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シャッター修理について詳しく解説!ケース別の修理料金も紹介
- シャッター修理
- 更新日:2024/08/31
普段何気なく使っているシャッター。知らず知らずのうちに劣化し、急に壊れて開かなくなった!なんて経験はないですか?
シャッターは壊れる頻度がそこまで高くない物であるため、修理料金やそもそもどこで修理ができるのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シャッターの修理費用の相場や壊れた時の依頼先、修理費用を安く抑えるコツを紹介していきます。
シャッターは様々なパーツからできているため、壊れた部位や内容によって修理費用には大きく差があります。
「とにかく早く直したい!」と焦って業者を決めてしまうと、悪徳業者に高い代金をだまし取られるなんてことも。
そんな目に合わないためにも、この記事を参考に適切な修理を適切な値段で行ってくれる業者にシャッターを直してもらいましょう。
目次
- 1 シャッターの修理が必要となるケースとその原因
- 2 シャッターを修理したい時はどこに依頼したらいい?
- 3 シャッター修理費用の相場
- 4 【ケース別】シャッター修理費用
- 4.1 シャッターのメンテナンス(5,000円~8,000円)
- 4.2 手動シャッターの調整(スプリングシャフトの調整)(10,000円~15,000円)
- 4.3 スラットの寄れの調整(15,000円~30,000円)
- 4.4 スラットの凹みの修理(20,000円~)
- 4.5 中柱の交換(15,000円~30,000円)
- 4.6 障害物検知装置の交換(30,000円~40,000円)
- 4.7 水切りの交換(35,000円~50,000円)
- 4.8 スプリングシャフトの交換(65,000円~80,000円)
- 4.9 電動シャッターの送受信機の交換(40,000円~)
- 4.10 電動シャッターの制御盤の交換(100,000円~150,000円)
- 4.11 手動シャッターの電動化(150,000円~200,000円)
- 4.12 スラットの交換(1枚5,000円~)
- 4.13 モーター交換(120,000円~)
- 4.14 シャッターの鍵ユニットの修理(20,000円~)
- 4.15 シャッターの全交換(150,000円~)
- 5 シャッターの修理費用を安く抑えるポイント
- 6 シャッターの不具合時は原因や予算に合わせて業者に修理を依頼しよう
シャッターの修理が必要となるケースとその原因
シャッターの故障は、必ずしも修理が必要になるわけではありません。
ここでは、修理が必要となるケースとその故障の原因を解説していきます。
シャッターが故障した時の主な症状には以下のようなものがあります。
- シャッターが開閉できない
- 開閉時に異音がする
- シャッターにガタツキがある
- サビや色褪せがある
シャッターが開閉できない
開閉ができないというトラブルは、シャッターの故障で最も問い合わせがあるケースです。
シャッターが閉まらない原因として、「カギの故障」「スラットの傾き」「油切れ」などがよく挙げられます。
また、電動シャッターの場合、「障害物探知装置の電池切れ」「ヒューズが飛んでいる」という原因も考えられるでしょう。
こういった場合、一般の方が自分で修理するのは非常に難しく、無理に直そうとすると、さらに症状を悪化させる、なんて事態にも繋がりかねません。
症状を悪化させて余計な修理代金を支払わなくて済むよう、シャッターが開閉できなくなった場合は、なるべく早めに業者へ依頼しましょう。
開閉時に異音がする
シャッターの開閉時に異音がするという故障もよくあるケースです。
「キーキー」という金属と金属が擦れ合うような音は、手動シャッターの故障の特徴としてよく見られます。
シャッターの開閉時に異音がする原因として、「ガイドレールやスラットのゆがみやサビ」「油切れ」があります。
また電動シャッターの場合、「モーターの故障」も原因として考えられるでしょう。
「油切れ」が原因の場合は、異音がする部分にシリコンスプレーや潤滑油をさすだけでも改善の効果が期待できます。その場合、汚れやサビを落としてからさすことでより効果が出やすくなるでしょう。
