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シャッターの交換時期の目安
- シャッター修理の豆知識
- 更新日:2019/10/10
台風の風や落雷、または長年の使用によってシャッターの動作に不具合が出たとき、修理で済ますか新しいシャッターに交換するか皆さんよく考えると思います。シャッターの交換時期、交換費用の目安やメンテナンスや修理業者の選び方について、ここではシャッターで仕事をしている人間の意見を簡単にまとめました。
目次
シャッターの使用年数によるシャッターの交換時期
そのシャッターどのくらいの期間使用していますか?シャッターの耐用年数は電動シャッター、手動シャッターともにメーカー曰く10年程度となっています。シャッターの職人としても10年から15年くらいでどこかしら不具合が出てくることが多いです。不具合の症状としてはスプリングの緩み、モーターの焼付き、制御盤の故障、スラット、ガイドレールのサビなど様々でどこが最初に壊れるとはなかなか断定できません。強いて言えば昇降機構(スプリング、モーター)が一番影響出やすいでしょうか。シャッターの部品の多くは消耗品なので一部の部品が悪くなってきたら他の部品も同時に寿命が近いことがおおいので10年以上使用しているシャッターの修理を依頼されたときはとりあえず交換のご提案もすることにしております。よく聞く話だと思いますが、5万円でモーターを直して、その3ヶ月後に制御盤が故障するなんて不幸な事例もあります。ただなにもなく20年、30年動くシャッターもあるのでそこはよく考えた上で検討してください。シャッターの耐用年数についてはこちらにも書きましたので参考にしてください。
故障箇所によるシャッターの交換の判断
基本的に耐用年数に満たない場合は不具合部分の部分修理で対応することがコストパフォーマンス的にはおすすめです。たとえば手動シャッターの上げ下げが重いという症状や一部のスラットの凹みなどです。一方、モーターやスプリングシャフトなど昇降機構を交換する際は全交換も検討してもよいかもしれません。それというのもこの昇降機構はシャッターの心臓部であるので交換でもかなり費用がかさみます。ですので、同じお金をかけるならまとめて交換した方がお値段も抑えることが出来るからです。ただこの判断もそのシャッターを今後どのくらいの期間使うかで費用対効果が変わってくるのでそのあたりもよく考えて決めましょう。
シャッターの交換費用の目安
シャッターの大きさや材質のグレードにもよりますが、車庫一台分のシャッターだと手動シャッターで18万円程度、電動シャッターで30万円程度が相場となります。大手シャッターメーカーさんだともう少し高めの見積もりがでると思いますが安くしてくれと交渉すればこのくらいまでは下げられる余地はあるので自信のある方はトライしましょう。ただシャッターの修理交換はかなり料金に幅があるので損したくない方は複数のシャッター業者に相見積もりをとると良いと思います。シャッターの交換費用についてはこちらも参考にしてください。
シャッターの寿命を延ばすためには
シャッターは毎日使うものなので、正しい使用を続けていてもメンテナンスや点検を怠ったまま使用し続けると耐用年数よりもさらに短い期間で故障する可能性が非常に高くなります。メンテナンスをすることで、耐用年数よりも長い期間使用することができますので、こちらでまとめてご紹介します。
・普段からできるシャッターの清掃
一般的なシャッターは金属製なので、汚れを放っておくと、錆びや腐食の原因となります。月に一度、布でシャッターを拭いて砂やほこりを取り除きましょう。これを続けるとほこりが溜まってシャッターの開閉の動作が不安定になることを防ぐことができます。
さらに半年に一度には、シャッターを水で丸洗いしておきましょう。普段の清掃などで取り除けないほこりや異物などを取り除くことでより動作をスムーズにすることができます。
目についたゴミは積極的にとってあげることも忘れないようにしましょう。
・シリコンスプレーを使用する
シャッターの清掃が完了したら、スプレー式のオイルを吹きかけましょう。
ここで使用するスプレーはシリコンスプレーというスプレーを使い、潤滑油は使わないようご注意ください。
シャッターを完全に閉じ切ってからガイドレールにシリコンスプレーを吹きかけます。閉じ切ることでシャッターにはまるレールの部分にもシリコンスプレーがかかります。
ガイドレールの内側、外側、左右4か所を吹きかけていきます。
全て済んだら、開閉動作を数回行って動作確認を行います。最後にシャッターについた余分なスプレーを拭いて完了です。
ちなみに、シリコンスプレーは、滑りが悪くなったサッシやカーテンレール、タンスの引き出しなどをスムーズに動作させるほかにも、切れ味の悪くなったハサミの切れ味を復活させることや、椅子のキャスターの動きの改善などさまざまな用途で使用できますので、シャッターのメンテナンスで余ったシリコンスプレーを活用させてみてください。
潤滑油は、金属の防錆、潤滑を行うもので、錆びついたネジなどを取る際にオススメです。
不安ならシャッターを修理して使い続ける選択肢も
シャッターの交換時期が迫ってきて、新品に交換する以外にも、修理して使うという選択肢もあります。
修理をする際には、スムーズなのがシャッターを設置したメーカーに直接依頼するのがスムーズでしょう。しかし、保証期間が過ぎていて高くついてしまった、ということにもなりかねません。
そうならないためにも、他の業者へ複数見積をお願いし、価格を比較することが大切です。
修理業者の種類
シャッターの修理業者には大きく分けて3種類に分類できます。それぞれ特徴が異なりますのでまとめてご紹介します。
・大手シャッターメーカー
シャッターの生産から販売、修理まで請け負う大手のシャッターメーカーが該当します。全国に店舗や代理店があり、修理を行うのであれば実績は確かです。
・修理専門業者
元メーカー系の社員や、独自に実績を積み上げてきたシャッターの修理だけを直接行う専門業者です。規模は県内、市内であれば担当する、という業者がほとんどです。
実績や対応力などは業者によっても差が大きいためこちらでも比較して見積など行うようにしましょう。
・ネット集客専門業者(マッチングサービス)
ネット専門業者は、直接修理を行うのではなく、地域にいるシャッターの修理業者を紹介する業者です。
「24時間365日受付中」というような文言を見かけるかと思いますが、それはネット集客専門業者の受付を指している場合があり、実際の業者が対応してもらえるかは、直接確認してみなければわかりません。
そのため、修理専門業者と同じように、業者によっては技術力や対応力に差があります。
修理前にやるべきこと
繰り返しになりますが、修理をする前に、複数の業者から具体的な見積もりをもらいましょう。
その際の対応速度、丁寧さなども見ておきましょう。頼みたくないな、と思う業者には素直に頼まないほうが良いです。
また、実際にどんな不具合が起きてどこを修理したいのかを伝えるために原因を特定しておくことで修理業者への伝達がスムーズになり、滞りない修理を行うことができます。
さらに修理前ではありませんが、日ごろから必ずメンテナンスを定期的に行うことで、修理費用が高額にならないことにも繋がりますので、必ずメンテナンスを怠らずにやっておきましょう。
まとめ
シャッターの交換時期の目安となる時期や費用、寿命を延ばすメンテナンスや修理して長持ちさせるための業者の選び方についてご紹介しました。
シンプルなデザインや安価な材質なものを選択することで価格を抑えることができますが、寿命がきて交換をするという機会に手動シャッターの場合は電動化をしてみるなど、いろいろと検討する余地がありますのでじっくりと決めていくのが良いでしょう。
シャッターの交換について簡単にまとめました。10年以上のシャッターで不具合が生じたら、今後そのシャッターをどのくらいの期間使用するのかを考えて交換の判断をすればよいでしょう。
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