【図解】シャッターの構造をプロが解説!各部位の機能・故障原因・対処方法も紹介

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【図解】シャッターの構造をプロが解説!各部位の機能・故障原因・対処方法も紹介

シャッター修理の豆知識
更新日:2026/03/30


シャッターの故障状況を伝える場合などには、構造を理解した上で各部品の名称を正確に説明することが求められるケースがあります。

しかし、シャッターを構成する部品・部位には専門的な用語が多いため、スムーズに伝えられないことも多いでしょう。シャッターを日常的に使うのなら、各部位の機能や名称を事前に確認しておくのが重要です。

ここでは一般的な手動シャッターと電動シャッターを例として、シャッターを構成する部品の名称とその役割を簡単に説明します。

よくある故障原因についても言及するので、シャッターを利用する際にはぜひ参考にしてください。

もし今シャッターの故障や不具合にお悩みで、原因がイマイチわからずお困りの方は、日本シャッターメンテナンスまで一度ご相談ください。

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目次

シャッターの構造は種類によって異なる|全体像を把握しよう


シャッターは種類ごとに内部の構成部品や駆動の仕組みが異なります。構造を正しく理解しておけば、不具合が生じた際にも原因を素早く特定可能です。

ここでは、以下3つの項目に沿ってシャッターの全体像を整理します。

  • 手動シャッターの基本構造
  • 電動シャッターの基本構造
  • 軽量シャッターと重量シャッターの構造上の違い

手動シャッターの基本構造

手動シャッターは、人の手で直接スラットを上げ下げするタイプです。構造は比較的シンプルで、以下の4つが主要な部品です。

  • スラット
  • ガイドレール
  • スプリングシャフト
  • シャッターケース

開閉の動力源は、シャッターケース内部に収められたスプリング(バネ)です。

スプリングがスラットの重量に対抗する張力を蓄えているため、操作者は数十キロに達するスラットを比較的軽い力で持ち上げられます。

手動シャッターは、電気を使わないので停電時にも開閉でき、電子部品の故障リスクがない点がメリットです。

ただし、スプリングの経年劣化によって巻き上げ力が低下すると、シャッターが重く感じるようになるため注意が必要です。

電動シャッターの基本構造

電動シャッターは、モーター(開閉器)の動力でスラットを自動で巻き上げ・巻き下げする仕組みです。基本的な作りは手動シャッターと共通していますが、電気系の部品が加わる点が異なります。

主な電気系部品は以下のとおりです。

  • 開閉器(モーター)
  • リミットスイッチ
  • ローラーチェーン
  • 障害物検知装置
  • 押しボタンスイッチ

電動シャッターは、モーターが発生させた回転力がローラーチェーンを通じて巻取りシャフトへ伝わり、スラットを昇降させる仕組みです。

リミットスイッチはシャッターの上限・下限位置を設定するパーツで、障害物検知装置は人や物の挟み込みを防止する安全機構として機能します。

電動シャッターは便利な反面、電気系統の故障やセンサーの誤作動などのトラブルが起こり得るため、定期的な点検が欠かせません。

軽量シャッターと重量シャッターの構造上の違い

シャッターはスラットの板厚によって「軽量」と「重量」に分類されます。両者の違いは防犯性や用途に直結するため、設置場所に応じた選定が重要です。

種類 特徴
軽量シャッター スラット厚1.0mm以下の化粧鋼板製で、手動でも開閉しやすい。住宅車庫や小規模店舗に多く使用され、価格は比較的安価。ただし防火性能はない。
重量シャッター スラット厚1.6mm以上のボンデ鋼板製で、電動(三相200V)での開閉が主流。工場・倉庫・ビルなどに設置され、防犯・防火・防煙・防水の機能を備えるが、価格は高価。

軽量シャッターのスラット厚は1.0mm以下に設定されているのが一般的です。素材には化粧鋼板が多く使用され、手動でも開閉しやすい軽さが特徴です。

住宅のガレージや小規模店舗の出入口に多く設置されていますが、防火性能は備えていません。

一方、重量シャッターはスラット厚が1.6mm以上あり、ボンデ鋼板などの重厚な素材で製造されています。重量があるため、基本的に電動(大型モーター+チェーン駆動)で開閉する仕組みです。