しかし、パーツのゆがみやモーターの故障が原因の場合、修理にはそれなりの知識や技術力が必要になります。そのため、自分で無理やり直そうとすると、ケガのリスクにも繋がります。
「異音くらい」と修理を先延ばしにしてしまうと、大きな故障に発展し「大事な時に限ってシャッターが開かない」なんて事態が起きないとは言い切れません。
そのため、シャッターの開閉時に異音がするようになった際には、早めに業者に修理を依頼することをおすすめします。
シャッターにガタツキがある
長くシャッターを使っていると、ガタツキを感じるようになってきたという方も多いでしょう。
特に、手動シャッターを上げ下げするときに引っ掛かりを感じるというケースが多いです。
また、前述した「キーキー」という異音が上げ下げと同時に生じるというケースもあります。
シャッターのガタツキは、主に「レールの油切れやサビ」「スプリングシャフトの故障」「スラットのゆがみ」が原因です。
「レールの油切れやサビ」が原因であれば、レールにシリコンスプレーや潤滑油をさす・サビを取るなどで改善が期待できます。
しかし、特にスプリングシャフトはシャッターボックス内に収納されているため、一般の方による修理はおすすめできません。
だからと言って、シャッターにガタツキがあるまま使用し続けていると、さらなる故障に発展する恐れがあります。
こういったことからも、シャッターにガタツキがある場合は、自分で直そうとせず、業者に修理を依頼しましょう。
サビや色褪せがある
シャッターのサビや色褪せも故障の症状としてよく見られるケースです。
シャッターのサビや色褪せは、風雨にさらされることで腐食を起こし発生します。
また、車や石など物が当たって傷がつき、金属に湿気が入ることも原因の一つです。
サビや色褪せは、専用の洗浄スプレーでの掃除や再塗装によって、自分での修理が可能です。
しかしサビや色褪せが広範囲にわたっていたり、サビがひどくなっていたりする場合は、なかなか自力での修理は難しくなります。
また、塗装作業はプロでもきれいに塗るのは難しく、失敗するとシャッターが開かなくなるというリスクもあります。
「サビくらいで修理なんて…」と思わず、無理せず業者に依頼しましょう。
シャッターを修理したい時はどこに依頼したらいい?
シャッターは高頻度で壊れる物ではありませんが、いざ壊れてしまった時のために、依頼先の検討はつけておいた方がよいでしょう。
シャッター修理の方法には、以下の3つの選択肢があります。
- シャッターメーカー
- シャッター修理業者
- 自分で修理する
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、最適な方法でシャッター修理をしましょう。
シャッターメーカー
緊急の場合のシャッター修理はシャッターメーカーへの依頼がおすすめです。
シャッターメーカーは休日や夜中でも24時間対応していることが多く、急な故障でも作業員が駆けつけてくれます。
また、シャッターメーカーゆえに対応マニュアルや作業員の質がしっかりしており、確実な修理が期待できます。部品の取り扱いも多いため、純正部品を使用できるという点もメリットの一つです。
しかし、高い信頼性の分、修理費用が高額になりやすいという点には注意が必要です。
シャッターメーカーは地域密着型ではないため、エリア指定があったり、出張費用などが発生したりすることがあります。また、夜間の修理の場合、割増料金がかかることもあるでしょう。
そのため、費用をなるべく抑えたい方はシャッターメーカーの依頼は考えた方が良いです。
シャッター修理業者
なるべく費用を抑えてシャッター修理をしたい方は、シャッター修理業者がおすすめです。
シャッター修理業者とは、販売ではなく修理をメインに行う業者で、大手メーカーから独立した職人さんが営んでいることも少なくありません。
対応エリアが狭い分出張費用などがかからないため、シャッターメーカーよりも料金が安く設定されていることが多いです。
しかし、業者によって技術や経験に差があり、信頼性が担保できないというデメリットもあります。
業者選びに失敗したくない方は、マッチングサービスや口コミサイトで評価を確認してから依頼するようにしましょう。
自分で修理する
メーカーや業者に依頼せず、自分で直すという方法もあります。
