賃貸にシャッターを後付けする際のポイントをご一挙大紹介!

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賃貸にシャッターを後付けする際のポイントをご一挙大紹介!

シャッター修理の豆知識
更新日:2019/05/27

アパート等の賃貸物件にお住まいの方で、窓にシャッターがついておらず「プライバシーが心配だ」または「防犯上の問題が心配」という方は多いのではないでしょうか。

しかし賃貸物件にお住まいの方の場合、以下のような疑問があるかと思います。

本当は防犯上よくないので、シャッターを取り付けたいけど賃貸だから無理なんでしょ

実は、賃貸物件であっても大家さんからの許可を得ることで、窓などにシャッターを取り付けることが可能なのです。

ここでは、賃貸物件にシャッターを取り付けるためのポイントを、シャッターメンテナンスに長年の実績のある弊社がご紹介します。

シャッター別の機能や、デザイン、タイプなどから賃貸物件に設置する際のポイントを理解しましょう。

賃貸物件のアパート等にシャッターを取り付ける必要性は?

賃貸物件のアパート等にシャッターを取り付けることの必要性ですが、これは警視庁による「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」を閲覧すると、理解できます。

これによると、住宅侵入窃盗の侵入口は、「ベランダ」・「居室」・「その他の窓」からの侵入が全体の56.8%を占めています

これに対して、玄関等からの住宅侵入に関しては、全体の43.2%となっており、窓からの侵入が上回る形となりました。

最近では、防犯上の観点から、玄関にオートロックが設置されているアパートが増えたものの、まだまだ窓からの侵入に対する対策が十分でないアパートも数多く存在します。

玄関などの出入り口には力を入れているものの、窓はどうしても見落としがちなものです。

このような特徴から、窓からの侵入が相次いで発生しているのが現状。

賃貸物件の窓にシャッターを取り付けるメリットは?

賃貸物件では、大家さんの許可さえ得られれば窓に後付けという形で、シャッターを取り付けることが可能です。

ここでは、賃貸物件の窓にシャッターを取り付けることのメリットをご紹介します。

防犯効果が高まる

さきほどご紹介した警視庁の窃盗等の侵入経路の統計をご覧になってもおわかりの通り、侵入経路の多くが、ガラスを破り窓から侵入します。

また、その他にも窓に鍵を施錠し忘れて侵入されてしまったケースや、窓を鍵で施錠したものの、鍵を開けて侵入されてしまったケースもあります。

これらのケースを解決する手段こそが、シャッターの取り付けなのです。

シャッターを取り付ければ、ガラスのようにいとも簡単に破られて侵入されるということがありません

また、シャッターを破壊しようと思っても、破壊するまでには時間がかかり、泥棒なども侵入を諦めてしまいます。

というのも、泥棒の住宅侵入は5分以上かかると諦めるケースが多いという統計があるからです。

つまり、シャッターを設置すれば窓だけの住宅と比較をすると、格段に防犯効果が高まるといえます。

火災などの災害時に役に立つ

これは大家さん目線になってしまいますが、多くの人が一度に居住するアパート等で火災が発生した場合、もっとも怖いのが部屋から部屋への延焼により、アパート全体が全焼してしまうことです。

このような事態になると、より多くの住民の命を危険にさらす結果になりますし、アパート全体の損害も大きくなります。

このような二次被害を防ぐためにも、シャッターは多いに役に立ちます

というのも、隣の家で火災が発生した場合などで、金属製のシャッターで窓を守っておけば、アパートへ延焼するのを防いでくれます。

防犯上の問題だけでなく、火災からアパートを守れるという視点では、アパートに暮らす人だけでなく、大家さんにも多くのメリットがあるでしょう。

賃貸物件における手動式と電動式シャッターの違いとは

賃貸物件において手動シャッターと電動式シャッターを導入することの違いをまとめました。

価格を意識するなら手動式シャッターがおすすめ!

