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電動シャッターの閉め方と手動で操作する方法【メーカー別・停電時緊急操作】
- 故障
- 更新日:2025/06/05
- 「停電時に電動シャッターはどうすれば開くだろう?」
- 「電動シャッターを手動に切り替えるにはどうすれば良いだろう?」
日頃使用しているシャッター、電動シャッターは車に乗ったまま開閉ができたり開閉する体への負荷がなかったりとメリットは多いです。
ただその一方で、停電や開閉器の不具合などで電動シャッターが自動で動かなくなり、途方に暮れるという状況も時々おこります。
ここで知っておきたいのが電動シャッターは必ず手動で開閉する機構を持っているということです。
ここでは電動シャッターが自動で動かなくなったとき、手動で動かす操作をメーカーごと、シャッターのタイプごとに分けて解説していきます。
日頃はそれほど必要ないものかと思いますが、備えあれば憂いなしということで緊急性がない方もしっかりと確認していきましょう。
目次
シャッターの操作紐(操作ロープ)の使い方
シャッターには「操作紐(操作ロープ)」が取り付けられている場合があります。これは手動シャッターだけでなく、電動シャッターの非常時用としても役立つことがあります。以下では操作紐の使い方と注意点を解説しますので、安全かつスムーズにシャッターを動かしましょう。
操作紐だけでシャッターを閉める方法
操作紐は、基本的にシャッターを引き下ろすときに使用する設計となっています。シャッター上部から垂れているロープを手前に軽く引き、そのまま下方向へ引っ張るとシャッターがスムーズに降りやすくなります。操作紐を引いた際に一気に力を入れるとスラットが急に降りてきたり、ロープが絡まるおそれがあります。
さらに、紐を引く動作はシャッター下部をしっかりと持つよりも力のコントロールが難しい場合がありますので、慣れない方は慎重に動かしてください。また、シャッターの幅が大きい場合は、片方だけに力を加えるとスラットが斜めになり、引っかかる可能性もあるため、なるべく中央寄りでロープを引くことがポイントです。
操作紐が切れたときの交換手順
シャッターの操作紐は長年使っていると劣化して切れることがあります。切れた場合は、まずシャッターボックスを開けて残っている紐を取り外し、新しいロープと交換します。交換時には以下のような手順を意識するとスムーズです。
・シャッターの電源がある場合は必ず落とし、安全を確保します。
・ボックスのカバーを外して、紐が取り付けられている部分を確認します。
・劣化しているロープを取り外し、新しいロープを同じ位置に固定します。
・ロープの長さを調整し、シャッターを開閉して問題がないかテストを行います。
DIYで交換できるケースもありますが、高い場所での作業や大型シャッターの場合は危険を伴います。作業に不安があるときは、専門業者に依頼して安全かつ確実に交換してもらうとよいでしょう。
操作紐を安全に扱うポイント
操作紐を使ってシャッターを動かす際は、以下の点を意識しておくとトラブルを防げます。
・急激に引っ張らず、ゆっくりと力をかける
・ロープがねじれたり絡まったりしないように注意する
・引いている最中にスラットが斜めにならないよう、左右のバランスをとる
・ロープの劣化具合を定期的に確認し、ほつれがあれば早めに交換を検討する
こうした基本的な点を守ることで、ロープ切れやシャッターの故障リスクを下げられます。長く快適にシャッターを使うためにも、定期的な点検と安全対策を心がけましょう。
電動シャッターを手動へ切り替える方法
冒頭でも書いた通り、電動シャッターには手動で開閉する機構が必ずついています。
開閉方法は「チェーン方式」と「ハンドル方式」の2タイプが存在します。
ここでは、基本的なシャッターの切り替え方法について解説をしつつ、代表的なシャッターメーカーの切り替え手順へのリンクも貼っていますので参考にしてみてください。
一般的な電動シャッターの手動切替方法
それではまず一般的な電動シャッターの手動切替方法の一例を紹介します。
- シャッターの電源スイッチを切ってください。
電源スイッチが入ったまま作業をすると途中で停電が復帰した場合、急にシャッターが電動で動いて人が挟まれる恐れがあります。 - シャッターボックスのサイド(もしくは中)に手動切替シリンダーがあるのでそちらを強く引いていただくと手動でシャッターを開閉できます。
チェーンでない場合はスラットを自力で持ち上げてください。 - 上げ下げが終わったら手動切替シリンダーの隣に電動復帰シリンダーがあるのでそちらを引っ張りましょう。これで電動シャッターに復帰します。
基本的にはこちらの手順でどの電動シャッターも手動へ切り替えることが可能です。
電動シャッターの手動切替の際に気をつけること
上記の手順で電動シャッターを手動へ切り替えることが可能ですが、基本的に停電時などの緊急操作用です。
通常は停電復帰を待ってから通常の電動操作でシャッターの上げ下げを行ってください。