重量シャッターは防犯性に加え、防火・防煙・防水などの機能を持ち、工場やビル、大型倉庫などに設置されています。

なお、重量シャッターで修理・交換が必要なケースや費用相場を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

重量シャッターの修理・交換が必要な場合とは?依頼する際の価格帯や判断基準も紹介

【図解】手動シャッターの構造と各部品の名称・機能


手動シャッターの構造は、以下の図のような形になっています。

各部位にはそれぞれ役割があり、どれもがシャッターとして機能するために必要なパーツとなっています。各部位ごとの特徴や役割を理解することで、故障の原因を特定したり、修理依頼をするときに話をスムーズに進められたりするでしょう。

以下では、手動シャッターの構造と各部位の名称・特徴について解説します。

スラット

スラットとは、長方形の部材が蛇腹状に連結しているものです。シャッターの開口部のドアの役割をもっており、シャッターケースにコンパクトに収めるために蛇腹状の構造をしています。シャッターの顔とも言える部位であり、スラットを適切に管理するのが使用時の基本です。

一般的にスラットは上記の図のように中柱によって分割されていますが、連結されたスラットもあり、その場合にはシャッターカーテンとも呼ばれます。

スラットは外気に一番さらされるので、腐食しやすい部分です。そのためスチール、アルミ、ステンレスなど、設置場所の環境によっていろいろな素材が使用されています。

現在はスチールのコーティングがよく使用されているため、沿岸等腐食しやすい環境でなければ、スチールで問題ないでしょう。

一方で、デザイン性や高級感を求める場合には、アルミやステンレスを選ぶケースも多いです。しかし、スチールと比較して導入時の価格が1.5倍〜3倍になるため、慎重な検討が必要になるでしょう。

シャッターの材質による違いを徹底比較

吊元

スラットの一番上の部分は、吊元と呼ばれます。この吊元とスプリングシャフトを固定することで、スラットにバネの力を伝えられます。

経年劣化等によって吊元の形が変わってしまったり、突発的に外れたりすると、スラットがシャフトから外れて開閉が不可能となるでしょう。スラットが落下する恐れもあるため、事故の原因となるケースも懸念されます。

安全にシャッターを使い続けるためにも、吊元のチェックはこまめに行っておきましょう。

水切り(座板)

シャッターにおける水切りとは、スラットの一番下についている部位を指します。水切りと呼ばれていますが、雨樋のようには水を切る機能はありません。

スラットの下部は水やほこりがたまりやすい部分ですので、特別に腐食しにくい、もしくは腐食しても容易に交換できるように水切りを用いています。

長い年月が経過すればシャッターの各部位がサビて腐ってしまいます。水切りを交換することで、他の部分のもらいサビが少なくなって耐久性がアップします。

ガイドレール

ガイドレールとは、シャッターの左右に設置されている部品です。ガイドレールにスラットを挟み込むようにすることで、開閉の際にスムーズに動かせるように設計されています。

ガイドレールの溝を通ってスラットが動くため、ゴミなどが溜まらないように注意が必要です。

また、サビなどを放置しているとスラットの動きが悪くなり、シャッターとして使いづらくなる可能性もあります。他の部位と同様に、こまめな確認と清掃が必要なパーツになります。

シャッターがレールから外れた時の直し方についてわかりやすく解説

中柱

シャッターの中柱とは、スラットを連結させるためのパーツです。広い窓口をシャッターで塞ぐ場合、1枚のスラットでは長さが足りないケースがあります。

そういった場合には中柱を利用し、2枚以上のスラットを連結させて使用することが検討されます。中柱は取り外しが可能であり、シャッターを上げている間は外して保管しておきます。

シャッターを閉める際に改めて中柱を設置し、連結させる方法で使用します。

スプリングシャフト

スプリングシャフトとは、手動シャッターの動力部を指します。数十キロあるスラットを、バネの力で巻き取る機能を持ちます。このスプリングとスラットの取り付け位置によって、手動シャッターを上げるときの重さが変わってきます。