手動式シャッターは、電動式よりも非常にお安い価格で設置することが可能です。

賃貸物件に設置を検討する場合、大家さんから承諾を得られても、費用は住民が負担するなどという規約を設けている場合もあり、個人でシャッターを負担することは大変です。

そのような場合でも、どうしてもシャッターを設置したいときは、手動式シャッターをおすすめします。

手動式シャッターなら、6万円〜16万円と電動式シャッターよりも低コストで設置が可能です。

電動式ならワンタッチ開閉とタイマー設定が可能

手動式シャッターでも、防犯の効果は高いのですが、電動式シャッターであればその効果はより高まります。

というのも、電動式シャッターは一切窓を開けることなく、室内からリモコンでシャッター開閉ができるため、窓を開ける時間がないことで、防犯効果が高いのです。

さらに、シャッターを閉めるということは防犯効果が高まりますが、今留守にしていると悟られてしまうと感じる方も多いと思います。

電動式であればタイプによっては、タイマー設定ができるものがあります。

タイマー設定を行うことにより、設定時間になると、自動でシャッターを開閉してくれるため、周囲から留守であることを気づかれにくいのです。

周囲への騒音を意識するなら電動式シャッターがおすすめ

賃貸物件になると、周囲への騒音について一戸建てよりも気を使う結果になると思います。

そのような場合におすすめなのが、電動式シャッターです。電動式シャッターは、モーターによって制御を行うため、開閉音が非常に静かで、周囲の騒音問題も発生しにくいという特徴があります。

どうしても、手動式シャッターの場合は、「ガラガラ」といった独特の音が周囲に迷惑をかけてしまう場合も。

小さなお子様がいらっしゃる場合には電動式は注意が必要

電動式シャッターは、一見便利なことばかりですが、設置価格が高いというデメリットのほかに、ワンタッチで開閉できるため、小さなお子様がいらっしゃる場合には、シャッター事故に注意が必要です。

もちろん、最近発売されている電動シャッターには、安全装置が装備されており、事故件数こそ少ないものの、過去には電動シャッターによる死亡事故も発生しています。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭で、電動シャッターを導入する際は、手の届かないところにリモコンを配置するなど、注意をしましょう。

電動式シャッターは停電時手動で操作を行う

普段は、メリットの多い電動式シャッターですが、当然のことですが電気で操作するため、停電時は電動では動きません。

このような場合は、手動に切り替わるため、開閉ができないことはありませんが、手動式と比較すると、手動に切り替えた際に、開閉動作が重くなるため、あらかじめ覚えておきましょう。

賃貸にシャッターを後付けする際に知りたいシャッターの種類

賃貸物件にシャッターを後付けする際には、シャッターの種類についても把握しておくことをおすすめします。

シャッターにもいくつかの種類があり、設置する窓によっては選択の幅が広がります。

クローズタイプ

シャッターの種類の中で、最もベーシックなタイプが「クローズ」タイプです。

クローズタイプとは、従来の雨戸のような作りで、シャッターを閉めると隙間がなく完全に窓を覆ってしまうタイプのこと。

防犯効果が高いものの、完全に遮光してしまうため、風通しも基本的にありません

スリットタイプ

スリットタイプは、シャッターの表面に切れ目があることで、採光ができ、シャッターを閉めた状態でも、室内に光が取り込めます。

また、風通しもあるため、ある程度閉め切った状態でも密閉空間になることを防げるのです。

スリットは、シャッターの上部に入っているものや、シャッターの全面に入っているものなどさまざまですので、設置する窓や賃貸物件に合わせて導入しましょう。

ブラインドタイプ

ブラインドタイプは、ブラインドカーテンのような構造をしているシャッターのこと。シャッターの機能と、ブラインドカーテンの機能を合わせ持つのが特徴です。

具体的には、ルーバーの角度を全閉にすれば、全ての遮光を可能とし、一切室内に光が入らない状態を作り出せます。

ルーバーの角度を45度に設定すれば、少量の光を取り込め、室内の明かりも確保できますし、防犯効果も高いです。

より光を取り込みたい日中であれば、ルーバーの角度を90度に設定することで、とても明るくなります。

これらのルーバーの角度調整は、電動シャッターの場合、ボタンでワンタッチだからなんの手間も入りません。

賃貸物件におけるシャッター選びのポイントとは!