自分で直せる範囲の故障であれば、パーツの購入費用だけで修理できるため、安く済ませることができます。
しかし、シャッターは様々なパーツからできているため、修理には専門知識や高い技術が必要です。また、修理方法を間違えると、さらなる故障やケガの原因にもなります。
そのため、掃除や潤滑油だけで修理できそうな場合を除いて、シャッターの修理はプロに任せるのが安心でしょう。
シャッター修理費用の相場
シャッター修理にかかる費用の相場は、5万円が一般的です。
上記のグラフは、2016年の弊社の実績に基づいたヒストグラムで、5万円台がボリュームゾーンであることは一目瞭然です。
しかし、シャッターは故障したパーツや内容によって修理費用に大きな差が出るため、あくまでも相場であるという点に注意しなければなりません。
スラット部分の凹みの修理のように2万円程度に収まるケースもあれば、電動シャッターの全交換のように25万円を超えてしまうケースもあります。
そのため、修理にかかる確実な費用を知りたい方は、見積もりをとることをおすすめします。
また、次の項目でパーツやケース別の修理費用を解説していくので、そちらもぜひ参考にしてください。
【ケース別】シャッター修理費用
シャッターの修理費用の一般的な相場が5万円であるということは前述した通りです。
ここではケース別の修理費用相場を解説していきます。
下記の表は、シャッターのケース別修理費用をまとめたものです。
ケース |
費用相場 |
---|---|
メンテナンス |
5,000円~8,000円 |
手動シャッターの調整
|
10,000円~15,000円 |
スラットの寄れの調整 |
15,000円~30,000円 |
スラットの凹みの修理 |
20,000円~ |
中柱の交換 |
15,000円~30,000円 |
障害物検知装置の交換 |
30,000円~40,000円 |
水切りの交換 |
35,000円~50,000円 |
スプリングシャフトの交換 |
65,000円~80,000円 |
電動シャッターの送受信機の交換 |
40,000円~ |
電動シャッターの制御盤の交換 |
100,000円~150,000円 |
手動シャッターの電動化 |
150,000円~200,000円 |
スラットの交換 |
1枚5,000円~ |
シャッターの鍵ユニットの修理 |
20,000円~ |
シャッターの全交換 |
150,000円~ |
シャッターのメンテナンス(5,000円~8,000円)
シャッターのメンテナンスにかかる費用は、5,000円~8,000円が相場です。
スラットや中柱から、シャッターケースを開けてスプリングシャフトなどの点検も行います。
故障が見つかり修理となれば、パーツや内容に応じた修理費用が発生します。
手動シャッターの調整(スプリングシャフトの調整)(10,000円~15,000円)
手動シャッターの調整、主にスプリングシャフトの調整の費用相場は、10,000円~15,000円です。
スプリングシャフトとは、手動シャッターの動力部を指し、バネでスラットを巻き取る機能を持っています。
スプリングシャフトの構造にはバネが含まれるため、使用しているうちにゆるみが生じます。
シャッターの動きが重くなった場合に、スラットのゆがみやサビとともに原因としてよくあるのが、このスプリングのゆるみです。
スラットやシャッターケースを取り外さなければ修理ができないため、大がかりな作業となり、高い費用が発生します。
スラットの寄れの調整(15,000円~30,000円)
スラットの寄れの調整にかかる費用相場は、15,000円~30,000円です。
スラットとは、正面のドアの部分を指し、シャッターの顔とも言えるパーツです。
ホコリや汚れがたまりやすく、サビなどによる不具合が生じやすい場所とも言えます。
スラットに不具合が生じたまま無理矢理開け閉めしようとすると、斜めで止まってしまうことがあります。
これはスプリングシャフトの劣化により、左右どちらかにスラットが引っ掛かることが原因の一つとして考えられるでしょう。
無理に引っ張って直そうとすると、余計に症状が悪化する恐れもありますので、寄れが生じた場合は業者への依頼をおすすめします。
スラットの凹みの修理(20,000円~)
スラットの凹みの修理費用相場は、20,000円〜です。
