環境にあるものは特別に費用が発生します。
これは中々減らすことが出来ないので必要経費として覚悟しましょう。
高所にシャッターを取り付ける場合、屋根や外壁の塗装で足場があるタイミングはチャンスではあるので、その場合はこの経費を節約することは可能です。
依頼する業者の種類による違い
インターネットで見つかるシャッター業者は「メーカー」「マッチングサービス」「独立系」の3種類存在します。
単純に価格だけ比較すると
メーカー>マッチングサービス>独立系
の順番になりますがそれぞれに良し悪しがあるのでそれぞれの特徴を知ったうえで選びましょう。
まとめ
シャッターの取り付けの際に知っておいた方が良いことがらを簡単に紹介しました。
もう一度簡単にまとめると下記のようになります。
・シャッターの新設は手動シャッターで20万円程度、電動シャッターでは30万円程度は最低かかる
・損をしたくないなら複数業者に相見積もりが基本
・予算があるなら電動シャッターをおすすめ
・メーカーによる差異はほとんどないので好きなメーカーを選ぼう
・オーバースライダー、グリルシャッター(パイプシャッター)はメンテナンスが大変
・材質はとくにこだわりがなければスチールで十分
弊社でも各メーカーのシャッターを全国で取り付け可能ですのでシャッターの取り付けに不安がある方はご相談ください。なるべく勉強します・・・
鹿島 創一
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