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火災保険を利用したシャッター修理
- 更新日:2019/02/01
2018年には大きな台風が相次いで襲来し、多くの家屋が被害を受けました。そんな中、家のシャッターが壊れたという被害を受けた方もいるかもしれません。弊社でも多くの保険対応によるシャッター修理の対応を行いました。
今後も、大きな台風が襲来することが予想されます。そんな状況の中、どのようにして家や家族の暮らしを守っていけば良いのでしょうか?
今回は、保険を利用したシャッター修理の注意点をまとめてみました。保険にあまり詳しくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
保険を使えるシャッター修理と使えないシャッター修理
保険に加入していても、保険を使える修理と使えない修理があることをご存知でしょうか?保険が使えると思っていていざ修理してみると使えなかったなどということが無いように、どのようなケースで修理できるのか知っておくと良いでしょう。
基本的には、台風や竜巻などの自然災害による被害には、保険が適用されます。一方、保険が適用されないのは、経年劣化による損傷です。年月が経つことで雨風によって自然に劣化していったものや、ネズミなどによって食い荒らされた被害などには保険が適用されません。
しかし、経年劣化が進んで壊れやすくなっていたシャッターが台風や竜巻などによって壊れた、という場合は保険が適用されます。
ただし、加入している保険の種類によって、適用される範囲が異なります。自分が加入している保険の詳細な条件を確認しておくと、いざという時に役に立つでしょう。
火災保険の条件はどこを確認しておくべき?
火災保険に加入しているからと言って、安心しきってはいけません。保険の適用範囲は千差万別です。「火災保険に入っているから大丈夫!」ではなく、ここでご紹介する下記の項目を参考に対象範囲を必ず確認しておきましょう。
そもそも風災特約が入っているか
保険の契約内容をよく確認して「風災特約」が入っているかを調べましょう。風災特約が入っていないと、台風や竜巻などによる被害に遭っても保険が適用されません。
まずは、「風災特約」の条件を確認しましょう。
また、住居から離れているガレージや倉庫のシャッターの場合、保険の内容によっては補償の対象外になる場合があります。風災特約の細かい条件についても確認しておくと良いでしょう。
応急処置が補償の対象になるかどうか
台風などで屋根やシャッターが壊れたら修理が必要になりますが、必ずしもすぐに修理ができるとは限りません。同じ地区の住宅も同じように被害に合っている可能性があり、修理業者がパンク状態になるからです。また、修理にはかなりの額がかかることもあり、保険の支払いがすぐに行われるとは限りません。
かと言って、屋根に穴があいていたりシャッターが壊れていたりしては、住むことができません。そこで、ビニールシートを屋根に掛けたりシャッターを簡単に直したりという応急処置が行われることがあります。
この時、このような応急処置も補償の対象になっているかを確認しましょう。いざという時に、すぐに応急処置のための保険が下りればとても助かるはずです。
20万円の壁
保険の内容によっては、20万円以下の被害では保険金が降りないケースがあります。保険金の支払額についても、確認しておきましょう。
ただし、20万円制限で保険が出ない場合は、業者に相談して解決することもあります。例えば、シャッター以外の被害箇所と合算して20万円以上にするなどです。
あらかじめ確認しておくことで対処ができますから、ぜひ保険内容について確認をしておいてください。
火災保険は入るべき?
そもそも、火災保険に入っておくべきなのかと悩む方も多いと思います。
ここでは、台風でシャッターが吹き飛ぶ確率はどれくらいなのか、自分の家のシャッターは壊れやすいのかなどについて考えることで、保険に入るべきかどうかを検討してみましょう。
台風でシャッターが吹き飛ぶ確率は?
シャッターの構造から、台風で吹き飛ぶ確率はどれくらいなのかを考えてみましょう。
シャッターはそもそも風害対策のために作られているので、風に強い設計になっています。そのため、台風でシャッターがめくれ上がるのは非常に稀なケースです。
しかし、2018年10月の観測史上最高の台風では、重量の電動シャッターまで被害を受けました。電動シャッターが台風で被害を受けるのは、このときが初めてと言われています。ですから、今後も丈夫な電動シャッターが被害を受けるような台風が起きないとは限りません。
ただ、非常に確率は低いものなのでシャッターの補償のためだけに火災保険に入るのはあまりおすすめできません。
そもそも火災保険は火災に対する保険がメインであり、台風などの風災害に対する備えはオプションであると捉えるのが一般的です。よほど台風が襲来しやすい地域に住んでいるのでもない限り、まずは火災保険の方を優先して考えておくのが良いでしょう。
台風で被害を受けやすいシャッターは?
では、台風で被害を受けやすいシャッターとはどのようなものなのでしょうか?
連装という、間に取り外し可能な支柱があるタイプのシャッターは風に弱いと言われています。特に連装の手動シャッターは、シャッターの中でも軽量なので風に弱いです。
一方で、耐風仕様の中柱タイプのシャッターは、台風による被害を受けたという話をあまり聞きません。ただし、耐風仕様の中柱は通常の倍の価格になります。
お住まいの地域の台風被害の状況を考えて、最も適したシャッターを選ぶのが良いでしょう。
火災保険よりも防風対策を重視するべき場合も
店鋪や倉庫のシャッターの場合、防犯の関係上シャッターが閉まらないと帰れない構造になっていることが多いと思います。その場合、シャッターが壊れると閉めることができなくなり、防犯面で問題が起こります。
シャッターに被害が出るほどの大きな台風の場合、その地域にあるシャッターが同時に壊れるので、よほど迅速に手配しないと緊急修理は難しくなります。そのため、修理しないとシャッターを閉められないので、防犯上非常に問題です。
そういった状況をさけるため、上記の店鋪や倉庫でシャッターを使っている場合は、防風対策済みの中柱やシャッターガードといった対策を事前にしておくことも検討すると良いでしょう。
保険を利用する際、業者選びは慎重に!
保険を利用する際には、修理業者選びを慎重に行う必要があります。
保険がおりて修理をする際に、業者が自社で工事を請け負う契約を強制することがあります。そのようなことをしてくる業者は避けた方が良いでしょう。他の業者に契約させないようにして、修理価格を吊り上げてくる可能性もあります。保険金の使用用途は基本的に申請者の自由ですから、信頼のおける業者を選ぶようにしましょう。
ただし、保険申請用の「事故状況説明書」を業者が用意してくれることもあるので、書類作成が面倒な方は業者に丸投げするのもありかもしれません。
ただ、「事故状況説明書」はよく見るとそんなに難しい書類でもないので、ご自身で記入して申請することをおすすめします。
まとめ
シャッターの修理で火災保険を利用する時の注意点をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
台風による被害のシャッター修理は保険適用できる可能性が高いです。ただし、保険によって適用範囲が違うので事前に確認しておきましょう。できれば、保険に加入する前に条件をしっかり把握しておくのがベストです。
ただ、シャッターは丈夫に作られているので、普通の台風ではそうそう壊れません。心配のあまり特約をつけすぎると、保険料が高額になってしまいます。お住いの地域に台風がどれだけ来るのかを考えて、加入すると良いでしょう。
保険申請は簡単にできます。しっかりと条件を確認し、お住いの地域の状況やシャッターの強度に合わせた保険に加入するようにしましょう。
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