シャッターを電動化したい!DIYと業者対応を比較

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シャッターを電動化したい!DIYと業者対応を比較

シャッター修理の豆知識
更新日:2021/12/23

・手動シャッターの上げ下げが重いので電動化したい
・シャッターのために毎回車を降りるのが面倒

そんなお悩みありませんか?
実は手動シャッターを電動化することは意外と簡単にできます。
それこそプロであれば2時間程度の工事で終わるほどです。

ここでは、業者に電動化してもらうやり方と、電動化キットを使ってDIYするやり方を比較してみたいと思います。
二つのやり方を比較して、自分に合った方法を選んでみてください。

手動シャッターを電動化する方法

手動シャッターを電動化する方法は

「通常のスプリングシャフトをモータ付きのスプリングシャフトに交換する方法」

「スプリングシャフトにモーターを取り付ける方法」

の2通りがあります。

前者がシャッター業者に依頼した場合の方法で後者がDIYキットで自分で電動化する場合の方法となります。

既存のスプリングシャフトを生かせる分、モーターを取り付ける方法の方が安価にできます。

しかし工事の難易度が上がるのでDIYにたけていないとそもそも実行することが難しいでしょう。

手動シャッターを電動化するときの価格は?

これはシャッター業者に頼む場合と自身でDIYする場合とでは大きく変わります。

業者に頼むのであれば電動化するときの価格はメーカーやシャッターのサイズによりますが車1台分の手動シャッターを電動化する場合15万円ー20万円程度になります。

自身でDIYする場合は電動化キットが60,000円程度で購入可能ですので自信の手間賃を含めないならば60,000円程度で電動化することができます。

下記に弊社が手動シャッターを電動化した施工事例の一部をまとめています。こちらも参考にしてください。

手動シャッターの電動化事例【施工内容・費用】

手動シャッターと電動シャッターの違いは?

手動シャッターを電動化したいと考えている方はまずは手動シャッターと電動シャッターの違いを確認しておきましょう。もし電動化していたとしてもあまり自分にとってメリットが少なかった場合手動の方が良い場合もあります。また、手動シャッターもメンテナンスによっては快適に使い続けることができ、電動と違って部品も安価なので修理代などの費用も安価で済む場合があります。それでは詳しくご紹介します。

手動シャッターとは?

手動シャッターは手で開閉するシャッターのことを指します。シャッター板の下部にはシャッターの操作用ロープをつけることができ、かがまずに操作することができるため、便利です。

開閉を繰り返すうちにシャッターが重たくなることや「キーキー」という異音が鳴ってしまう劣化の現象がみられますが、メンテナンスを続けていくことで劣化を遅らせることは可能です。

電動シャッターと比べて設置、メンテナンス、修理などが安価であるため、ランニングコストが大幅に安くなる、というのは大きなメリットでしょう。

電動シャッターとは?

電動シャッターは、手動シャッターを電動化したもので、手で開閉していたものをリモコンのスイッチやボタンなどで開閉させることができるシャッターです。電動化によってシャッターの重量は重くはなるものの、電動化によるため実際の負担はありません。設置、メンテナンス、修理などが手動と比べて高価となるほかにも。シャッターが閉まっている際の停電時などは手動で開けることができないなどの心配はありますが、手動シャッターと比べて便利になります。

電動化できるシャッターの種類は?

電動化できるシャッターの種類は、窓シャッターか軽量シャッター(ガレージシャッター・車庫用シャッター)になります。

・窓シャッターとは

窓シャッターとは、一般的な住宅に設置されている窓のシャッターで、窓を雨や風から守る雨戸の役割があるほかにも、空き巣や不審者の侵入を防ぐ防犯の役割があります。窓シャッターはガレージシャッター同様に開閉する頻度が高く、「手動だと重たい」「毎日かがんで開閉するのは億劫だ」という場合に電動化することをオススメします。

窓シャッターを電動化するメリットは?

窓シャッターを電動化することによってまずは毎日の開閉が楽になることが挙げられます。というのも、手動シャッターの窓シャッターの場合、毎日の開閉が面倒なため、台風の時だけ窓シャッターを使うという方も多く、窓シャッターの役割が100%活かされていない状態があるようです。しかし電動シャッターであれば、ボタン一つで窓シャッターの開閉が楽になりますよね。その他にも手動の場合騒音が出ることもあるため、電動化することで音が静かになります。電動化した後も通常にシャッターを閉めた後も雨戸を閉めることができます。

・軽量シャッターとは

軽量シャッターは、比較的小さい開口部に使用するシャッターでガレージシャッターは車庫に使用する他にも開口部の小さな店舗のシャッターや倉庫のシャッターにもよく使われています。

目的としては窓シャッターと同じように雨や風による飛来物を防ぐことや、防犯の目的で設置されています。

軽量シャッターを電動化するメリットは?

お店の商品や倉庫の中身、自家用車を守るためのシャッターですが、手動であれば毎日の通勤の時やお店を開店させる際、毎日シャッターを手動で開閉するのは大変ですよね。あとから電動化させることで、ボタン一つで簡単にシャッターを開閉することができ、「ガラガラ」という大きな音も静かになります。近所の騒音対策にもつながります。

また、電動化することによって修理する頻度が減るというメリットも大きいでしょう。

業者にお願いするメリット・デメリットは?