シャッターの動きが重くなった場合、サビやスラットの歪みによるズレも影響しますが、一番の原因はスプリングの緩みです。スプリングシャフトはバネでできているので、どうしても時間が経つと緩んでしまいます。

そのため、定期的にスプリングとスラットの位置を調整し、緩みを直す必要があります。毎日使っているとわからないものなのですが、スプリングシャフトは5年もすると新設時と比較して、非常に重くなっています。

オイルアップや清掃でシャッターの開閉の重さが変わらなければ、スプリングシャフトを点検してもらうためにシャッター業者に相談しましょう。シャッターケース内の作業は危険なので、専門業者に依頼するのが基本です。

シャッターのバネの外し方と自分で修理する危険性|依頼する費用や交換事例も紹介

シャッターケース

シャッターケースには、外から見える「露出納まり」と、天井に組み込まれている「天井納まり」の2パターンが存在します。見栄えは天井納まりの方がすっきりしますが、メンテナンス製は圧倒的に露出納まりが優勢となります。

そのため店舗の入り口でどうしてもシャッターケースを隠したいとき以外は、「露出納まり」の導入をおすすめします。

たとえばシャッターの上げ下げが重く、スプリングシャフトの調整を行いたいときも、天井納まりの場合には天井に穴をあける工事が必要となるので、費用面でも割高となります。

プーリー

プーリーとは、シャフトの両脇に取り付けられた円盤状のパーツを指します。プーリーの種類によっては、シャフトの両脇と中央に設置するケースもあります。

プーリーには滑車の役割があり、シャッターの開閉をスムーズにする効果があります。また、シャッターを動かす際にかかる負荷を軽減する点も特徴です。

プーリーは、吊元に固定して使用します。きちんと設置されていないと、シャッターの開閉が上手くいかなくなる可能性があります。

軸受

軸受とは、シャッターの軸を支えるための部品です。全体を支える重要な部品であるため、破損等が起きるとシャフトとスラットが落下する危険があります。

シャッターケースの両脇にある、ブラケットの中に設置されています。

ラッチ

ラッチとは、シャッターを完全に閉じた状態で保持するためのロック機能を持つ部位です。一般的にシャッターの両脇、もしくは片側一方に取り付けて使用されます。

シャッターを確実に固定して安全性を高めるほか、防犯のためにも使用されるパーツとなっています。

ラッチの不具合によってシャッターがロックされていないと、侵入などのトラブルを招く可能性もあるでしょう。

内外錠

内外錠その名の通り、シャッターのロック機能を担う鍵部分です。シャッターの鍵が中途半端に回してある状態を「鍵の半掛かり」と呼び、シャッターがスムーズに動かない原因の一つとなっています。シャッターの動きが悪いと感じたら、まずは鍵がしっかり開いているか確認しましょう。

なお、鍵のメンテナンス方法や種類ごとの特徴については、後述の「シャッターの鍵の構造と仕組み」で詳しく解説しています。

手掛

手掛とは、手動シャッターの開閉時に手をかけるための樹脂製の取っ手パーツです。

スラットの中間付近に設けられた「手掛けスラット」に取り付けられており、利用者がシャッターを持ち上げる際のグリップとして機能します。手掛けスラットには穴が開けられており、手掛部品をはめ込んで使用する構造です。

手掛け部品は素材が樹脂であるため、紫外線や雨風の影響で経年劣化が進みやすいのが特徴です。長年使用していると、ひび割れが生じたり部品自体が外れたりするケースもあります。

ただし、手掛け部品のみの個別交換が可能なため、スラット本体を丸ごと取り替える必要はありません。破損に気づいた段階で速やかに新しい部品へ交換すれば、安全な開閉操作を維持できます。

【図解】電動シャッターの構造と各部品の名称・機能


電動シャッターの構造は、以下の図で確認できます。

手動シャッターと同様の部品もありますが、電動シャッターならではのパーツも多数あります。それぞれの部品の特徴をチェックし、問題がないことを常に確認できるようにするのがポイントです。

以下では、電動シャッターの構造と各部位の特徴を解説します。

開閉器(モーター)