大家さんにきちんと確認を取り規約に違反しないようにする

賃貸物件で後付けシャッターを取り付ける場合には、大家さんとの確認と賃貸の契約内容に違反していないかどうかを確認してください。

無断でシャッターの後付け工事を行なうなどの行為をしてしまうと、損害賠償の対象になる場合があります。

あくまでも大家さんの許可を得た上で、取り付け工事を行いましょう。また、大家さんの承諾があっても安心せず、シャッターの後付けの工事費用についても確認しておくことをおすすめします。

防犯性

やはり賃貸物件で後付けシャッターをつけるからには、意識したいポイントが防犯効果でしょう。

シャッターを取り付けることで、窓を破損させて窃盗の被害に遭う可能性も激減します。

空き巣に入ろうと思っても、シャッターと窓の両方を壊さなくてはならず、非常に時間がかかります。

空き巣は、侵入に5分以上もの時間を要する住宅への侵入は諦める傾向にあるため、シャッターは有効であることがわかります。

賃貸物件ですと、玄関などの出入り口は防犯対策を徹底していても、窓からの防犯は充実していないこともありますから、もう一度見直してみましょう。

シャッターの外観も重要

賃貸物件においてシャッターを後付けする場合には、シャッターの外観も重要です。

シャッターといえでもブラインドカーテンのようなおしゃれな見た目を再現したものから、昔からよくあるスラット部分が波打っているかのようなデザインのものなどさまざま。

賃貸物件となると、大家さんとの相談にはなりますが、採用して良いデザインや採用できないデザインなどもありますから、都度大家さんとの確認のもと、シャッターのデザインを選定しましょう。

賃貸でのシャッター後付けにかかる費用相場

賃貸でのシャッター後付けにかかる費用相場ですが、従来の雨戸のような引き戸タイプのシャッターが最もリーズナブルで「2〜15万円」が相場です。

手動式シャッターを後付する場合が、「6〜16万円」となり取り付けの際に、下地材が必要な場合には、追加料金が発生する場合もあります。

賃貸の窓の後付けで電動シャッターを取り付ける場合ですが、こちらは1箇所あたり「10〜35万円」が相場になります。

シャッター本体価格の中では、モーターを導入するなど多くの材料費がかかるため、それに応じて相場も高くなっています。

また、電動シャッターの場合には、配線工事が必要なためその分の費用がかかります。

まとめ

シャッターは、防犯効果が高く、賃貸物件で窓に防犯対策を施していない場合には、おすすめの対策になるでしょう。シャッター自体が外部から開けにくい構造となっており、空き巣の侵入を防げます。

賃貸物件というと、どうしても後付けシャッターの導入は難しいのではないかという方もおられますが、大家さんや物件の契約内容によっては高い必要性がある場合に、交渉をすれば可能な場合もあります。

特に、女性の一人暮らしやご高齢の方がお住まいになる場合には、より安全を意識した方が良いです。

賃貸物件にシャッターを取り付ける場合には、借主の負担になる場合が多いですが、それでも安全のためには重要です。

ぜひ、手動式シャッターや電動式シャッターなどさまざまな種類やタイプがありますから、シャッター専門業者とも相談の上、選定してみてください。

弊社では、シャッター修理の専門家として、賃貸物件への後付け設置も対応しております。

取り付け可能かどうかの出張診断や、お見積もりは無料で対応させて頂きますので、ぜひお気軽にお声かけください。

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この記事の監修者

経歴

シャッター修理の経験は17年以上。大手シャッターメーカーで5年間の製造・施工を経験後、シャッター修理会社に転職。現在は関西地区のチームリーダーとしてシャッター修理工事の指揮を執る傍ら、WEB担当として技術情報の発信も行う。

実績

  • 独立後1000件以上の施工件数
  • 個人宅の窓シャッターから空港倉庫の大型シャッターまで幅広く経験

保有資格


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