業者に電動化してもらう場合、メリットは失敗がないということです。

プロにまかせれば、確実にシャッターを電動化してもらえます。

自分で対応すると、買ってきたキットが自宅のシャッターに合わなかった、工事する技能がなくてうまくいかなかったなどという失敗が起こることは十分あり得ます。

しかし、業者に任せればそのような心配はありません。

 

デメリットとしては、価格が高いということでしょう。

シャッターを全取り換えする場合は、電動シャッターの取り付け工事費用が丸々かかりますし、2~5万円程の既存シャッターの撤去費用も掛かります。

シャッターをリフォームして電動化する場合もあまり価格は変わらず、数十万円はかかるでしょう。

また、業者を呼んで工事してもらうため、人件費やガソリン代、移動費なども別途かかります。

確実に電動化できるというメリットを買うと思えば仕方がないかもしれませんが、高額な費用が発生することは覚悟しておくべきでしょう。

どうやって自分で電動化工事をするの?

電動化工事するには「スマートガレージキット」などのDIYキットの商品を利用します。1から自分で部品を調達するには、電気工事士の資格が必要になるなど、初歩からでは困難です。また、商品によってはオーバードアタイプのシャッターには取り付けができないなど、取り付けできるシャッター、取り付けできないシャッターと差がありますので必ずホームページなどを見てから注文をしましょう。
一般的には巻き上げ式の手動シャッターではDIYできるキットが多く販売されています。

電動化キットの内容は、電動化に必要なモーターやギアなどの部品で構成されたキットとなります。
シャッターケース内に取り付けることができるため、省スペースなものも多く、資格が必要な電気工事がいらないドリルに穴をあけてボルトで固定し、AC100Vのコンセントがあれば問題ありません。

電動化の工事方法

電動化キットを使って工事を行う手順をご紹介しますが、商品によって手順は異なりますので、あくまでも大まかな手順となります。詳しい手順は電動化キットを購入し、取扱説明書をよく読んでから工事を行うようにしてください。
また、自分で電動化キットを使って工事を行う場合、簡単といえども十分な作業スペースを確保し、安全に気を付けて作業するようにしてください。

1.シャフトに穴をあけて、ブラケットを取り付けます。

2.ブラケットの位置を調整し、ブラケットを固定します。

3.配線通し用の穴をあけてブラケットを外します。通線ワイヤーをシャフト内に通します。

4.通線ワイヤーの末端にモーターの配線を固定する

5.邪魔になった通線ワイヤーをシャッターの外に出します。

6.モーターを組み立てて、シャフトに設置します。

7.モーターにつけるギアを組み立てます。

8.モーターにギアを取り付けます。

9.カバーを装着します。

10.配線を行い、配線はスイッチ基盤に接続します。この時モーターの取り付け位置によって配線の接続が異なる場合があります。

11.スイッチ基盤を固定し、カバーを取り付けます。

これで完了となります。ボタンで行うタイプのものもあれば、スマートフォンアプリで行うものもあります。

電動化キットでDIYするメリット・デメリットは?

手動シャッターを自分で電動化できる、電動化キットというものがあります。

これを買ってくれば、DIYでシャッターを電動化できるのです。

ただし、シャッターを格納する箱が天井に埋め込まれているタイプには対応していない、シャッターの巻き上げ部分が対応していない場合があるなどというケースもあります。

もちろん、シャッターを格納する箱を自分で開けて、巻き上げシャフトを設置し電源をつなぐなどの工事を自分でしなければなりません。

また、停電時には手動シャッターと同じような軽さで開閉することができますので、災害などの時でも簡単に開閉することができます。

自分で工事する分低価格になりますので、業者に依頼すると数十万円かかるところを数万円で対応できるでしょう。

もし、DIYをする自信がないという場合は、電動化キットを業者に取り付けてもらうという方法がおすすめです。

電動化キットを製造する会社によっては、取り付け工事もやってくれるところがあります。

そのような業者に依頼すれば、その電動化キットが自宅のシャッターに適合しているか、価格はいくらくらいになるかを見積もってくれます。

様々なメーカーのシャッターに汎用的に使える電動化キットを取り付けてもらうことで、一般的な電動シャッターに取り換えるよりも安く済みますし、業者に工事してもらえるので安心です。

シャッター電動化の注意点は? 意外な落とし穴

シャッターを電動化する際には大きな注意があります。注意するシチュエーションとしては、「かなり古くなって重たくなったシャッターをそのまま利用して電動化したい」という場合です。

よく見かけるキャッチコピーとして「手動シャッターをそのまま電動化」というようなものがありますね。

シャッターを解体して電動シャッターを新設する場合には、この注意は気にしなくてもかまいません。主に電動化する場合には以下の状態に注目します。

・自分で古く重たいシャッターを利用して電動化する

・業者が古く重たいシャッターを利用して電動化する

この古くなったシャッターを利用したまま再利用するというものは、電動化する際に必要な安全装置(障害物感知装置)のシステム上、古く重たいシャッターには適応調整することは困難で、電動化が実現できたとしても構造的には1年から3年程度に「開閉動作の途中で止まる」「開閉中に止まって動かなくなった」というような不具合が発生する確率が大幅に上昇します。

絶対に不具合が起きる、とは言い切れませんが、このような古いシャッターを電動化する場合には、シャッターを解体して新設工事を行い電動化することをオススメします。

また、古いシャッターでもそのまま電動リモコン操作で動作する電動化を強引に勧めてくるシャッター業者がいたらそれは一歩引いて他の業者にもお見積り、お問合せを行うなどをして検討するようにしましょう。

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この記事の監修者

経歴

シャッター修理の経験は17年以上。大手シャッターメーカーで5年間の製造・施工を経験後、シャッター修理会社に転職。現在は関西地区のチームリーダーとしてシャッター修理工事の指揮を執る傍ら、WEB担当として技術情報の発信も行う。

実績

  • 独立後1000件以上の施工件数
  • 個人宅の窓シャッターから空港倉庫の大型シャッターまで幅広く経験

保有資格


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