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手動シャッターが重い原因とその修理方法

シャッター修理の豆知識
更新日:2019/09/11

手動シャッターは時間経過と共に必ず重くなっていく理由

導入したばかりの時はスムーズに動き、音も静かなシャッターも、長年の使用により、シャッターが重たくなるだけではなく、「キーキー」というきしむ異音などの症状もあらわれます。手動シャッターが重たくなることで、利用する人の利便性が低下するだけではなく、シャッターの目的である防犯性能の低下を招いてしまうことに繋がってしまいます。

原因には、3種類の原因が考えられ、それぞれご紹介します。

1.スプリングが劣化している

手動シャッターは昇降機構にバネ(スプリングシャフト)を使用しており、これがシャッターの開閉を繰り返すとバネのテンションが緩み、シャッターを引っ張る力が弱くなるため重く感じるようになっていきます。これはバネを使用している以上、避けられない問題で、早ければ5年程度で初期よりも重いと感じるでしょう。またシャッターは金属部分の錆が抵抗となって重くなるということもあります。このような理由でシャッターが重く感じる事態は起こりやすいですが、後者の場合シャッター修理に関して軽度の状態なら自分で改善をすることも無理ではありません。

2.錆の発生及び潤滑油が不足している

シャッターの潤滑油の不足により、シャッター板(スラット)がレール(ガイドレール)に触れるようになり、シャッター開閉時に「キーキー」という嫌な異音がするようになります。

また、錆が発生していることによって、可動部分の動きがスムーズに動かなくなり、シャッターが重くなってしまいます。動かないシャッターを無理やり動かしてしまうとシャッターが破損してしまう可能性もあり、錆は厄介です。

シャッターが重たくなったと感じる場合、錆による劣化と、シャッター板とガイドレールの隙間の潤滑が不十分という原因が考えられます

3.シャッター板が何らかの原因で変形している

シャッターが重たい原因にはシャッター内部の原因だけではなく、外部的な要因も関係しています。

シャッター本来の目的は防犯の目的を持っていますが、雨風や何か物体の衝突などが原因で変形します。見た目以上に繊細であり、少しの衝撃を与えただけでも凹んでしまうなど、部分的に変形することや、内部の部品が破損してしまうなど、不具合が起きてしまいます。

変形によって開閉が困難になり、シャッターが重たいと感じるだけではなく、異音も大きくなる事が明らかになっています。

自分で出来る手動シャッターの手入れ~錆対策~

シャッターも使用年数が経つごとに、重くなってくることがあります。手動シャッターで毎日開閉することは身体の負担につながることもあり、身体を痛めてしまうこともあります。

シャッターを自分で上げられないほど重たいという場合は、迷わずプロの業者の方に相談しましょう。

この項目では、自分でできる手動シャッターのお手入れをご紹介します。お手入れ次第では、より長くシャッターを利用することができます

1.道具について

シャッター板がスライドするシャッター板とガイドレールは、シャッターの負荷が強いだけではなく、シャッターの内部機構とは異なり、外の空気に触れている状態となっているため、乾燥や汚れ、雨、湿気などの影響を受け、潤滑が悪くなります。

シャッターをスライドさせる部分は、軸受と同じくらいシャッターからの負荷に耐えている場所です。また、シャッターの内部機構とは異なり外気にさらされているため、乾燥や汚れが残りやすく、滑りが悪くなりやすくなっています。そのため、オイルを塗って潤滑させる必要があります。

オイルにも様々な種類がありますが、スプレータイプのものが使いやすいのでオススメです。

ホームセンターに行くと大抵売られていますが、スプレータイプの「シリコンオイル」を選びます。だいたい1,000円以内で購入することができます。シャッターが錆びてしまっている部分や、外から見えない部品の錆びた部分はモリブデングリスなど質がよく、使い勝手の良いものをオススメします。モリブデングリスは、ガイドレールに使用しないようご注意ください。

粘り気の高い潤滑剤や溶剤(グリス、オイル)の多く含まれているスプレーで塗布すると、逆に砂ぼこりやゴミなどが付着しやすくなりますので、ガイドレールにはシリコンのものを使用してください

また、シリコンスプレーでフロア等には使わないようにしましょう。滑りが良くなりすぎてしまいます。

さらに、バケツなどに入れた水と、布を2枚から3枚程度と、不要な歯ブラシなどもあると良いでしょう。用意します。

2.対処方法

シャッターを全て上げておきましょう。ガイドレールの中の異物や汚れを確認しておきましょう。

布を1枚水につけた後に、固く絞ってガイドレール内の異物や汚れを拭き取ります。隅の方は、歯ブラシなどを使用すると便利です。

次にもう1枚乾いた布にシリコンスプレーを吹きかけ、人差し指や中指にシリコンスプレーを吹きかけた布を巻きつけます。一緒にガイドレールのモヘヤ(毛の部分)の異物やゴミをふき取りましょう。

指に巻き付けた布を、ガイドレールの溝全体をなぞるように吹きます。届かない部分は、安全に注意して脚立などを使用すると良いでしょう。脚立がない場合、ガイドレールの上部へ直接シリコンスプレーを吹きかけても効果があります。