開閉器(モーター)は、電動シャッターの心臓部にあたります。開閉器(モーター)の動力を使って、スラットの開閉を行います。

スラットを上げ下げする頻度にもよりますが、10年以上使っていると不具合が出始め、問題となることが多いです。元々の品質が悪いなど、運が悪い場合には、10年以内での故障も考えられます。

開閉器(モーター)の故障内容としては、「コントローラー不良」「ヒューズの溶断」「保護回路が動作している」「コイルの断線」など、多くの原因が考えられます。いずれの故障の際にも、基本的に専門の業者に修理依頼を行います。

全交換が必要なのか、部分的な交換で済むのかを確認するためにも、シャッター修理業者もしくはメーカーに相談しましょう。

シャッターの寿命は何年?種類ごとの寿命と延命する取り扱い方も紹介

リミットスイッチ

リミットスイッチとは、シャッターの上限や下限を設定しているパーツです。

「シャッターが最後まで下がらない(途中で止まってしまう)」「シャッターが下がっても動作が止まらずたるんでしまう」などの場合には、リミットスイッチに不具合が発生している可能性があります。

問題解決時には簡単な調整だけで済むケースもありますが、多くの場合にはリミットスイッチの交換が必要になります。

ローラーチェーン

ローラーチェーンとは、モーターの動力を巻き取りシャフトに伝える部位です。ローラーチェーンが正常に動いていれば、モーターとシャフトがきちんと連携してシャッターの開閉が適切に行われます。

モーターの動作音がするのにシャッターの上げ下げができない場合、ローラーチェーンが摩耗して切れている可能性が高いです。

経年劣化などで破損することもあるため、定期的な点検で事前に交換するのがポイントです。

軸受けブラケット

軸受けブラケットとは、シャッターケースを支えるための部位です。主にケースの両脇に設置されているパネルの部分を、軸受けブラケットと呼びます。

シャッターのスラットと軸受けブラケットは、非常に近い場所に設置されています。そのため、スラットが傾いたまま使用すると、軸受けブラケットに接触して動かなくなったり、故障の原因になったりします。

巻取りシャフト

巻取りシャフトとは、シャッターを巻き取るための軸を指します。スプリングの中央に差し込まれる形で設置され、プーリーを回転させて吊元を引っ張り、シャッタースラットを巻き取ります。

障害物検知装置

障害物検知装置とは、電動シャッターの安全装置の役割を持ちます。スラットがなにかを挟んだ場合、自動的にシャッターの下降が止まるようになっています。

こちらの機構にはセンサーが使われていて、その受光部の電源が乾電池で賄われています。電動シャッターが上がるのに下がらない状態のときは、この電池が切れている可能性が高いです。

メーカーは1日2回の開閉で、1年毎の電池交換を推奨しています。年に1回程度の交換を目安にして、障害物検知装置をきちんと使えるように備えましょう。

まぐさ

まぐさとは、ブラケットの下部分に設置されているパーツです。シャッターのスラットが通る場所であり、シャッターケースの形を崩さずに使用するために活躍します。

シャッターボックス側についている場合には外まぐさ、内側についている場合には内まぐさと呼称されます。

押しボタンスイッチ

押しボタンスイッチは、電動シャッターの操作パネルを指す部品です。壁面に設置されるケースが多く、「開・閉・停止」のボタンを操作してシャッターの昇降を制御します。

機種によっては、鍵付きスイッチやテンキー式の操作パネルも存在します。

鍵付きタイプは不正操作を防ぐ目的で使用され、第三者によるシャッターの無断開閉を抑止できる仕組みです。テンキー式は暗証番号を入力して操作するため、物理鍵を持ち歩く必要がありません。

店舗や倉庫など複数のスタッフがシャッターを操作する現場では、鍵の管理を省略できるテンキー式が重宝されています。

なお、押しボタンスイッチの不良は開閉不能の原因になるため、反応が鈍いと感じた場合は早めに点検を依頼しましょう。

押し車

押し車は、巻取りシャフトの下部に設置された小型の車輪状パーツです。スラットがシャッターケースに巻き取られる際、スラットをスムーズに誘導する役割を果たしています。

シャッターの開閉時、スラットは巻取りシャフトに沿って巻かれますが、その過程でスラット同士の重なりに偏りが生じるとガタつきや引っかかりの原因となります。

押し車は巻き取り動作を安定させ、スラットの整列を助ける部品です。摩耗や変形が進むとスラットの巻き取り不良が起こり、異音の発生やシャッターの動作不良につながる恐れがあります。