スラットは、シャッター正面のドアの部分で、雨風や開閉の影響を最も受けやすいパーツです。
そのため、不具合が生じやすく、シャッターの故障としての問い合わせも非常に多くなっています。
また、車や石など外的な要因でも故障が起こりやすく、凹みを放置しているとその他のパーツへの悪影響を及ぼすリスクがあります。
軽微な凹みの場合は、裏から金づちで叩いて直すことができるため20,000円程度で修理可能です。
しかし、凹みがひどい場合は交換が必要になることもあり、50,000円以上かかってしまうケースもあります。
中柱の交換(15,000円~30,000円)
中柱の交換にかかる修理費用相場は、15,000円〜30,000円です。
中柱とは、2枚のスラットの中央にある連結の役割を持つパーツです。
シャッターを上げている間も中柱は収納せず、外でむき出しのまま使用する方が多いため、スラット同様影響を受けやすくなっています。
長期間の使用によるサビで金属が腐食してゆがみが生じ、次第にシャッターがはまらず開け閉めできなくなります。こういった状態になる前に、交換が必要です。
古い中柱の撤去・固定用具の交換・新しい中柱の設置などの費用が発生することを覚えておきましょう。
障害物検知装置の交換(30,000円~40,000円)
障害物検知装置の交換にかかる費用の相場は、30,000円~40,000円です。
障害物検知装置とは、電動シャッターに標準で取り付けられている安全装置です。
シャッターが下がる途中で障害物を感知すると自動で停止し、未然にトラブルを防ぎます。
便利な機能ですが、センサーが故障していると、「障害物に反応しない」、「障害物がなくてもシャッターが止まる」などといった不具合が起きます。
不具合の原因が電池切れの場合は、自分で電池交換をすれば改善することがほとんどです。
しかし、電池を交換しても改善しない場合、断線など様々な原因が考えられますが、いずれも修理には専門知識が必要となるため、業者へ依頼しましょう。
水切りの交換(35,000円~50,000円)
水切りの交換にかかる費用相場は、35,000円~50,000円です。
水切りは、スラットの一番下の部分を指し、座板とも呼ばれます。
水を切る機能はありませんが、スラットの下部は特にホコリや汚れがたまりやすい部分であるため、管理しやすいように別々のパーツとなっています。
水切りに大きな故障が起きることは少ないですが、定期的に交換しないとサビが他のパーツへ移るリスクがあります。
修理のためには一度、スラットと水切りを固定しているシャッターレールを外さなければなりません。
そのため、撤去費用・交換費用に加えた分のコストがかかるということを覚えておきましょう。
スプリングシャフトの交換(65,000円~80,000円)
スプリングシャフトの交換にかかる費用の相場は、65,000円~80,000円です。
スプリングシャフトは、手動シャッターのスラットを巻き取る重要な機能を持ったパーツです。
シャッター上部のシャッターケースに収納されているため、雨風などの影響は受けにくいと言えるでしょう。
しかし、バネでできているスプリングシャフトの構造上、長期間使用しているとゆるみが生じてしまいます。ゆるみが生じるとスラットの動きが悪くなるなどの不具合の原因となります。
前述したように、軽いゆるみであれば調整だけでシャッターの動きは改善するため、20,000円程度で修理が可能です。しかし、ゆるみがひどくなると交換が必要になるため、どうしても費用は高くなります。
また、シャッターの大きさによってスプリングシャフト自体の価格が変わるため、詳しい費用については業者でしっかり見積もりをとることをおすすめします。
電動シャッターの送受信機の交換(40,000円~)
電動シャッターの送受信機の交換にかかる費用相場は、40,000円~です。
送受信機とは、電動シャッターをリモコンで開閉できるようにするための装置です。
動かなくなる主な原因は電池切れによるものですが、経年劣化などによって送受信機自体が壊れてしまうと、交換が必要になります。
送受信機自体の価格は20,000円〜30,000円程度ですが、撤去費用・取り付け費用を合わせると交換には40,000円程度かかると思っておきましょう。
電動シャッターの制御盤の交換(100,000円~150,000円)