その後、馴染ませるために、2回から3回シャッターを開閉します

最後に、シャッターに残ったはみ出た潤滑成分をふき取って完了です。潤滑成分が残ると、掃除の跡や余分な光沢がついてしまいます。

錆びによりシャッターが重くなった時はシャッターとレールの接合部にシリコンスプレーを塗ることで改善する事ができます。シャッター修理業者を呼んでももちろん対応してもらえますが、このくらいは自分で行った方がなにかとお得です。グリスはホームセンターで売っているシリコンスプレーが手頃で良いです。だいたい1000円以内で買えるかと。下記の動画が非常に参考になります。

定期的なメンテナンスがシャッターの寿命を延ばします

手動シャッターが重くなってきた……見積をお願いしたら高く修理代がついてしまった……と、いうことにならないためにも、自分でメンテナスを行うことで、シャッターを長く使うことができます。そこで、自分でできるシャッターのメンテナンスについてご紹介します。

毎日大切に正しく使う

手動シャッターを開閉の際はどのように行っていますか? 取扱説明書に従った正しい使用を心がけることが大切です。シャッター開閉の際に、強い勢いで開閉することや、片手で無理な開閉、開閉の際の位置が斜めや左右のどちらか一方に偏って開閉している場合はシャッターの巻き込み部分が斜めになり、バランスが悪くなったまま使用を続けているとシャッターが重くなります。シャッターを利用するときは、真ん中部分の取っ手を持って、ゆっくり並行に開閉を行いましょう。

定期的に清掃・スプレーの塗布をする

重たくなってからシャッターにシリコンスプレーを塗布するのでは一時的な対処法にすぎません。

定期的にシャッターの掃除をするだけで長期的な利用に繋がり、シャッターは重たくなりにくくなります。シャッター板、ガイドレールのみぞ、スプリング部分を掃除するようにしましょう。先ほどご紹介した手順に沿って清掃を行えば、毎日快適に使用できるはずです。しかし、掃除後に毎回シリコンスプレーを吹きかけ、残った潤滑成分をふき取るのが面倒な場合、ガイドレールの部分だけのスプレー塗布だけでも効果があります。

年に1回から2回、シャッターを水洗いする

ガイドレールやスプリングのメンテナンス以外にも、水洗いが効果的です。年に1回から2回程度、シャッターを水洗いすることでシャッターを重くなることを防ぎます。ほこりや砂ぼこりがシャッターの隙間に入り、シャッターが重たくなる原因として考えられるため、水洗いを行うことで重たくなるのを防ぐことができます。

水洗いには、柔らかい布洗車ブラシを使うと汚れやほこりが取れて綺麗になり、シャッターの開閉が軽くなります。

それでもシャッターが重い時~シャッター修理業者依頼編~

上記の方法でシャッターの重さが改善しない場合はスプリングシャフトが緩んでいる可能性があります。こちらの修理は個人の方では行えないので渋々シャッター修理業者に依頼しましょう。すでにお抱えのシャッター修理業者があるならそちらに依頼しましょう。もしどこに頼んでいいか分からない場合はインターネットで「シャッター修理」と検索すると複数の業者が出てくるので好みの業者を選びましょう。インターネットで見つかるシャッター修理業者の種類はこちらにまとめておいたのでこちらも参考にしてください

失敗しないシャッター修理の依頼方法

もちろん弊社にご連絡いただいても大丈夫です!(ダイレクトマーケティング)相場的にはスプリングシャフトの調整で20,000円。スプリングシャフトの交換で70,000円程度となります。これ以上高い場合はなぜ高額になるか理由を聞き、ご納得いただけなければ別の業者にも相見積りを取りましょう。というか最初の業者選びは相見積りがいいですね。そこの対応が気に入れば次回から同じ業者に頼めばいいわけですから。また依頼前に見積り無料はしつこいくらい確認しましょう。使用年数が10年未満でしたらスプリングシャフトの調整で良いと思いますが、10年以上のものはスプリング自体の劣化もありますのでスプリングシャフトの交換も検討にはいると思います。古いものは調整しても割とすぐに重くなりやすいです。

電動シャッターに切り替えることも視野に

また、手動シャッターを修理するのであれば、いっそのこと手動ではなく電動シャッターに切り替えるという手段も有効でしょう。電動ならば、毎日手作業で行っていた開閉作業がボタン一つで簡単かつ、スムーズに行うことができます。車の中や家の中にいながらシャッター開閉を行うことができます。

手動シャッターのメリットやデメリット、電動シャッターのメリットやデメリットも考慮しながら検討すると良いでしょう。

ただ、電動シャッターへの切り替えには、10万円から20万円ほどの金額が必要になりますが、その価値は十分あるはずです。

まとめ

シリコンスプレーを使った簡単なメンテナンスや、自分でできる定期的なメンテナンスを紹介しましたが、これらのメンテナンスの項目は全て、シャッターが重くなる前に行っておくとスプリングシャフトだけではなく、シャッターの寿命を延ばす効果があります。錆が抵抗になった状態でシャッターの開け締めを行うことはスプリングシャフトにおいては結構な負荷になるので、シャッターを錆びさせないことで重くなるスピードを緩めます。ただどのように丁寧につかってもだんだんとスプリングが緩んでくることは避けられないので重くて我慢できなくなったら素直にシャッター修理業者を呼びましょう。

 

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鹿島 創一

鹿島 創一

シャッターの大手メーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。
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