シャッターケース内に収められているため日常的な点検は難しいものの、巻き取り時に異音や振動を感じた際には押し車の劣化を疑い、専門業者に確認を依頼しましょう。

戸建て向け|窓シャッターの構造と各部位の機能


戸建ての窓にシャッターを導入する場合、手動窓シャッターと自動窓シャッター、どちらを導入するかで悩む方は珍しくありません。以下では、それぞれのシャッターの構造をはじめとする基本情報について解説します。

手動窓シャッター

手動窓シャッターとは、その名のとおり手動で操作するシャッターのことです。自動式シャッターには備わっていない、手動窓シャッター特有の構造としてスプリングシャフトが挙げられます。

スプリングシャフトは手動シャッターの動力部を担う部位であり、バネの力によって数十キロあるスラットを持ち上げられます。シャッターが重く感じる場合は、まずスプリングシャフトが緩くなっていないかチェックしましょう。

また、内外錠も窓シャッター特有の構造です。

自動窓シャッター

自動窓シャッターは、電動で開閉するタイプのシャッターです。手動窓シャッターと異なり、リモコンやアプリを使用することで、遠隔地にいる状態でもシャッターを操作できます。

自動窓シャッター特有の構造として、自動シャッター窓の心臓部ともいえる開閉機、モーターが挙げられます。万が一モーターに不具合が発生してしまうと、シャッターの開閉ができなくなるため、注意しましょう。

なお、モーターが故障する主な原因は以下のとおりです。

  • ヒューズの溶断
  • コイルの断線
  • コントローラー不良

これらの不具合は、定期的な点検を実施することで予防できます。

シャッターの鍵の構造と仕組み


シャッターの鍵の構造と仕組みを以下の項目に沿って解説します。

  • シャッターの鍵の種類と特徴
  • 鍵の交換・後付けする際の注意点

シャッターの鍵は、防犯性を確保する上で欠かせない部品です。

鍵の基本的な仕組みは、外側から鍵を回すと錠前に連結されたアームが伸び、先端にあるラッチ(留め具)がガイドレール内のラッチ受けに引っかかることでロックがかかります。

内側にはサムターン(内鍵)が備わっており、鍵がなくても室内側から施錠・解錠が可能です。

シャッターの鍵の種類と特徴

シャッターに使用される鍵は、主に以下3種類に分けられます。

  • ディスクシリンダー
  • ピンシリンダー
  • ディンプルシリンダー

ディスクシリンダーは1970年代に普及した旧式タイプで、古いシャッターに多く採用されています。構造がシンプルなため安価ですが、ピッキングに弱いのが欠点です。

ピンシリンダーもディスクシリンダーと同様に比較的安価で扱いやすいものの、防犯性は高くありません。

一方、ディンプルシリンダーは鍵の表面に複雑な凹凸が施されており、内部構造も精密に設計されています。耐ピッキング性能が大幅に向上しているため、防犯性を重視したい方におすすめです。

鍵の交換・後付けする際の注意点

シャッターの鍵はシンプルな仕組みに見えますが、メーカーや型式によって取り付け方が異なります。

後付けできるかどうかも、シャッターの形状や鍵ユニットの種類で違うため、まずは現状のシャッターに対応する部品があるかを確認しましょう。

DIYで鍵交換を行う場合、現行の鍵が外せるタイプかどうかを最初に確かめてください。シャッター本体と一体型のケースや、廃盤になったメーカー品では、代替部品が見つからないことも珍しくありません。