どうしても手動で上げ下げを行う必要がある場合は下記に注意して行うことが重要です。
- 高いところでの作業は、足場の安全を確保してから行うこと
- シャッターの開閉中は人や車の出入りをしないこと
- 操作中に「停電復帰」の恐れがあるので、事前にブレーカーを落として、シャッターの電源を切っておくこと
- 電動を手動に切替えた場合、急にスラットが動き出すことがあるため、スラットにハシゴなどを立てかけて作業しないこと
- 手動で開閉する場合はできる限り複数人で作業を行うこと
- シャッターの手動開閉が終わったら必ず電動に復帰させること
- 不明点などがある場合はメーカーへ連絡をすること
主導へ切り替えを行う際は一つ一つしっかりと確認して行うようにしましょう。
また、電動シャッターが故障により途中で止まる場合について、詳細内容は下記にまとめてありますのでこちらも参考にしてください。
不明点などがある場合はメーカーのマニュアルを確認しよう
電動シャッターを手動へ切り替える基本的な方法は上記で解説をした通りです。
ただ、シャッターメーカーやシャッターの種類によって手動への切り替え方法は若干変わってきます。
より詳しい情報が必要な方は本記事で全て網羅するのは難しいため、代表的なメーカーの手動への切り替え手順のマニュアルへのリンクを紹介しておきます。
>>三和シャッター製の電動シャッターの手動切替方法
>>文化シヤッター製の電動シャッターの手動切替方法
>>東洋シャッター製の電動シャッターの手動切替方法
>>LIXIL鈴木シャッター製の電動シャッターの手動切替方法
上記の解説でわからないところがあるという方は、メーカーのホームページを確認してみてくださいね。
電動シャッターの手動への切り替え方法が不明な場合はメーカーへ問い合わせるべし
ここまで、電動シャッターを手動へ切り替える基本的な方法とメーカー毎の切り替え方法のページへのリンクを紹介してきました。
ただ、マニュアルを見ても電動シャッターを手動へ切り替える方法がわからないという方もいらっしゃるかと思います。
基本的にシャッターを使っている時に今回解説した手動への切り替え方法がわからないなど、不明点がある場合はメーカーへ問合せをすればOKです。
決して安くない費用をかけて電動シャッターを使っていると思うので、しっかりサポートのサービスを利用しましょう。
<参考:各メーカーの問合せ先>
- 三和シャッター:0120-3030-17
- 文化シャッター:0120-365-113
- 東洋シャッター:0120-49-1080
- LIXIL鈴木シャッター:0120-376-839
※LIXIL鈴木シャッターの受付は月~金は9:00~18:00/土日祝日は9:00~17:00。
それ以外のメーカーは24時間365日対応となっています(2020/6/7時点)
手動シャッターを電動シャッターへ切り替えることも可能
本記事を読んでいる方の中には、現状手動シャッターを使っているけど電動シャッターへ切り替えたいと思っている方も、その逆の方もいらっしゃるかと思います。
手動シャッターも電動シャッターもそれぞれ下記のようなメリットとデメリットがあります。
手動シャッターのメリット
- 電動シャッターと比べると安い
- お手入れをするのが簡単
電動シャッターのメリット
- 手動シャッターよりも静か
- 力の弱い方や車に乗りながらでも開閉可能
状況によりどちらを取るかは変わってくるかと思います。
なので、手動シャッターをおるか電動シャッターを取るかは人それぞれですが、下記にて手動シャッターを電動シャッターへ切り替える方法や費用について解説をしています。
手動シャッターと電動シャッターの詳しい違いについても上記記事で解説をしているので、参考にしてみてください。
まとめ
今回は電動シャッターを手動へ切り替える方法について着目して解説をしてきました。
大前提となるのはメーカーのマニュアルですが、基本的には下記の手順で手動開閉へ切り替えることができます。
- シャッターの電源スイッチを切る。
- シャッターボックスのサイド(もしくは中)に手動切替シリンダーがあるのでそちらを強く引いてシャッターを手動開閉する。
※チェーンでない場合はスラットを自力で持ち上げる - 上げ下げが終わったら手動切替シリンダーの隣に電動復帰シリンダーがあるのでそちらを引っ張って電動へ復帰する。
もし、マニュアルを見て不明点がある場合はメーカーへ直接問い合わせて頂ければと思いますが、停電や災害時以外でシャッターに不具合がある場合にそのまま放置しているのは非常に危険です。
思わぬ怪我や事故に繋がる可能性がありますし、シャッターの寿命を縮めてしまうということにもなりかねません。
シャッターを使っていて、なにか少しでも気になるところがある場合はシャッターメーカーへ問合せをするか、シャッター業者へ問合わせすることをおすすめします。
日頃何気なく使っているシャッターも長く安心して使えるようにしっかりとケアしていきましょう。
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