電動シャッターの制御盤の交換にかかる費用は、100,000円~150,000円が相場です。
制御盤とは、電動シャッターの動きをつかさどる非常に重要なパーツです。
「開放」「閉鎖」「停止」の動きを制御しているため、故障するとシャッターの開け閉めが一切できなくなります。前述した障害物検知装置もこの制御盤によってコントロールされています。
制御盤の故障は長期間の使用による劣化が原因となることが多いですが、落雷による故障も少なくありません。
「ボタンを押してもシャッターが動かない」「シャッターから異音がする」というような症状が出た場合は、制御盤の故障を疑いましょう。
制御盤は機械自体の価格が高価なだけでなく、修理には高い専門知識が必要です。
万が一、制御盤に不具合が見られる場合は、なるべく早く業者に修理を依頼しましょう。
手動シャッターの電動化(150,000円~200,000円)
手動シャッターの電動化にかかる費用は、150,000円~200,000円が相場です。
手動シャッターは、シャッターを取り外し、電動シャッターにするためのモーターの取り付けによって電動化します。
また、近くに電源がない場合は、モールなどで延長して電源を取る必要があります。
こういった大がかりな工事となる手動シャッターの電動化は、シャッターを全交換する際と同じくらいの費用がかかります。
そのため、シャッターが劣化し頻繁に不具合が生じるようになってきたタイミングでの電動化がおすすめです。
スラットの交換(1枚5,000円~)
スラットの交換にかかる費用相場は、1枚5,000円~です。
スラットとは、シャッターの正面の開閉するパーツを指します。
サビによる腐食や経年劣化による不具合で、開け閉めしにくくなるなどの症状がひどくなると、交換が必要になります。
スラット1枚当たりの価格は5,000円程度ですが、撤去費用や交換費用を含めると50,000円程度かかると思っておいた方がよいでしょう。
また、スラットの大きさによっても工事費用に大きく差が出るため、詳しい費用については業者で見積もりをとって確認しましょう。
モーター交換(120,000円~)
電動シャッターのモーター交換にかかる費用の相場は、120,000円~です。
モーターは電動シャッターを動かすための最も重要なパーツと言っても過言ではありません。
10年以上使っていると、徐々に不具合が出始め、最終的にはシャッターの開け閉めができなくなります。完全に動かなくなる前に、開閉時に異音がするケースもあるようです。
モーターの交換は修理費用としては非常に高価ではありますが、シャッターの心臓部であるため、修理・交換を避けることはできません。
修理内容にかかわらず、モーターが故障した場合は業者への依頼がおすすめです。少しでも不具合を感じた場合は、早めに相談することでモーター自体の交換にまでは至らずに済む可能性もあるでしょう。
シャッターの鍵ユニットの修理(20,000円~)
シャッターの鍵ユニットの修理にかかる費用相場は20,000円~です。
鍵ユニットとは、シャッターのロック機能を担う部分で、ほとんどの場合、スラットの中央部分についています。
長年使用していると、サビやゆがみによって鍵が回りにくくなりますが、鍵穴に潤滑油をさすことで大抵のケースは改善します。
しかし、鍵の内部が壊れてしまうと、交換が必要です。
錠前部分の交換だけであれば、費用は5,000円程度で済むでしょう。
鍵ユニットの交換が必要な場合は、スラットごと交換となるため、費用は高くなります。
シャッターのカギ部分の故障は、メンテナンスによって悪化を防げるため、ホコリや汚れは定期的に掃除しましょう。
シャッターの全交換(150,000円~)
シャッターの全交換にかかる費用相場は150,000円~です。
シャッターの全交換が必要になるケースはほとんどありませんが、長期間の放置や天災人災によって、劣化・ダメージがひどい場合は全てのパーツを丸ごと交換します。
全交換は、シャッター自体の価格に加えて大規模な工事費用が掛かるため、費用が高額になります。
手動シャッターの場合は150,000円〜ですが、電動シャッターを全交換となると350,000円かかることもあるので、覚悟しておかなくてはなりません。
