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シャッター交換にかかる費用はどれくらい?費用を抑えるためには
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2019/10/15
そもそもシャッターには耐用回数と耐用年数があらかじめ目安として決められており、自宅の車庫に使っているガレージのシャッターや、お店の開口部に使用しているシャッターを耐用年数・耐用回数以上に使用し続けると、劣化によるさまざまな故障につながることや、開かなくなるという重大なトラブルの原因にもなります。
そうなる前にシャッターの交換を行うことをオススメしますが、シャッターの交換にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
また、交換の費用を抑えるためにはどんなことに注意したら良いのでしょうか? シャッター交換について分かりやすくまとめてご紹介します。
目次
シャッターの交換とは
一般的な住宅や、店舗などに設置されるシャッターは、毎日のように頻繁に開閉動作が行われるため、長年の使用で雨や風などの影響から劣化していきます。定期的にメンテナンスを行っていても、耐用回数や耐用年数の目安である限界を迎えると、シャッターの修理、交換が必要になる場合が多く、今設置しているシャッターを撤去して新しく取り付ける場合には、交換ということになるでしょう。
手動シャッターから電動シャッターへ交換も可能
手動シャッターを今まで使っていた方には、シャッター交換する際に電動シャッターへ切り替えることができます。電動シャッターとは、手動で開閉を行っている動作が全て電動化し、ボタンやリモコンひとつで簡単にシャッターの開閉を行うことができるシャッターになります。
電動シャッターに切り替えることで、手動シャッターを開閉する力のない小さな子供やお年寄りなどでも簡単にシャッターを開閉することができます。
また、シャッターの劣化がそこまでひどくない場合には、シャッターを交換しなくてもシャッターをそのままで電動化することも可能です。
興味のある方は、電動化工事に対応しているメーカーや業者に相談を行ってみましょう。
シャッター交換が必要な場合
それでは、どのような場合にはシャッターの交換が必要になるのでしょうか?
まず、シャッターの交換が必要な場合ですが、まずは上記に挙げた手動シャッターから電動シャッターへ変更したいという場合は、シャッターの交換です。
・長年の使用による劣化
長年の使用によりシャッターが脆くなってきていたり、汚れやサビがかなり目立ってきたり、開閉動作が重たくなったりするという場合にシャッターの交換をオススメします。このような状況では、先ほど述べた耐用年数・耐用回数を超えている可能性がありますので、安全に使用するという観点から見ても、できるだけ早くシャッターの交換を行うと良いでしょう。
・震災などの災害や衝突による故障
「地震や台風などの災害でシャッターが破損してしまった」、「ガレージへ車を格納する際にぶつけて故障した」というような、外部からの衝撃などによる破損では、修理でなんとか直ることもありますが、ほとんどの場合交換を余儀なくされます。また、外部からの破損では目に見えて破損している部分がわかりますが、具体的な詳しい損傷の確認は、しっかりとプロのシャッターの業者に判断してもらいましょう。
故障の中には、スラット(シャッターの大部分を構成するシャッターの板の部分)がガイドレールから外れるということもありますので、部品の劣化や腐食が進んでいる場合にはスラットが外れて強風で飛ぶ、ということも考えられます。そうならないためにも、定期的なメンテナンスを必ず実施するようにしましょう。
シャッター交換の相場はどれくらい?
実際にシャッターを交換する際の相場はどれくらいなのでしょうか? 自分が使っているシャッターに応じて金額が異なりますので、こちらでまとめてご紹介しますので相場の把握をしてもらって各社で検討する判断材料にしてもらえればと思います。
また、シャッター交換には既に設置しているシャッターを撤去する際に必要な撤去費用が発生します。
撤去費用は2万円から5万円程度になります。
窓シャッター交換の場合
窓シャッターは、住宅の窓に取り付けられているシャッターで、雨や風、不審者などから家を守る役割があり近年ではデザイン性が向上した窓シャッターの商品も豊富にあります。
窓シャッターの交換では8万円から15万円程度になりますが、デザイン性の高いものなどを選択する場合価格が高くなる場合があります。
手動シャッター交換の場合
手動シャッターは手動で開閉するシャッターで、電動シャッターに比べると安価ではあるものの、開閉の頻度が高いと毎日開閉しなくてはならないなど身体的な負担を感じることもあります。
価格としては7万円から25万円程度が相場でしょう。素材によってはサビに強いものもあるため、ランニングコストを考えると手動シャッターはコストパフォーマンスが高いと言えますね。
電動シャッター交換の場合
繰り返しになりますが、電動シャッターは手動で開閉する動作を電動化したものです。部品が精密化しているため、手動シャッターの交換よりも高価になりますが、リモコンやボタンで開閉できる便利さを考えれば妥当な金額であると言えるでしょう。
交換の価格としては30万円から50万円程度となります。
価格をまとめた表はこちら
簡単に価格をまとめましたので参考にしてみてください。
種類 | 価格 | 撤去費用 |
窓シャッター | 8万円から15万円 | 2万円から5万円 |
手動シャッター | 7万円から25万円 | |
電動シャッター | 30万円から50万円 |
交換する際の業者の選び方
シャッターを交換する際にはどのような業者を選べば良いのでしょうか? それは、複数の業者への無料見積もりを行うことで、どのような価格、サービスで交換できるのかを比較できます。
最低でも3社以上は比較して、それぞれどのような特徴があるのかを知ることで、信頼できる業者だと判断することができます。また、業者に全てお任せするのではなく、自分自身がシャッターについての知識や構造を少しでも知っておくことで、「なぜ交換に至ったか」という経緯や故障の原因などを伝えることでスムーズに作業を進めてもらえます。
古いシャッターをメンテナンスしよう
電動シャッターへの交換や災害などで破損したという目的以外ではやはり長年の使用によるシャッターの劣化がほとんどの交換の原因となっています。古いシャッターは開閉するのが大変なだけではなく、部品の老朽化でガイドレールが外れることや錆びや汚れによって外観を損ねることもあります。
そうならないためにも、自分で定期的なメンテナンスを心がけることが大切です。
ガイドレールにたまったゴミなどを取り除くことや、半年に一度にはシャッターを丸洗いしましょう。定期メンテナンスは業者も行っていますので、自分では目の届かない部品の隅々までを点検してもらうことで、より長くシャッターを利用できることに繋がります。
まとめ
いかがでしたか? シャッターの交換には様々な原因がありますが、主に長年の使用による劣化が主な原因として挙げられるでしょう。古くなってしまったシャッターは撤去を行ってから交換をしますので撤去費用が掛かることを念頭において、電動シャッターに交換するのか、手動シャッターに交換するのかを検討してみましょう。決して安い買い物ではないからこそ「費用が安いから」という安易な理由で業者や長く使用するシャッターを利用するのは危険です。
しっかりと設置後の利便性やランニングコストを十分検討してから交換をするようにしましょう。