仮に部品を入手できても、取り付け位置を数ミリ単位で合わせる必要があり、ラッチやスラットとの兼ね合いで開閉不良を起こすリスクもあります。

作業前に商品の規格や互換性を十分に調べ、不安があれば専門業者へ相談するのが良いでしょう。

後付けについては、スラットと一体成型のタイプやアルミ素材で強度に制約があるシャッターでは、鍵を取り付けるための穴加工ができない場合もあります。

防犯性を高めたい場合は、既存の鍵をディンプルシリンダーへ交換する方法やラッチの増設が有効です。

いずれにせよ、シャッター本体との相性が大きいため、メーカーや専門業者に型番を伝えて適合商品を紹介してもらうとスムーズに作業を進められます。

なお、シャッターの鍵の取り付け・交換する方法と費用を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

シャッターの鍵の取り付け・交換する方法とかかる費用

シャッターの鍵を紛失してしまった際の対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

シャッターキーを紛失した際の壊し方・合鍵作成・正しい対処法

シャッター構造から知る故障原因と対処方法


シャッターの構造を知ることで、どのような故障原因があるのか、どんな対処法が考えられるのかがわかるようになるでしょう。たとえば、以下のような症状ごとに故障原因と対処方法があります。

  • シャッターが動かない(手動・電動)
  • 手動シャッターが重い
  • シャッターの開閉時に異音がする
  • シャッターボックスから異音がする
  • 電動シャッターが下がらない

以下では、それぞれの症状毎の故障原因と対処方法について解説します。

シャッターが動かない(手動・電動)

シャッターが動かなくなった場合は、手動と電動で想定される原因が異なります。

手動シャッターの場合、まず考えられるのはガイドレールの不具合です。レールの変形や、石・ゴミなどの異物が詰まっていると、スラットがレール内をスムーズに移動できなくなります。

また、施錠の解除忘れや鍵の半開きもありがちな原因の一つです。鍵を開けた上で再度操作しても改善しない場合は、スプリングシャフトの劣化による巻き上げ力の低下や、吊元の変形・外れが疑われます。

電動シャッターの場合は、電気系統のトラブルから確認するのが良いでしょう。ブレーカーが落ちていないか、コンセントが抜けていないかを最初にチェックしてください。

リモコンで操作している場合は、電池切れの可能性もあります。これらに該当しなければ、モーターの故障、制御基板の不良、障害物検知センサーの誤作動など、機械的・電子的な原因が考えられます。

いずれの場合も無理に操作すると被害が拡大するリスクがあるため、早期に専門業者へ相談してください。なお、シャッターが動かない原因と対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

シャッターが開かない!途中で止まる!手動・電動別で原因と解決策をプロが解説

手動シャッターが重い

手動シャッターが重い場合、スプリングシャフトのバネの反発力が弱まっていることが主な原因です。ほとんどの場合、1回はスプリングの巻き直しで改善します。

しかし、2回目以降はスプリングを巻く余裕がなく、劣化も進んでいるので基本的に交換をおすすめします。

ガイドレールにグリスアップをする方法もありますが、スプリングの寿命を延ばすことができても、重くなったシャッターは改善できません。一方で、サビでシャッターが上げづらい症状の改善は見込めます。

シャッターの開閉時に異音がする

シャッターの開閉時に「キーキー」「ガタガタ」と異音が発生する場合、複数の原因が考えられます。

ありがちなのが、ガイドレールやスラット表面の潤滑油不足です。潤滑油が切れた状態で開閉を繰り返すと金属同士の摩擦が増え、甲高い摩擦音が生じます。

潤滑油不足の場合は、シリコンスプレーをガイドレールに塗布すると改善できます。ただし、グリスや粘度の高い潤滑スプレーは、ホコリが付着して逆効果になるため、基本的にはシリコンスプレーを使用してください。

そのほか、スラットの左右方向へのズレやサビ、ゴミ・砂の堆積、台風や衝突によるスラットの変形なども原因として挙げられます。放置するとシャッターが動かなくなる可能性もあるため、早めの対処を心がけましょう。

シャッターから異音が発生する原因と対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

シャッターの音がうるさい!異音・騒音の原因と対策を解説

シャッターボックスから異音がする

シャッターボックスから異音がする場合、チェーンが切れかけていたり、スラットがボックス内で干渉していたりといった原因が考えられます。複数の問題が同時に発生している可能性もあるため、まずは異音の原因を突き止めるのが重要です。