シャッター全交換にはかなりの費用が発生しますが、セキュリティ面や機能面を考えるとやむを得ないこともあるでしょう。一部修理でどうにかならないか、手動シャッターの場合は電動化との料金比較など、業者に相談して最善の策を検討しましょう。
シャッターの修理費用を安く抑えるポイント
ここまででシャッターの修理にかかる費用の相場は理解できたでしょう。
しかし、シャッターの修理費用は決して安価ではないため、少しでも安く抑えたいと思いますよね。
ここでは、シャッターの修理費用を安く抑えるための4つのポイントを解説していきます。
- 複数の業者に相見積もりをとる
- 修理の範囲を業者としっかり擦り合わせる
- 独立系の修理業者に依頼する
- 普段からメンテナンスを欠かさない
複数の業者に相見積もりをとる
複数の業者に見積もりをとることで、ぼったくりを阻止できます。
修理費用はパーツや内容だけでなく、業者によっても大きく差があります。
そのため、1社のみの見積もりで決定してしまうと、必要以上の費用請求に気付かないなんてことも少なくありません。
また、見積もりをとると、それぞれの業者の特徴やサービス・技術力の比較もできます。
大まかな修理費用は各業者の公式サイトに掲載されているため、最終的にかかる料金が明確な業者を選ぶのもおすすめです。
修理内容や技術力に見合った費用で請け負ってくれる業者にシャッター修理を依頼しましょう。
修理の範囲を業者としっかり擦り合わせる
業者の修理する範囲や内容の話し合いは、無駄な費用の発生を防ぐために重要なポイントです。
シャッターの修理費用は主に、修理費用・パーツ部品費用・その他修理に必要な経費などで構成されています。
例えば、パーツを交換するしないなど、修理内容によって費用は大きく異なるでしょう。
修理業者によっては、知識が無いのを良いことに、必要のない交換修理や故障部位よりも広い範囲の修理を提案して見積もりを作成します。
そうなると、無駄な費用を支払うことになるだけでなく、修理にも時間がかかり、その分シャッターが使えなくなります。
こういったことを防ぐためにも、業者との話し合いは慎重に行いましょう。
また、少しでもパーツや修理に関する知識をつけておくと、価格交渉できるためぼったくりに合いづらくなるでしょう。
独立系の修理業者に依頼する
シャッターの修理を独立系の修理業者に依頼すると、メーカーよりも費用が安くなる可能性が高くなります。
独立系の修理業者とは、販売ではなく修理をメインに行う業者を指し、指定エリアがあるなど地域密着型が多いです。
出張費用がかからないことなどから、大手メーカーよりも全体的に価格が低く設定されています。
また、メーカー独自のマニュアルなどがない分、柔軟な対応も期待できます。
少しでもシャッターの修理費用を抑えたい方は、お住まいの地域をメインエリアにしている業者を探してみましょう。
普段からメンテナンスを欠かさない
定期的なメンテナンスをして、シャッターの故障の防止に繋げましょう。
普段からホコリや汚れを掃除する習慣は、故障の原因となりやすいサビや色褪せを発生させにくくします。
機械部分の掃除は難しいかもしれませんが、スラットやガイドレールなどはふき取るだけで十分効果があります。また、ガイドレールの溝の部分にはホコリや汚れがたまりやすいため、意識してふき取りましょう。
このように、定期的なシャッターのメンテナンスにより、いち早く故障に気付き、症状が悪化しないうちに修理してもらうことで修理費用を抑えられます。
また、決して安価ではないシャッターの寿命を延ばすことにも繋がるでしょう。
シャッターの不具合時は原因や予算に合わせて業者に修理を依頼しよう
シャッターの修理費用は決して、安価なものではありません。
故障したパーツや内容、また修理を依頼する業者によっても費用には大きな差が出ます。
症状が軽い場合は自分でも修理できますが、無理矢理直そうとすると、症状の悪化やケガのリスクにも繋がります。
そのため、シャッターの修理は専門知識を持った業者に依頼するのがもっとも効率的で安心です。
しかし、中には不要な修理で高額な費用を請求してくる悪徳業者もいるため、複数の業者の見積もりを取るなどして注意しなければなりません。
なるべく修理費用を抑えるためにも、日ごろからメンテナンスを欠かさず、ホコリや汚れの掃除はこまめに行いましょう。
鹿島 創一
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