多くの場合シャッターボックスの中の昇降機構に問題が生じているため、シャッターの使用を一度中止して、メーカーかシャッターの修理業者に相談しましょう。

電動シャッターから異音発生!原因や音の種類別に適切な対処方法をプロが解説

電動シャッターが下がらない

上記でも簡単に説明しましたが、電動シャッターが下がらない場合には、障害物検知装置の電池が切れている可能性が高いです。前回の電池交換から時間が経っている場合、電池切れを疑うのが最初のステップになるでしょう。

シャッターのマニュアルや各種記事を参考にして、障害物検知装置の電池交換を試してみてください。

【三和・文化対応】電動シャッターが上がるが下がらない!電池交換とリセット方法を解説

参考サイト:株式会社ストラクト

シャッターが壊れた時の修理費用の相場


シャッターに不具合が出て業者に修理を依頼する場合、平均して5万円程度の修理費用が発生します。もちろん、シャッターの故障部位や修理内容によって費用は変わるため、一概に5万円で済むとは言い切れません。

修理範囲別の費用の目安は、以下のとおりです。

項目 費用相場
メンテナンス 5,000円~8,000円
手動シャッターの調整(スプリングシャフトの調整) 10,000円~15,000円
スラットの寄れの調整 15,000円~30,000円
中柱の交換 15,000円~30,000円
障害物検知装置の交換 30,000円~40,000円
水切りの交換 35,000円~50,000円
シャッターの全交換 150,000円~

長期間使用しているシャッターの場合、さまざまな部位にガタが来ていて、複数箇所の修理・交換が必要な場合も考えられます。

まとめての修理・交換となると、費用も高くなるでしょう。まずはシャッターの修理業者に無料の見積りを依頼し、費用の目安を確認しておくのがおすすめです。 シャッターの修理費用にかかる相場の一覧は、下記に掲載しております。ぜひ参考にしてください。

シャッター修理の費用相場はいくら?ケース別の修理・交換にかかる料金内訳も紹介

シャッターの寿命を延ばすには部位ごとの適切なメンテナンスが大事


シャッターには寿命が存在しますが、定期的なメンテナンスを実施することで使用期限を延ばせます。シャッターのメンテナンスにおいて大切なのは、部位ごとの適切なメンテナンスです。

たとえば、屋外に設置するタイプのシャッターはシリコンスプレーを用いることで防水・撥水・潤滑効果を高められます。

なお、屋内に設置するタイプのシャッターはシリコンスプレーを用いる必要はありませんが、ホコリ取りでホコリを取り除いたり、操作レバーや錠部分に緩みがある場合はドライバーで締め直しておきましょう。

シャッターの寿命が延びるメンテナンス方法を解説!

シャッターの構造を理解して、不具合にも冷静に対処しよう


シャッターを使用していると、さまざまなトラブルに見舞われる可能性があります。突然シャッターが動かなくなった場合、無理に動かして余計に症状を悪化させる恐れもあるでしょう。

あらかじめシャッターの構造を把握し、トラブルの事例と対処法を理解しておけば、万が一の故障にも冷静に対応できます。

日常的に使用するシャッターだからこそ、各部位の名称や役割をきちんと確認し、突然のトラブルに備えるのがポイントです。まずは本記事を参考に、シャッターの構造を図で確認して、各部位の特徴や故障の原因になり得る要素を把握しておきましょう。

自力でシャッターのトラブルを解決できない場合は、日本シャッターメンテナンスに任せてください。日本シャッターメンテナンスは累計10,000件以上の施工実績を誇る業者で、国内にある全メーカーのシャッターの修理にも対応しています。

また、業界最安値でシャッターの修理を請け負っており、予算に不安を抱えている方も安心です。無料で出張、および見積もりを行っているため、興味を持った方はぜひ気軽に問い合わせてください。

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この記事の監修者

経歴

シャッター修理の経験は17年以上。大手シャッターメーカーで5年間の製造・施工を経験後、シャッター修理会社に転職。現在は関西地区のチームリーダーとしてシャッター修理工事の指揮を執る傍ら、WEB担当として技術情報の発信も行う。

実績

  • 独立後1000件以上の施工件数
  • 個人宅の窓シャッターから空港倉庫の大型シャッターまで幅広く経験

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